現代版シンデレラvラブ!

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表題作夢の家で僕を見つけて

塙武彦 青年実業家 30代
小野木拓 派遣社員/フリーター 24歳

その他の収録作品

  • 潮騒の夢

あらすじ

 両親を亡くし、叔父に酷く扱われながらも懸命に働く拓。ある日拓の窮地を救ってくれたのは、王者の風格を持つ若手実業家・塙だった! 強引かつ傲慢に拓をホテルの部屋にさらった塙は、そのまま拓の気持ちも身体も奪ってしまって…♥ 翌日、塙に案内された屋敷は、拓が幾度も夢で見た家そのもので!? 恋人の手で生まれ変わる、現代版シンデレラストーリー!! 異国の教会で永遠の愛を誓う、ウェディング&ハネムーン編もv
(出版社より)

作品情報

作品名
夢の家で僕を見つけて
著者
夢乃咲実 
イラスト
高峰顕 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048707152
2.3

(6)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
10
評価数
6
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

まさに王道、シンデレラストーリー

やっぱりこの手のお話は夢乃咲実先生お得意だよね~
3年前に雑誌で読んでとても素敵なお話だった記憶があり
再度読み直してもやっぱり個人的に好きな作品でした。
今回のお話の受け様もやっぱりとてもとても健気で
いくら騙されているとは思っていなくても偽叔父&偽従兄弟に
そこまで尽くさなくても・・・ヨヨヨっと涙ですよ。
ほんと、まさにシンデレラのような受け様です。
シンデレラストーリー好きの私には外せないお話でした。
攻め様も無駄におしゃべりなタイプではない大人なので
受け様に誤解されちゃったりするけれど、そこは深い愛情で
がっちり結ばれるわけですから安心!

書下ろしの潮騒の夢はハッピーウエディングらぶらぶ編とでも
申しましょうか、攻め様が受け様をそれはそれは可愛がってます。
書下ろしはエロ多めの気がします(笑)
思いがけない受け様の働きで受け様のお仕事がうまくいくし
婚前旅行が最後はしっかり新婚旅行になってますし
とにかくほっこりと健気な可愛いお話でhappyな気分になれる1冊です。

5

働き者で健気な青年のシンデレラストーリー

この作者さんの3冊目だが、
基本どれも少女マンガのようなシンデレラストーリー。
私はこのパターンが好みではないのだけれど、
こういうのが好き!という方には、王道で読み易いし甘くて幸せになれる作者さんかも。

両親に先立たれ酷い叔父に働かされて暮す貧しい青年・拓が、
青年実業家・塙と出会い結ばれ、しかも!
繰り返し夢に見ていた海辺の日本家屋の相続人だった……
書き下ろしでは、遅まきながら大学生になった夏休みに二人でヨーロッパに出かけ
誰もいない廃墟の教会で永遠の愛を誓う……Ding Dong, Ding Dong!
めでたしめでたし。

……しかしだ。
24歳にもなって、しかも暴力も受けながら叔父達にお金を巻き上げられ続ける生活……
いや、14歳というのならば分かる。
何故にいい歳して何もしないのだっ!?

蓋を開けてみれば実は血の繋がりも何もなく、遺産を乗っ取る為に仕組まれたこと。
いや、君、母親の旧姓も知らなかったということ?

その遺産を管理して拓の行方を探していた弁護士の息子と、
たまたま偶然出会ったり、更には従弟に脅されているところに突然現れたり……
う〜ん、出来過ぎの漫画だなぁ……
しかしHに至る展開は、おお!いきなりそこでなだれ込むんですね〜
ゲイでもなく初体験なのに、本当にいいのかっ!?君っ!?と、
少女漫画にあるまじき急展開で、結構濃厚(笑)

あ〜、ところで。
ヨーロッパ編に出て来たかたつむりのオブジェの公園はどこでしょうね?
作者のアメリカ人彫刻家、イメージとしてはイサム・ノグチみたいな感じかな。


3

王道ストーリー

面白かった、のか?と最後まで思いつつ、しかしサクサクと読めたので、それなりに楽しめたし、楽しんだ作品でした。

貧乏だけど健気で働き者の青年は、実は莫大な遺産を相続出来る権利のある受けでした。
というシンデレラストーリーです。
いかにも夢乃さんのお話だなー!という甘くて、甘くてそれでもって攻めに受けが可愛がられ庇護されるお話でした。
どちらかというと好きなタイプの話なのですが、全体的に物足りませんでした。

表題作は雑誌掲載ということで話がトントン拍子に進んでいくのがなんとも。
恋する要素もなんだか薄くってというか、どこでお互いに体の関係までいけるぐらい恋愛してた?もしくはそこまで気持ちが高ぶった?とか思いながら読んでいました。

続編の旅行編も、駆け足気味でもうちょっとじっくり一か所に腰を据えての話が良かったなーと思うんですが、一ヶ月かけて移動しながらの初めての長いふたりきりの旅行、その最後の仕上げがプロポーズという演出はかなり甘い展開。
これは実際されたらとっても感動的だろうなぁと思いました。

夢乃作品を読むのは何時振りだろうか?ってぐらい久々に読みました。
水上ルイさん同様、甘くて攻めが受けを溺愛しちゃってる話で好きな作家さんなはずなんですが何時の頃からか読まなくなった・・・
なんでかなぁ。
甘い話好きな方にはそれなりに楽しめる内容だと思います。

2

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