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表題作兄弟ごっこ

瑠璃川暁彦,理人の初恋相手で著名な経済学者34
鈴野理人,27歳,恩師の招きで准教授となる暁彦の元義弟

その他の収録作品

  • 甘い愛のカプリチオ
  • あとがき

あらすじ

二十七歳の若き准教授・理人は、勤務先の大学に招聘された著名な経済学者の瑠璃川と親しくなった。瑠璃川は十八年ぶりに再会したかつての義兄で、初恋相手。いつまでも燻り続け、忘れられない初恋と決別するために近づいたはずだった。なのに瑠璃川の秘密を知ったことで思いがけず添い寝をする仲となり、再び恋が芽生えてしまう。けれど、理人は瑠璃川の恋愛対象外。元義兄に抱いた叶わぬ二度目の恋に、理人は…?元義兄×元義弟+ワンコ、胸キュン&エロスな恋物語。

作品情報

作品名
兄弟ごっこ
著者
鳥谷しず 
イラスト
麻々原絵里依 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403524394
3.8

(77)

(21)

萌々

(35)

(14)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
10
得点
291
評価数
77
平均
3.8 / 5
神率
27.3%

レビュー投稿数10

上品な変人+ラブリーリアルわんこ

兄弟もの=ドロドロという先入観があり手を出していなかったのですが、どうしても兄弟ものに慣れたくて、よし練習だ!と当作を手に取ってみました。犬が可愛いと漏れ聞いていたのですが、本当に可愛い。そしてドロドロしてなくて、全くもって問題なく、とても楽しく癒され爆笑しました!私のように兄弟とあるだけで避けてる方がおられたら、一度お試しいただきたいわーと思うコメディより甘いお話、雑誌掲載分150P弱+本編の続きの書き下ろし70P弱+先生のあとがき でした。

カラー口絵からしてイケないw。麻々原先生の描かれる見目麗しい二人がベッドで二人横たわっているのですが、上品そうな顔してるくせに兄の手の行先が弟のパンツの中という・・。本編読み終わってからもう一度見返すと笑いが止まらないです。こういう上品な顔してるくせに変人というのは最高です。

そう、この変人の睡眠時のリラクゼーションアイテム?行動?が、恋人の〇マ〇マをにぎにぎするというもので、弟君、恋心故に代理でとそれを受け入れちゃってまあ大変、安眠球→リンゴ飴と名称を変更しつつ、最後までにぎにぎされてます。楽しすぎる。おかしいな変態属性は自分にないはずなんだが。

またアーサーという名の犬がお利口なんだけど天然属性が強くキャラとして最高です。しゃべらないんですが、しゃべってるに等しい雄弁な表情の記載の数々。ああ、こういう癒し犬、一匹欲しい・・・・毎朝の散歩はツライ、どろんこデカ犬もツライが、欲しい・・・

犬がお好きな方、変人好きな方には本当にオススメしたいわーと思った一冊でした。楽しいですよ!

7

兄弟withわんこ

連れ子同士の再婚で義兄弟になったものの、
両親がまたすぐに離婚してしまったため
"元"義兄弟になったふたりが
大人になって再会するストーリーです。



元義兄への初恋を引きずっているため
新しい恋に踏み出せない受け・理人は
初恋を吹っ切るために瑠璃川に告白し
ふってもらおうと思いますが、
弟として甘やかされているうちに
居心地がよくなり、今の関係を壊すのが怖くなって...



鳥谷先生の代名詞ともいえる、
美形で性格、頭も良くて
家柄も良いハイスペックだけど
恋愛経験ゼロでうぶな受けと、
その受けよりもさらに
美形で性格、頭、家柄も良い
超絶ハイスペックだけど変態の攻めです。

鳥谷先生の作品の中でも
変態性は群を抜いているかも。

今までの攻めは、
えっちに関することだけに
変態性があらわれることが多いんですが、
瑠璃川の変態っぷりは、
それだけにとどまらず発揮されています。
帯の「安眠球」って、わんこが出てるし
肉球のこととかかなと思ってたんですが、
本文を読んで正体を知ったときは
笑ってしまいました。

表紙にも出てる瑠璃川の愛犬アーサーが
めちゃくちゃおりこうさんで
すっごくかわいいんです。
おりこうさんなんだけど、
ひょうきんなところもあって最高です。

変態攻めとうぶ受けとわんこと
私の好きな要素がたくさん詰まった作品でした。

6

愛しの安眠球

血の繋がらない兄弟同士の再会ラブ。

安定のスパダリ。そして、安定の変態で迷わず楽しめます。攻めのフェチの内容が変化球で面白い!?
体温まで感じられるようなリアルな描写に笑ってしまいました。

お話は王道でこれといった事件は起こりませんが、安心して読み進められます。日常ほのぼのラブです。
麻々原さんの挿絵もとっても素敵。愛犬のアーサーももふもふで可愛い。

疲れた時にさくっと読める甘々な作品です。攻めのセリフにも癒されますよ。

5

エロ鉄人による、ほのぼの義兄弟もの

いつの間にか「新書館のエロ鉄人」になってますが。ちなみに新書館の「エロ番長」は砂原糖子先生です☆

内容ですが、教授と准教授と言う、義理の兄弟の両片思いものです。
子供の頃に離れ離れになった二人が、大人になり同じ職場で再会。再び親交を持つ事になりますが、とある事情から、特殊な癖を持つ瑠璃川の為に、理人は添い寝をする事になり-・・・というものです。

表紙から想像がつく通り、甘くてほのぼの系の可愛らしいお話です。
ちょっとした事件なんかは起きますが、基本的には義理の兄弟である二人とワンコとの、ジレジレした両片思いとほのぼの日常がメイン。
ある意味、主役以上に目立っているアーサー(ワンコ)もまさに表紙どうりの癒し犬。なんか笑ってるように見えますが、本編でも終始こんな感じで和ませてくれます。

ところで鳥谷作品と言うと変態攻めがお約束ですが、今回も期待どうりの変態ぶりでした。普段は紳士的で穏やかなのに、エッチになるとかなりの変態性を発揮するんですね。また、とある特殊な癖を持っていて陰嚢に執着してます。
なんと言うか、乳首や陰嚢にかなりの敬意を持っていて、まるで意志を持った存在かのように語りかけたりする感じなのですが、ご想像がつくでしょうか?これだけ賛辞されれば、乳首も悪い気はしないだろう、て感じで。

そんなワケで当然エッチがかなり濃厚。個人的に乳首攻めが大好きなのですが、そちらもガッツリあります。そして更に萌えたのが理人の反応。本人は真剣なのに、瑠璃川を止めようとしては逆に煽るセリフをいちいち言っちゃうのがホント萌えました。この状態でそのセリフは明らかに逆効果だから!!

あと、紳士で変態な瑠璃川と共に、理人もかなりいいキャラクターでした。生真面目で仕事に真摯に取り組む姿勢が好印象なのと、それに反して私生活ではプリンが好きで妙に無防備な所がありと可愛いです。絶倫な瑠璃川を満足させるため体力をつけようと、(内緒で)真面目にジム通いをするに至っては、なんか無垢な子供が騙されているようで不憫になってくる・・・。
他、アーサーと一緒に、ベソをかきながら窓に張り付いているイラストが、もうすっごく可愛くて萌えました!

若干1名おかしな院生は出て来ますが、他はみんないい人でやな奴もいません。気負わず、のんびり楽しく読める作品だと思います。

22

紳士と変態は同義語なのか

元義兄弟という一風変わった『兄弟もの』ですが、安定の鳥谷先生節炸裂です(笑)
今回はどんな変態さんかしら〜?とワクワクで読み始めました。
今回は陰嚢フェチです。茎より嚢( ̄▽ ̄)
鳥谷先生の描く紳士なのに変態、そして独特の変態ワードが大好きです(笑)

元義兄弟が再会して…という内容はどことなく品良い雰囲気なんですが、エロ面になるとどっこい濃いです。
それもこれも、攻めの暁彦の性癖ゆえ(笑)
受けの理人の陰嚢をりんご飴と評する暁彦の感性は唯一無二かな( ̄▽ ̄;)

大学でのトラブルや暁彦の元彼登場というトラブル(?)はありますが、全体的に気楽に読み進められると思います。
暁彦の紡ぐ愛の言葉にニヤニヤと笑ってしまいそうなるので、外での読書はおススメできません(笑)

9

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