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表題作どうにかした日

木鷺松吉,食品会社のバツイチ社員 
茂野至弦,人斬りと呼ばれる部長 

同時収録作品金と黒と先生と。

西世,野島の担任で生活指導教諭,真面目
野島,高校2年生,金髪の生徒

同時収録作品頂上にて

梅金,美術部部長の座を狙う,体格が良い(仮)
山田煌真,芸大進学を控える美術学生(仮)

その他の収録作品

  • また少しどうにかした日(描き下ろし)
  • どうにかしたが止まらない(描き下ろし)
  • あなたがどうにかしてほしい(描き下ろし)
  • 金と黒と先生と。2(描き下ろし)
  • 半年後のどうにかした日(描き下ろし)
  • カバー下(あとがき)

あらすじ

離婚した木鷺は自堕落な生活を送っていた。いつもクールな茂野部長が泥酔し、泣きながら嘔吐するのを介抱する木鷺だったが…。

(出版社より)

作品情報

作品名
どうにかした日
著者
三角社ぴえ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
シトロンコミックス
発売日
ISBN
9784799710319
4.2

(10)

(4)

萌々

(4)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
42
評価数
10
平均
4.2 / 5
神率
40%

レビュー投稿数5

不思議な関係

表紙からして分りますが
可愛いとかカッコいい絵をお好みの方はどうでしょう…
でもねこの太いキャラが場面場面でカッコいいんだからどうしよう(^^;)

離婚して、だらだらと過ぎてゆくある日
寿退社する社員の飲みがあり、その兄で上司でもある人物とお近づきに。
3か月前に離婚した部下と妹を愛してるという上司と。
お互い流されるまま体を繋げるのですが
そこから2人の関係性が何とも言えない。
シリアスかと思えばコメディ。

勿論最初は好意というものはなかったと思いますが
だんだんと、それぞれに芽生える何かが。
気が付けば引き込まれてるお話です。


次は教師と生徒
うん?最初よく解らなかった。
生徒の方から迫っていってますが
一応教師という自分の立場と理性とがせめぎ合ってて
すぐにラブラブ展開とかではないですが
なんだかんだで先生が本気出したら執着とか凄そうかな。


後は部活のお話。
かなりショートだったので正直ここに登場する太いキャラには
私は萌えることはできませんでした。
それなりにお話が伴っていれば
表題作のように太くてもカッコいいと思えるのけど
流石にこのページ数ではね…(^^;)


他のコミックスも読みたくて検索したけどまだないんですね。
ちょっと残念…

1

主人公達がいとおしくてたまらない!

初コミックだそうです、この作家さん!
シュールなコメディなんですが、ちょっとホロっともさせて(本当にほんのちょっとだけど)、何よりそのキャラクターが独特で自分にはモロツボですっ!
絵的には多分はっきりと好みが分かれるでしょう。
何より登場人物が本当にそこらにいそうなもっさりクマみたいな太ったブサイクおっさんというのが、好きな人には大好きだけど・・・その反面、美形は花を散らして本当に美系って感じに描いているし、女子は落書きみたいなヘンな子に描かれているし、ものすごーく特徴的です。
表紙のカラーより中身のほうが断然イイです。

さて、表題ですが、
バツイチでやる気をなくしたもっさり社員・木鷺と、人斬りと呼ばれるとってもツンツンな茂野部長の、おかしくて切なくてほのぼのして、そんな二人のお話です。
シスコンの茂野の妹が結婚することになったその送別会の夜、泥酔して気分を悪くした茂野を木鷺が介抱したところ、ホテルへ連れ込まれ、なりゆきでそういう関係に。
そこから始まる紆余曲折の恋?恋だよね?な物語ですw
木鷺が離婚した理由が、自分でセックス依存症とか言ってるんですが、本当は妻で勃たなかったらしい性の不一致みたいです!?
茂野は、どうして突然木鷺に絡んで、いくらシスコンでショックだったからといって、木鷺とそういう関係になってしまったのか、実のところようわかりません(汗)
自暴自棄だったと言えばいいのでしょうか?
だけどね、段々と読んでいくうちに茂野って几帳面で律儀な人なんだなーってわかるんです。
ただ性格がツンツンで、そのせいで好意が見えなくて、でもそこかしこにその気持ちの破片は落ちているんですよv
そのツンツン具合と、ヘタレで振り回されてそうな木鷺が、時に強引に強気に出たりして、茂野の気持ちを引っ張っていってるというかフォローしてる感じがあります。
木鷺は根がとっても優しい人だという、そこがきっとポイントなんでしょう。
それは本編の中にも、チャラ男後輩社員を庇ったり、花を育てたり、4コマ漫画の中にも現れてるんですが。
性格的にも噛み合わないような二人のやりとりが実に面白く、そのキャラをそのまま体現してる主人公達の絵になっているのが解りやすいと思うのです。
一見茂野の方が優位なようでいて、木鷺の言う通りにしちゃう、裸エプロンとか(爆笑)←実はコレ、すんごい似あってて愉快です♪
茂野は本編中で全然笑わないんです、ただ木鷺といる時に少し見せる恥じらった顔とか、ギャップですごくカワイイ!
ラストのプロポーズ、すごくよかったな~。
とにかく、このキャラを見て愉しんで味わってほしい!と思った一冊です。
もっさり男もいいもんだと思えますヨv

あと、先生に迫りまくる生徒と、未成年淫行を犯してはいけないと拒否する先生×生徒モノ。
美術部の部長を全くタイプの違う美で争うというおばかもの。(そしてここにもクマ男が!?)
それぞれも実にシュールなコミカルがにじみ出ています。

是非是非、この独特な世界を楽しんでほしいな~と思います!!

3

独特な雰囲気惹き込まれた

表題作も同時収録作も、ツボにハマりまくりの物語でした!
独特な絵柄で、大柄のおっさんが細身の男に押し倒されている構図で、これはもしや大男受けかと思いこんだのがきっかけとなり、数年前に電子書籍で購入。結果、大男攻めでしたが、絵柄から物語の運びやら全てにキュンキュンでした。再読しましたがやっぱり良い。

どうにかした日
ノンケ性依存症の大男(部下)×ノンケ実妹へ兄妹以上の感情を持つ神経質男(上司)
お互い特異な性癖を持ちつつも、そこまで暗さを感じさせないギャグテイストな物語で愉快でした。

切っ掛けになった初めのシーンは強烈でした。
いつもは厳しい茂野が送別会(妹:寿退社)で泥酔して、木鷺に開放される。泥酔してるのに無意識で木鷺を誘っている場面がめちゃ面白かった。しらふになるといつもの冷徹男に戻るギャップがたまりません!嫌々言いながらも木鷺に居心地の良さを感じていて、気づけば傍に居るところが可愛かったです。
木鷺は、茂野との一夜の経験が忘れられず、そこはかとなく茂野にアタックし続けて、バッサリとかわされてもめげなずに酒が入ればモノにする。茂野と一緒になりたいと真剣に想っているセリフはありますが、切羽詰まった感は無く全体的にゆるい感じが変に癒されました。
大ざっぱな男と神経質な男で相性は良い!職場でも第三者にカムアウトされてしまったし、木鷺のプロポーズも受け入れてくれたので二人の明るい未来に乾杯です。

金と黒と先生と。
4、50代のしがない世界史教員(担任)×担任に想いを寄せる高2男子
この禁忌な設定がかなり萌ポイントでしたが、担任へ何の躊躇もなく告白して迫り続ける切羽詰まった男子の淡い色気にドキリとしました。一線を引いて抵抗し続けるけど色香にヤられてプッツンと線を越えてしまった担任の歪んだ表現が切ない。更に事後、眠る担任への男子の行動がキュッと胸を締め付けました。2では女装した男子とのプレイもあり、いや、学校は流石にダメでしょうとハラハラ。男子の言葉攻めが印象的でした。

頂上にて
唯一エロなし。一見表題作の二人が学生服のコスプレしてるかと思いましたが全くの別物でした。大柄なガキ大将とナルシストな金持ちの坊。お互いに意識し始めた所で終わるので消化不良ですが、じゃれ合い(喧嘩)が微笑ましかったです。

半年後の どうにかした日
落ち着くところに落ち着いた、通い夫(茂野)と、毎日来る茂野に夕飯を作る妻(木鷺)。甲斐甲斐しく茂野のお世話をするのかな?と妄想しながら読み進め、最後の風呂場シーンは思いもよらない展開でした。Sな茂野!いい仕事をした。

2

臭いのにまた嗅いでしまう絆創膏をはがしたときのアレみたいな漫画

この表紙…当たりかハズレかどっちなの?と、迷いに迷ってやっぱり買ってしまいました。こういう誘惑にほんと弱い。
雁須磨子さん西田東さんにもうちょっとで近づける感じのものすごいヘタウマ(死語ですか…死語という言葉自体が死語ですか)というかね、な、なにこの適当な絵!ヘタウマじゃなくて、ヘタヘタですよ。オッサンもうちょっとカッコイイむさおじに描きようもあろうに!と思うのに不思議とヤじゃない。
・・・可愛くすら見えてくる。なんだろうこのヘンテコな吸引力。
今後とても楽しみです。

2

クマおっさんがお好きなら

きっと、とっても楽しい。

シトロンレーベルらしいっていったらいいのでしょうか、この絵柄の不思議さは。

クマなオッさんと、ツンデレ上司、妹に婚約者、このキャラ達の絵の方向性が、実にバラバラ。
プロポーションやポーズに破綻がないので、基本的に絵はお上手だと思うのですが、マンガとしてのデフォルメが随分な強調されよう。
それでも最初の方は、キャラの顔立ちや体型の特徴の範疇に何とか収まっているのですが、だんだんエスカレートして、、、
茶鬼さんも書いてらっしゃいますが、この独特な世界に入り込めると、とっても楽しいと思う。

その点、「金と黒と先生と」の方が、美少年な高校生にツンデレ眼鏡教師攻めという、耽美な絵柄を安心して楽しめる作品でした。

1

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