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現代から過去の平安時代にタイムスリップしてしまった受け様と
左大臣の子息で、頭中将の攻め様との続編ラブストーリーになります。
今回は二度と現世へは帰れないと覚悟を決め、攻め様と恋人同士になり
平安の世で暮らす受け様に新たな試練?が勃発するんです。
そして、攻め様の身にも不穏な気配が・・・・
受け様は自分の先祖が生み出したタイムスリップ出来る仕組みにで過去へ
飛ばされ、攻め様の支えがあって落ち着きを取り戻した日々を送っている。
そこへ新たに平安の世で暮らす為に帝から高位の位を賜り、更に仕事が
陰陽寮になってしまい、帝の情人でもあり陰陽寮のトップでもある清嗣に
スパルタで陰陽師の修業をさせられることになるのです。
そして、平安時代での受け様は、何故か帝の隠し子だと噂されるのですが
本当の事を知る人物たちに噂を否定しないでいる事が懸命だと諭され
受け様は過去においては、格別の高待遇になっていくのです。
そして陰陽寮にも慣れて来たころに、攻め様の結婚話があがり、受け様は憮然
でも、この時代では一夫多妻は当たり前で、わかっていても現代人の受け様は
割り切る事が出来ず・・・でも攻め様の事を考えれば普通の事だと解ってはいる。
複雑な思いに揺れ動く受け様に攻め様は、結婚は一生しないと、受け様だけと・・・
でも、受け様は自分の為に左大臣の子息の攻め様が独身を通すことに歓喜を覚えるが
反対に憂いも覚えてしまう。
そんな悩める日々で、思案気にしていた時に、右大臣子息の惟頼出会い、攻め様の
事で思い悩んで弱って、涙してる様を見られた事で、か弱い姫君扱いされてしまう。
でも、右大臣の息子だが、下心もない真摯な惟頼とは友人関係のようになるんです。
でも、右大臣と左大臣の権力争いは続いていて、攻め様がある日病に倒れてしまうのです。
呪詛なんて信じていなかった受け様ですが、攻め様の名を記した人形を自身で発見して
清嗣に助けを求めるのですが・・・・
今回は受け様大活躍?!なんて設定もあるんですが・・・
時代を超えたファンタジーラブは甘々で平安貴族の愛の言葉には背中がモゾモゾする
表現が多くて、でも、萌え心を刺激されちゃいます。
今回は攻め様の直情型の愛の言霊とは別次元の愛のポエムキャラも出てきて
一段と言葉遊びに磨きがかかってました。
光玲×秀輔篇は完結見たいですけど、こうなると秀輔と交換みたいに現世に飛ばされた
帝の子息と秀輔の兄とのラブも気になりますね。
そちらも是非続編が読みたいと思ってしまいました。
まさか続編がでているとも知らずに今頃になってやっと気がつきました。
タイムスリップものでシリーズ1作目のカプの続編です。
現代から平安時代へトリップしてしまったこちらのお話の方がシリーズ2作目より好きだったので
嬉しい1冊です。しかも完結!
相変わらず絶倫でべた甘な攻様にふりまわされている受様です。
1作目では現代に戻る気だったので、攻様のことが好きになってしまい、平安時代に留まる決意をした受様ですが・・・
こちらに留まるとなると色々覚悟が必要で。作法や言葉使いなんかも勉強しなくてはいけなし
生活の基盤とかね。
まあ、攻様は仕事なんかしないで家で受様を囲っていたいというのが本音なんですが。
続編ならではのぐるぐるも退屈しないで読めました。2人でこれからずっと一緒にいる為の
お互いの気持ちの強さをちゃんと確認できたし、受様のこん後の目標もしっかり決まりました。
一夫多妻制の世でありながら、受様1人を娶ることを決めた攻様も素敵です。
牧山先生の文章は面白くて大好きですが、比喩が飛びぬけて面白いですww
コメディーもありつつ、受様の気持ちに胸がつんとしたりせつなかったり、メリハリがあって
今回も楽しめました。
受様にいつのまにか『月華の君』とかあだ名がつけられてるのがww