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表題作愛と憎しみの迷宮 下

元学友でアラブの王子・カルロス
敬虔なクリスチャンで没落貴族・アイシス

その他の収録作品

  • ディナーには僕を…

あらすじ

アラブの王子カルロスの罠にハマり、男の身でありながらムリヤリ正妻の座につかされた誇り高き貴族アイシス。
さらに、「君が他の男と寝ないように」上半身は男のまま、下半身だけ女にされ…!?『冬の星座』増補改訂決定版!!他、単行本未収録作品『ディナーには僕を…』、『麗人たちの宴』小林智美画展&『妖艶なまなざし』四谷シモーヌコレクションも収録。

作品情報

作品名
愛と憎しみの迷宮 下
著者
山藍紫姫子 
イラスト
紅井採乃 
媒体
小説
出版社
コアマガジン
レーベル
バニラ新書
シリーズ
冬の星座
発売日
ISBN
9784877343033
4.1

(8)

(5)

萌々

(1)

(0)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
31
評価数
8
平均
4.1 / 5
神率
62.5%

レビュー投稿数2

ディナーには僕を

短編小説のタイトルです。
「ディナーには僕を」

表題作よりこっちが好きです。
扉絵の上部に
※このイラストは紛失したため雑誌掲載時のフィルムを流用しました
と書いてあって、(古い作品だけど)こういうこともあるのねと思いました。

変態警備員と高校生の話です。

警備員が高校生の男の子を捕まえて万引きの疑いをかけます。
男の子の鞄から出てきたのは、ゲイセックスの写真集とSMのゲイ雑誌。

もちろん、変態警備員が仕組んだ冤罪です。

他にも何か盗んでるんじゃないかと、全裸にされて尻の穴を調べられます。

それも、注射器のような大きな器具で大量のイチジク浣腸を注がれるんです。

警備員のペニスで栓をされ中を擦られて感じちゃってるのですが、「僕、もうどうなってもいい」と思った男の子はまだ書店の中で、どうやら夢落ちでした。

あっ、でも、タイトルと内容は結び付かないかも。

4

下巻です*ややネタバレ有り

ニューヨークへ到着した二人は、表面上上手くいっている夫婦のように取り繕っていますが、やがてカルロスの浮気も虫が騒ぎ出し、嫉妬したアイシスと…ともうバタバタです。
しかし、全てはアイシスの仕組んだ芝居で、カルロスに愛想をつかせようと目論んだものだったのでした。
ニューヨークからまた島へ戻ったり、カルロスが乗った飛行機が墜落したり、と息つく間もないくらいに下巻はジェットコースター並みです。
が、そのカルロスがいない間にアイシスもゆっくりとカルロスについて考える時間が出来、少しずつ頑ななだけだった気持ちも変わってきます。
そうは言ってもカルロスもかなり酷い男だしねー、と私などは思ったりするわけですが、酷いことをされても結局…、といったところでしょうか。

1

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