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表題作世界のすべてを包む恋

坂本瑛二
高校生
花家和哉
高校生

その他の収録作品

  • 許してあげる
  • 夏が溢れる
  • あとがき

あらすじ

1つ上の幼なじみ・和哉を大切に思う瑛二。高校になり、綺麗に微笑む和哉を意識しつつも遠ざけてしまう瑛二は…! ?待望の文庫化。

(出版社より)

作品情報

作品名
世界のすべてを包む恋
著者
崎谷はるひ 
イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344825444
3.1

(27)

(2)

萌々

(12)

(6)

中立

(3)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
9
得点
79
評価数
27
平均
3.1 / 5
神率
7.4%

レビュー投稿数9

かわいい!

知らなかったらデビュー作とは思わないんじゃないか?というぐらいクオリティーが高かったです。初々しさが残る感じはありますが、あっさりした読み応えの素敵なお話でした。
キャラクターも高校生&お互い初めてなので、全体的に初々しい印象です。

キャラクターについてですが、年上・強がる寂しがりやと受けがかなり好みな設定でなかなか萌えました。攻めも余裕ない感じでかわいくていいですね。

甘々なかわいい話が読みたい方にはおすすめです。

2

イチャイチャ万歳

幼なじみは、クォーターの一つ年上。
幼いころから、見た目と家庭環境で、周りからひどいことを言われてきた和哉は、いつも瑛二の前で泣いていた。そんな和哉に苛立ちと、意味のわからない感情に苛まれ、避けるようになる瑛二。それは、高校生になっても変わらなかったが、この感情は。。。

と、言う感じで前半はお互いがギクシャクから始まります。でも、ほんの些細な事から、2人の関係が近づき、和哉を瑛二が支えることで、気持ちが通うようになります。
ここまでは、もどかしいですが、くっついてからは、もうラブラブ!
和哉が一人暮らしをしたもんだから、しょっちゅうラブラブ!
そして、大学生になった和哉は東京へ。
5ヶ月間会えなかった2人は、和哉のお家でラブラブ!

ラブラブ好きです!イチャイチャも大好き!
だから、満足なのですが、もう少しすったもんだがあった方が、より気分的に盛り上がれたかなぁと感じました。

幸せ気分を、味わいたい方には、オススメです。

2

優しいお話

 坂本瑛二は、隣に住む幼なじみである花家和哉のことが幼い頃から気になって仕方がなかった。
 優しくしてあげたいのに幼すぎてできなくて、酷く傷付けてしまった過去があって、今は少し距離をおくしかなくなってそんな不器用なまた自分がしんどい……
 和哉は和哉で複雑な家庭環境のせいもあって、受身でしかいられなくて、本当は瑛二のことが好きなのに、ささやかなアクションしか起こせなくて、すべてを溜め込んでしまうタイプなので、ほとんどすれ違い。

 けれど、日に日に憔悴していく和哉を見咎めた瑛二が声を掛けたところから、二人の関係が変わり始めて……という話でした。

 思春期のどこか持て余し気味の感情から、少しだけそこから脱出して、ちょっとずつ大人な余裕と言うものを持ち始める家庭の気持ちのゆれがとてもきれいに書かれていて、すごく好きになりました。

 なんというか、最初、そこまででもなかったんですが、読んでるうちにじわじわと染みこんでいく感じ。

 すごく好きです。
 この作家さんの本当の初期の頃の話なので、まだまだ青い部分はあるような気はしますが、充分に楽しめる優しい中に痛さのあるいい話しでした。

2

初々しい二人

崎谷はるひさんのデビュー作(改題・文庫化)。

 初出の新書版が1998年発売なので、執筆はそれより前ということでしょうか。今の文章と比べると若干硬さや読みづらさはあるものの、完成度は高めでした。エッチは今よりあっさりめかな?

 高身長同士で、二人とも格好良くて。なのに、なんだか初々しくて。そんな幼馴染み達が恋を自覚し、成長していく姿が、じっくり丁寧に描かれています。
 ただ、ひとつ苦手だなあと感じたのは『セックス』という単語の使われ方です。崎谷さんの初期作品によく見られる表現ですが、やっぱり少し、違和感を覚えます。それ以外は特に気になるところもなく、楽しんで読めたのでよかったと思います。

2

青くて酸っぱくて甘い

崎谷先生のデビュー作を改題した作品ということで、後書きでご本人も書いておられるように、全体に青々しい。
幼馴染みの高校生同士が、互いに初恋を成就させるお話。

作品の最初の方から、和哉と瑛二それぞれの視点で語られているので、二人がそれぞれ相手が好きな事は読者には明らかにされています。
その、好きな気持ちを隠していることで何だかぎくしゃくしていた二人が、和哉の母親の再婚話をきっかけに、いっきに、、、。

一つ年上の和哉。
年齢ではけして追いつけない瑛二。
瑛二の身長が和哉とならび、追い越す。

幼馴染みの年下が攻め成長する、初恋成就物の基本が、この作品には詰まっています。

3

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