ルビーでサクラサクヤさん！？
ちょっと少女なイメージがあるレーベルなんで、しかも短編集ということで、どんなモノなのかな？と・・・
実際読んでみて、ああー、これは続きがあったらもっと面白い、これで完結するのはもったいないな、っていう感じのお話ばかりで、本当に短編集なのがもったいないです（涙）
キャラクターが、それぞれきちんと確立されているので、妄想の余地が充分にあるんですね。
だから、もったいないと思う反面、ってことは優秀なの？とも。
出版社さん、イケズだよね。

表題は、小さい頃から神童と言われ、何をやってもそつがなく優秀な年上のはとこ堅治と、生まれた時からの付き合いで、まめにかいがいしく彼の世話をやく省吾のお話。
傲慢・不遜な省吾への堅治の態度に堅治の同僚は心配するけれど、伊達に生まれた時から一緒にいるわけではない、年下のしっかりぶりに、おかんだな～、、、むしろ年上の堅治が子供でしたｗｗ
好きだと自覚した時に、堅治に喋らせるセリフ・・・「既成事実を作るぞ！」といってセックスに入るあたり、ひょっとして、作者さんの苦労なのかとも（笑）

『見習いシェフと甘い誘惑』将来はシェフになりたくてレストランでバイトする青年と、彼を一方的に好きになる御曹司。
傲慢な御曹司がすごくＫＹで、好きになるのにその傲慢にキれる青年が愉快。
しかし、勤め先のシェフが本当は好きで・・・とか思ったらチャッカリ傲慢とくっついたのが予想外でした！
シェフはどうなるんだ？

『年下男子はいかがですか』年下ワンコ攻め
大学の飲み会で酔いつぶれたＯＢを介抱したら、何だか恋愛のこじれをみてしまったのだが、何と相手は男！

『あなたの一番になりたい』旅館の板場に入った新米板前と、旅館の若旦那。
きびしい修行の中、何かと優しくしてくれる若旦那。
しかし、意外にもこの若旦那がマイペースの策士だったｗｗｗ

『いとしのおとなりさん』９年ぶりに再会したおとなりさんの男子は、小奇麗な男子に育ってました。
すっかりこの年下にメロメロになって年上なのに、何気にワンコ発動してる年上がかわいかったデス。

それぞれに、バラエティのあるお話で、できうればそれぞれの短編に書き下ろしでもいいからオチ的後日談とかついてるともっと楽しかったのにね、とそれがちょっと惜しまれます。

むつこ

11/12/12 17:00

わがままな攻めが可愛い

短編集です。
初読みの作家さんでしたが、わがままな攻めを描くのが上手いですね～！
わがまま攻めは大好きなんですが、なかなか好みのわがままに出会えないもんで、ウキウキしながら攻めのわがままを堪能しました。
なんていうかな、「受けに都合よすぎるわがままだけを言う攻め」ってあまり好きじゃないんですよ。ちゃんとわがままで、受けは本気で迷惑をこうむってるんだけど、そこが可愛い、みたいな。
で、そういう攻めを上手く扱えるのは世話焼き女房タイプの受けだと思ってるんですが、この作品集ではそういうキャラが多くて、とても可愛かったです。
ただ、公私混同の強いパワハラ系の作品はそんなに好きじゃなかったですかね…。

fiona0109

16/09/11 00:57

読みやすい作品でした

この作品がサクラサクヤさんの初短編集だそうです（なんか意外な気もしますが…）。
２０１０～２０１１年に雑誌に掲載された短編が表題作含め全部で５作品と、表題作の短い描き下ろし漫画が収録されています。
全体的にはリーマン、学生、旅館の若旦那や会社社長の息子が主人公なんですが、なぜかセレブな印象が強い気がしました（絵柄がそう思わせるのかも…？）。
どのお話も読みやすかったのですが、個人的には「あなたの一番になりたい」と「いとしのおとなりさん」が好きでした。
旅館の若旦那と健気な料理人という好きなシチュエーションとか、年が離れた年下のちょっと素直じゃない受け様が可愛かったです。
王道なお話なので安心して読めると思います。

もこ

13/05/07 22:14

短編集

この前読んだ「愛玩犬は待てができない」が存外面白く
年上攻の魅力をいかんなく感じてしまったが故の衝動買い
いい加減、一つの作品に当たったら作家買いしまくるのをやめたい。。。
といといて。。
今回短編集であります。
だからこそなのか・・・他の作品でもわりとそうなのですが
好き⇒合体⇒ハッピーエンドが駆け足過ぎるのと、毎度同じパターンで
どうにも脳みそが追いつきませんでした(・ω・`)ん～・・
申し訳ないけどパラ読みでした。スイマセン

最後の再会ものは割と好きでした。
久しぶりに～な再会。可愛く成長した受は男子校でモテモテ
否、小さい頃から男にモテモテ
そんな受が好きだった相手は・・・なお話
これもパターンは一緒なんですが、関係性が可愛いので許す