電子限定おまけ付き&イラスト収録
笠井あゆみ先生の表紙を見た時から
一反木綿と耳のでっかい妖怪のかわいさと
白狐のかっこよさと黒髪受けで絶対好きなやつ!!と
期待値マックスに。
色んな妖怪が出てくるし途中ちょっとした謎解きもあっておもしろかったです。
生家の因縁で白狐のもとへ嫁ぐことになった雪原の口が悪くて笑いました。
“クソ狐”って何回言うのw
白鷹も雪原も恋愛若葉マークで、気持ちを通わせるのは最後の最後。
白鷹のことになると冷静になれず、心配して嫉妬してうろたえて、と雪原の葛藤がいじらしかったです。
朝ごはん、これからは一緒に食べられるね♡
見た目6歳児で60歳の松風が大好きです!
こちら、BLアワードにノミネートされており気になって紙本を購入したものの、積読状態だったもの。やっとやっと読めた…!
もう、笠井あゆみ先生の表紙と挿絵が素晴らしすぎてため息が。世界観を完璧に表してくださってる。コミコミさんのアクリルコースターもゲットし、にやにやが止まりません。
そして、小さいもの・可愛いもの好きな方にはたまらない脇キャラオプションも。
メインカプよりむしろ自分はこちらの脇キャラたちに萌えていた気も…
特に自分のお気に入りは、管狐(くだぎつね)の妖・あんこ。表紙左上に浮かんでいる、黒い三角耳の妖ちゃんです。棲みついたレストランで美味しい料理を食べ、「喜びの舞」を踊っている挿絵があるんですが、可愛すぎて声が出ました。悶絶…!
(実はその正体はちょっと想像と違ったけど、変わったのも雪原のおかげということで、ほっこり♡)
内容の方は、白狐の白鷹(しらたか:攻、キツネだけど、名前は鷹…)と雪原の想いのすれ違いがなかなかに長くもどかしく、残りのページ数少なくなってるけど大丈夫〜!?と余計な心配をしてしまったり。
ただ、終盤やっとやっと白鷹が想いを告白し、恋愛中学生脳の雪原も想いを絞り出すシーンはめちゃめちゃ胸が高鳴った…!これぞ「萌」だよね、という感じ。
それまでが長かった分、読者としても喜びもひとしお。
くっついた後のその後のお話がもうちょっと読みたかったな、、という気持ちはあるけれど、そこは脳内妄想で補うことにします( ̄∀ ̄)
約380Pと厚めの一冊だったけれど、とても楽しい読書時間でした・:*+.
橋門のトップに立つ位の高い狐の妖×口の悪い美しい人間弁護士の結婚から始まるBL
ただし毎晩身体を重ねなければいけないという設定付き。
基本的に弁護士である雪原が狐である白鷹に恨みつらみを言ってるうちに好きになってしまった上に失恋を実感して、悲しくなったり寂しくなったり怒ったりと1人奮闘する物語です。
最終的にはハッピーエンド、超大円団なので読後感も文句なしです!
ただ白鷹が気持ちを雪原に告げるまで白鷹からのわかりやすく気持ちが漏れてるシーンとかがほとんどない印象でした。個人的には絶対好かれてるでしょ!失恋じゃないでしょ!こんなにわかりやすいのに!と言いたくなるもだもだが好きなので、読んでるこちらまで白鷹の気持ちどこ…と不安になってしまったのがなんとも…途中まで鹿沼シェフルートもあるのかと本気で疑ってました笑
予想以上のボリュームでした。
一族のしきたりで、会ったこともない顔も知らない妖の狐の元へ嫁ぐことになった雪原(受け)のお話。
鳥谷先生なので攻めは変態紳士かと思いましたが、変態風味なし。
でも誤って呪いのかかった媚薬を飲む羽目になり、早々に超〜濃厚なエッチ+「百回精を注がれないうちは毎日発情する」という呪いがかかってしまう。
えぇ…この先、何回いたすの?と思ったけど、エッチ描写の回数は予想よりは少なかった。
受けの言葉遣いが悪くてザラリとしたものが残りました。
攻めのことを「クソ狐」よばわりするんです。
たまーに勢い余って言うならいいんだけど、やたら「クソ狐」言ってて、読んでてあまり気分の良いものではなかった。ここが残念。
あと読み終わる頃になって、あぁこれって両片思いだったんだ!!ってわかる仕様なんだけど、300P超えの大半の描写が、成就することのない恋を自覚してしまった受けの苦悩&嫉妬の連続なので、ふぅぅ……って気持ちになります。
(私が好きなのは、両片思いものでもお互いに思いあってるのが読んでる側には丸わかりなやつなので。)
最後のほうでようやく種明かしがされて、なんだめっっちゃ攻めは受けのことを愛してたんじゃん!!
もっとそういう陰の努力をいっぱい読みたかった!!!と思ってしまいました。
あと寿命問題はどうなるのかしら?攻めはあと1000年くらい生きるのかしら??
でも、脇役の一反木綿、管狐のあんこなどが超〜チャーミングで癒されたのと、脇役のイタリアンシェフの作るお料理が美味しそうで、楽しめました。
星でいえば3.5なのでおまけして萌萌で。
先祖からの因縁で妖狐に嫁ぐことになった弁護士
弁護士の雪原(受け)は一族の取り決めで、異界の門番を務める妖狐の白鷹(攻め)の元へ嫁ぐことになります。
嫁ぐといっても形式だけで、異界との境門にある屋敷に住むこと。好きな人と結婚出来ないということだけで、上げ膳据え膳で仕事も続けて良いということなので、他に一族に適齢期の候補もいないし結婚願望もないので、受け入れることにするのです。
しかし、儀式の後、花の精に飲まされた酒のせいで白鷹の精を100回受け入れなければならないという呪いをかけられてしまいます。
そんな状態の中、雪原が嫁にもらいたいほど気に入っている行きつけのレストランのシェフからの依頼が舞い込み、その調査を白鷹と行ううちに次第に距離が近くなるのですが‥
視えるだけで力を持たないことや両親が駆け落ちだったこともあり、全く交流のなかった一族の矢面に立たされることになった男が妖狐の伴侶となるまでが描かれています。
一言で言うと、長い!
長編なのはいいんです。
雪原が依頼を受けたカップルの調査の話や「美味しかった」の舞を踊る管狐の話や雪原の側仕えの一反木綿の松風との話は面白がったので。
如何せん片想い(両片想いだけど雪原視点なので)の時間が長い。ほんと長い。380ページ近くもあるのに両思いになるのが最後の30ページほど。
せっかく長いのに話のほとんどが片想いに苦しむ状態は苦痛だった。せっかくページがあるんだから、あんなに苦しむ場面ばかりじゃなくて、両思いになってからのイチャイチャや穏やかな日や仕事再開したあとのこととかその後も読みたかったです。
最後がハッビーなら受けがどれだけ苦しんでもOKという人には大好物かも。
エロはこの作者様ならではで濃いーです。
が、これもほとんどが強制発情のSEXなのでそちらはねっとり長ーく書いてあるのに、両想いSEXはちょっとしかないので、そこも物足りない。
長いのに、なんだか物足りない気持ちになりました。
全体的には恋を知らない雪原が人(妖)を好きになって、伴侶が出来て良かったです。