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池先生欲してる病、相も変わらず発病中。
こちら、表題作の他【お巡りさんと狐】【雨のトリセツ】【月に一度のお召し上がり】の3作と、表題作の描き下ろし【奥津城村の不愉快な想い出】とお巡りさん~の描き下ろし【狐さんのお巡りさん】の2作です。
今回のこちらは、池先生の作品の中でも割とソフトと言うか柔らかいと言うか、「うん可愛いじゃない」と思える物が多くて、平和に過ぎた気がします(笑)
特に…特に!【お巡りさんと狐】【狐さんのお巡りさん】に出てくる、キョウくんが本当に可愛らしい!!
普段はバレないようにしているつもりでも、何かにつけてお巡りさんの前では耳も尻尾も出ちゃう。
お巡りさんが好きで、頑張って振り向いて貰おうとする姿が健気ですよー、ほぼ色仕掛けで頑張りますけど(笑)
まぁこのお巡りさんも変わった人で、取り合えずナルシスト。服装とか外見の事ばーっか頑張るから、中身のナイ人間だと思われてしまうんです。
そしてソコに現れた狐のキョウくんは、
「お巡りさんは優しい人」
だと言うのです。
お巡りさんと狐さんは一切致すシーンがありませんので(キスで終わり)、もしいつか続きを書かれる事があれば、是非…是非!ケモミミ・キョウくんとお巡りさんのイチャコラが観たいです!(切実な願望)
表題作にしても、淡い恋心で不確かだったものが、突如降ってわいたかのように自覚させられた好き。
ずっと変な誘い方しかされなくて、考えて居る内に自分も相手をと自覚してしまう好き。
それに気付いてからの、攻めの開放感ったらないですね。
「池先生のエロは苦手だけれど、何かやわい物がいい」という方には是非オススメです♪
「奥津城村」の不思議な風習に惹かれて買った作品でした。
まさかこんなに可愛か内容だと思わんかったけんが、ギャップにキュンキュンきたばい!
受けがもうなんだこれ普通に可愛いすぎます。
過去に白兄にアレを抜かれて、その時白雅が謝ってきたことから二人にわだかまりが出来ます。
謝られたことに対して、圭司は「ノリでやってしまったのであって、好きだからしたわけじゃない」のだと勘違いをしてショックを受けます。
でも実は誤解だったことが分かり、二人の気持ちが通じ合います。
そして圭司の東京宅に白雅が来るんですが、圭司の反応が可愛いすぎる!!
二人きりになると緊張しますよね~初々しい~♪
ロストヴァージンの胸の高鳴りが聞こえてくるようでした。
他の同時収録作品も池先生らしい不思議系、だけどほんわかしたお話が入っていました。
「月に一度のお召し上がり」で攻めが電柱にしがみついて「ウソだ!絶対男なんかとヤれねぇって言ってた!」と叫んでいる所が笑えました。格好悪いのが可愛いなんて、ずるいんだからッ!!
ファンタジーものと現代ものがバランスよく収録された一冊だと思います。
しかも1作を除いて日本の田舎を舞台にしたお話で、テーマがよく纏まっています。
全体的に可愛い雰囲気のお話が多いです。特に受けのツンデレ具合とか素直な所にキュンとします。
思い返してみれば、池さんって結構ファンタジーが入ったお話を描かれてるんですよね。
余りそう思ったことがなかったのですが、気づかされなかったということは違和感なく読めてるからなのかもしれません。
池さんの都会的でスタイリッシュな絵柄も大好きなんですが、和装でちょっと懐かしい感じのするお話も素敵です。^^
単行本ではまだ持ってないのですが、「たつのおとしご」を読んでから、池さんの和装の絵を見れるお話をもっと読んでみたいと思っていたのですが、本作品でその願いが叶いました。
しかも…龍も出てくる~!(笑)
龍神の舞のシーンは美しくて何度も見返しました。はぁ~
日本の民話とか伝説がお話が好きな方にはお薦めだと思います。
表題作が方言BLです!
西日本(中国〜九州)の方言だと思うんですが、池さんが九州出身ということを考えると九州かな?
4作品中3作品が、今も神話や伝承が当たり前のように根付いているような日本の田舎を舞台にしていて、少し変わった風習があったり、人を化かす狐がヒト社会に紛れていたり、不思議な力をもった水神(龍神)の子孫が同級生だったりします。
池さんの作品にしては全体的にエロ度は低めで、主人公達の可愛さ、純朴さにきゅーんとさせられるお話揃いでした♪
タイトルと表紙だけ見るとギャグ色が濃そうな雰囲気ですが、おふざけなノリはむしろ他の池作品より低めです。
どれも好きなんですが、一番好きなのは「雨のトリセツ」。
BL未満なお話ですけど、ストーリーそのものに池玲文節が効いてて惹かれるものがあるんです。
舞台は雨乞いの儀式がお祭りとして残っている村で、水神の子孫として生まれ不思議な力を持つ少年と、彼を守るクラスメイトのお話です。
経済が発展して神様なんて要らなくなった現代じゃ“神様の子孫”なんて奇異な肩書きは無用の長物でしかなくって、罔象は「普通の人間に生まれたかった」と悩んで泣きます。
ファンタジーだけど、自尊心をテーマにしたお話にはリアリティがあって、罔象の悩みを解ってあげられる罔象のお父さんの言葉の優しさにはジーンとさせられました。
厳島神社を参考にされたんだろうなと思われる水面にせり出した平舞台で罔象が龍神の格好をして神々しく舞うラストシーンがすごく素敵なのですよ。
1編だけ入ってるファンタジーじゃない作品は池さんお得意のヘタレ攻めで、これがまた萌え♡
池さんの描かれるヘタレは愛おし過ぎます!
何を描かれても萌えるのはファンの贔屓目かもしれませんが、これもやっぱりお気に入りの1冊です。
萌えました~♥♥
キュンキュンしました!
優しいユーモア重視かと思いきや、切なく甘いラブストーリーでしたよ!(笑)
33歳になると生前葬を行うというなんとも変わった慣習の村に生まれた主人公。
今日は幼馴染のお兄ちゃんの生前葬が行われるということで帰郷するわけですが、
彼には、幼馴染と再会しにくい複雑な事情があって…
ようは両想いだったんですけどね!!爆
お互い想いを打ち明けるのに時間がかかったというわけです。
その後の話で兄ちゃんが遊びに来てくれる話があったんですが、
急に恋人同士になったので、まあ気まずいやりにくいwwww
そんな初々しいところがまた可愛かったり♥笑
まあ、そんな恥じらいも捨てて甘える主人公の可愛さは、
読者も危なくなるほどのかわいさでした。襲うぞこのヤロッ!!
サブの化け狐と人間のお巡りさんのお話はもっと見たかった!!
お巡りさんを色仕掛けで落とそうと、女性に化けたりパンツ一丁になったり(?)
いろいろするんですが、まあお巡りさんの方はお巡りさんの方で
「キスしたらしまいだ落ちる。」と思っていて…w
まあキスして落ちます♥www
ただそんなところで終わっているのむず痒いです。もっとその後がみたーいー!
もっといちゃこらな二人が見たかったなあというのが本音です。