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表題作恋するブーランジェ

湍崇也,受様がサンフランシスコで出会うビジネスマン
胡桃沢未理,拘りの天然酵母パンのブーランジェリー

その他の収録作品

  • ハウザーの幸せと苦悩の日々
  • あとがき

あらすじ

メルヘン商店街でパン屋を営むブーランジェの未理は、さらなる美味しいパンを追求するため、アメリカに旅立った。そこで見つけたパン屋で、嵩也という男に出会う。パンが好きだという嵩也は、町中の美味しい店を紹介しながらパン屋巡りにも付き合ってくれる。二人は次第に惹かれ合い、想いを交わすが、未理は日本へ帰らなければならなかった。すぐに追いかけると言ってくれた嵩也だったが、いつまで待っても未理のもとに、嵩也は現れず…。

作品情報

作品名
恋するブーランジェ
著者
妃川螢 
イラスト
きりみゆうや 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
シリーズ
猫のキモチ
発売日
ISBN
9784344825420
3

(4)

(0)

萌々

(2)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
11
評価数
4
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

夜に読むのはやめた方がいい

霧壬ゆうや先生のイラストが見たくて購入。
古い作品、今頃レビューしてごめんなさい。
結構いい作品だと思うんだけどなあ。

何がいいって、パンーーーーーーーーーーー
パン好きなそこのお姉さま、覚悟してお読みになって!!!
もうこれ読んだら、何でもいいから(というと本編の受けさんに怒られるんだけど)
焼きたてのパンが食べたくなること、間違いなしっ

受けさん、食べても太らないらしく(ずるいーーーーーー)
本編の中でも 食べて食べて食べまくってます(笑)
それがまあおいしそうなことったら ありゃしない・・・
ああ書いてる今も食べたくなった。

BLとしては、あまあまと思うんですけど、どうだろ。
出会ったときと、くっついてからの、攻めさんの攻めっぷりに
受けさんはとろんとろん という印象です。
ちょっと攻めさんが、もちょっと気遣ったれよ(怒) というところがあるのですが
それでも最後幸せになったらしいので、よしとすんべ。

それよりパン!
あとハウザー!(飼い犬)
犬、パン好きな方はご一読あれ!
太りたくなかったら、夜ではなく、午前中にお読みください。
そして昼は バゲットでサンドイッチね!

2

主役の二人が霞んでしまう程癒される2匹

メルヘン商店街シリーズの新作はパン屋さんと大企業の会長子息の
実業家である攻め様との擦れ違いラブでした。
両親亡き後小さなパン屋さんを開いている受け様は天然酵母に拘った
優しいパンを作る職人なのです。
常に新しいパンを試作し勉強熱心な受け様は一人で切り盛りしてる
お店を休んでパンの勉強をしに、サンフランシスコへ一人旅に出かける。
有名なパン屋を訪ね試食して回る中で、町の小さな名前も有名でない
一見のパン屋さんでとても感動するほど美味しいパンを発見する。

でも詳しく聞きたくても言葉が通じず意気消沈していた時に攻め様に
助けられ、店の主人との通訳をしてもらいながら有意義な時間を過ごす。
そして二人はほんの短い間に恋に落ちてしまうが、受け様は日本へ
帰らなければならない日が来て、なんの約束も無いままに別れる事に。

その時点で既に誤解があるんですよね、受け様は旅先の遊び相手に
されたと思っていて、でも攻め様を忘れる事が出来ない半年を過ごす。
そして攻め様は身軽に動ける立場の人間では無かったために再会するまで
半年もかかってしまったことから再開しても受け様は素直になれない。
そして攻め様は一から口説き落とそうとするのですがそこで攻め様は
店に来た受け様の姉が付けている名前入りのエプロンを見て、受け様が
既に結婚していると誤解してしまう。
それでも攻め様は毎日受け様の店にパンを買いに行くようになるのです。

内容的には冷静にちょっと話し合えば解決するような擦れ違いが拗れて
延々すれ違う事になり、誤解した事が知れるのも本人から出は無く受け様の
姉妹から攻め様がお叱りを受けるような形で解るなんて言う展開で
ちょっとだけ肩透かし気味の後半なのです。

でもこのシリーズに出てくる愛くるしいニャンコやワンちゃんが主役を
喰う勢いで癒しを読者に与えてくれるのですよ!
これだけで私なんか高評価しちゃいます(笑)
短編の受け様の飼い犬視点からのストーリーがなんとも素敵でした。
前作のレオンや黒猫ちゃんも出てきたりしててホントにこんな風に動物同士が
交流があったらなんて想像しちゃうとたまらん状態になってしまう。
癒されモードの作品なので気楽に楽しめると思います。
そしていつも思うのはこの作者様のオシャレセンスですね。

2

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