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表題作ウサギの王国

赤井隆俊,ウサ耳族の王,25歳
稲葉泰英,兎神にされてしまったカメラマン,29歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

泰英が迷い込んだ不思議な島には頭に兎の耳を持つ住人がいた。泰英を「兎神」と呼び、島の王と毎日Hをしなければならないと言うが。

(出版社より)

作品情報

作品名
ウサギの王国
著者
松雪奈々 
イラスト
元ハルヒラ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
ウサギの王国
発売日
ISBN
9784344825925
4

(119)

(46)

萌々

(36)

(32)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
27
得点
473
評価数
119
平均
4 / 5
神率
38.7%

レビュー投稿数27

コメディの中にも切なさあり

主人公が、ウサ耳の生えた人たちばかりが住む島にトリップするお話。
ウサ耳族のトンデモ設定にツッコミを入れるのが楽しかった(笑)

主人公はその島では神とあがめられるのですが
主人公にとっては、それが不幸の元。
攻め様がお慕いしておりますと何度言っても主人公には伝わらず
あがめられているだけで恋愛の対象じゃないんだと思い、すれ違ってしまいます。

攻め様とその弟から贈り物をもらったときの
贈り物の違いは切なかったです。
トンデモ設定なのに、その切なさにやられました。

最後の展開も、2人の愛が感じられて満足でした!

4

とにかく笑え、BLとしても十分萌える!

トンチキ系BLとオススメされていたので読んでみたところ、
想像以上にナナメ上を行ってて笑いがこらえきれませんでした。これはすごい。
かつ攻めは敬語従者系、しかも大男!たまりません!

ストーリーは、
広島に実在するウサギ島、大久野島に訪れていた主人公の稲葉が、
夜にうっかり足をすべらせ、異世界トリップ。
そこはなんと、ウサ耳を生やした大男だらけの、ウサギの国だったのです。
しかも名前が「イナバ」だったので、イナバの白兎神と間違えられてさあ大変。
もてなしたいから、どうか国の王と好きなだけセックスしてくださいと迫られる。

…ええー!?というびっくり展開です。
でも実在する兎島がモデルであったり、稲葉の大学の実学が生きてきたり、何気に現実的でSFチックな部分があったりと、妙に説得力があり、スラスラ読めます。
リアルな部分と、トンチキ設定と、国の王(無骨系敬語イケメン)との恋愛がうまい具合に混ざっています。また、ウサギの国でお世話をしてくれるウサギ人間たちの、なんとも素朴でかわいいこと。癒されます。ただしみんな2mくらいある大男です。

実は続編の「ナス」と「キュウリ」も一気に読んでしまいました。
ここまで読みやすい作品というのもなかなかないので、驚きです。
コメディ系のファンタジーが好きで、気になっている方には是非オススメしたい一冊になりました。

4

途中で飽きることなく楽しめた

一気に楽しく読めました。単にそれだけで[神]評価なんですが・・・
エンターテイメント作品にとって大事だと思うので。

わたしのBL小説読み手歴はまだまだビギナーなのですが、この方の書く文章ってとても読みやすくて、設定の面白さや畳み掛けるようなウサギさん達とのとぼけた発言の応酬など非常に気に入りました。

ただ、イナバの「どうせオレのことなんか・・・」思考のしつこさはちょっと鼻についたかな。いい加減くどかった。
度を越したツンデレとネガ思考には、うへえ〜となります。
けどラブに溢れているし、なんだろう、日本昔話的な牧歌的な・・・この微笑ましい感じすごく好きです。
シリアスで練りこまれた話も好きですが、こういった軽くて楽しくて幸せな話にも、満足感で心が震えます。

人それぞれの好みもあるのでしょうが、超ファンタジーとにかく面白かった!
これから続編も読みます。

3

すれ違いが長すぎる気が

大好きな作品で何度も読み返してますがレビューがまだだったのと、ここ数ヶ月気力がわかずBLをちゃんと読めなくなってたので、大好きなこのお話なら楽しめるかな?と再読してみました。

相変わらず稲葉と島のウサ耳の人々とのかみあわなさ、人々のトンチンカンぶりに笑えます。
そして真面目で紳士なウサ耳の王隆俊にこちらもキュンときます。意外と嫉妬深くて独占欲が強くて、それを知らぬは当の稲葉のみと。

ただすれ違い、誤解、思い込み、深読みが長くて。
稲葉はいきなり毎日エッチしろと言われて戸惑い、抵抗があるのはわかるし、エッチは好きな人とするものだとの主張もわかるんですが。
お互い相手は自分を想ってないと思い込んで。切ないです。このすれ違いが長くてちょっと。

気持ちを確認してからの甘々をもっと読みたかったな。
でも異世界トリップで江戸時代くらいの日本みたいな世界というのも新鮮ですし、そこで根をはり自分にはこの島の為に何ができるか、島民の将来の為に役立てるか、国造りに参加できるのはワクワクしますね。

もう何回も読んでるので島民のトンチキぶりに慣れてしまいそこの部分については特には。何でも性的な事に結びつけて考えたり、変な風に聖人の言い伝えが信じられてきたり、とっても面白いです。よく作者さんはこんなに思い付いたなと、さすがです。

またきっと時間を空けて読み返すでしょう。

1

健気な執着攻め!

とってもおもしろかったです。
コメディですが、家族とのことなど考えると切ない場面もありました。

1

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