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表題作ウサギの国のナス

ウサギの国の王の弟 赤井秋芳 21歳
理容師学校の学生 那須勇輝 20歳

同時収録作品イナバ日記

ウサギの国の王 赤井隆俊 25歳
兎神になった元カメラマン 稲葉泰秀 29歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

目が覚めるとそこは、頭にウサギの耳を生やした人たちの住む島だった。しかも、その島ではウサ耳を触るのは変態行為らしく…!?

(出版社より)

作品情報

作品名
ウサギの国のナス
著者
松雪奈々 
イラスト
神田猫 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
ウサギの王国
発売日
ISBN
9784344828650
3.8

(90)

(29)

萌々

(35)

(15)

中立

(6)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
13
得点
336
評価数
90
平均
3.8 / 5
神率
32.2%

レビュー投稿数13

気になっていたあのキャラが!

前作で良い刺激要素になっていた秋芳君が攻めキャラとして再登場します。
国王とは違った意味で男らしく、只管まっすぐで純真な性格は、今回の主役:ナス君との組み合わせが素晴らしい……!
前作の主役:泰英君はゲイという設定でしたが、今回の受けキャラはノンケ設定なので、その辺りのもどかしさや焦れったさが、くっつくまでの過程が好きな方にとっては特に楽しめるのではないかと思います。
隆敏×泰英カップルのいちゃつきっぷりも健在で、ウサギの王国における相変わらずのカオスな認識や文化にもにやりとしてしまいます。
まだまだ開拓の余地が十二分にある世界なので、ひっそりと続編を待機しております(^ω^)

4

タイトルがすごい

ナスってなんでナス?のタイトル。
前作を読んでいないとなんのことやらでしょうね。
引き続き、とても面白かったです。
勇輝が男らしくウダウダ悩むのが長くてちょっとイラッとしましたが。

わたしの中でのこの作品のハイライトシーン。
他のレビューされた方も書かれていましたが、乳首に団子です。
あーお色気でまた鼻血かなーと思っていたところに予期せぬ爆弾。
松雪先生のこういう発想好きだナァ〜
その後の展開をみると進展のきっかけというか、ターニングポイントというか・・・あーまー食べるよね、っていう。

それ以外にも楽しかったのが、勇輝が泰英に何かアクションを起こすたびに王の不興を買い、そして泰英は翌日体調不良で寝込んでしまうという。
勇輝は「体が弱いのかな?」なんて心配していましたが、前作からの読者からすると、ああ〜そうね!と納得の流れ。
相変わらずの感じです。
最後の泰英の日記(番外編)で詳しく解説されていました。

しかしこういったお話というのは読者を選ぶでしょうね。
わたしはバッチリはまってしまいましたが・・・。
さらなる続編も出ているようなので、また読みたいと思います。

3

ウサギの国、鼻血祭り開催中w

『ウサギの王国』の続編というかスピンというか、また一人、日本人がやってきました♪
最初題名が発表になった時、「ナス!」野菜がどうして!?と興味深々でしたが、それは果たして・・・
世界観があるけれど、また新しくこの国に来たということと、作中で色々なこの国の事情は触れられていますので、
というか、それがあるからこそのビックリ展開(?)設定(?)なので、この1冊単発でもお国事情はわかるようになっています。
やはりですね~キャラクターや恋愛に萌えるというよりは、この国のビックリ風習というか、ソレありきの面白さでした。
主人公のキャラクターも前作とは違う中々に男前なキャラ。
先住の稲葉もいることで結構関わってきますので、その点は違いを楽しむことができました。
今回もコミカルで面白かったですが、神田猫さんのイラストが前作よりも何かすごくよかった気がするのです。
主人公達がいい感じで、秋芳は隆俊よりイケメンな気がするし、那須も色っぽい♪

理容学校の学生の那須勇輝が仲間と大久野島へキャンプにやってきた夜、酔った彼はトイレに行こうとして白ウサギの導きで・・・
目が覚めると、海岸に打ち上げられていて何やら眼の前にウサギの耳がついた大きな男が。
まだ酔っているかとその耳を思わず触ると~!!
また名前を聞かれて「ナス」と答えると~!!
兎神の式神と勘違いされ、変態で淫乱と勘違いされ(理由は本作をばw)
耳を触られた国王の弟・秋芳が那須の面倒をみることになり、ウサギの国での生活が始まります。

全てはこの国の不思議な風習というか習慣というか慣習というか、しきたりというか、人々の性質というか(爆)
もうっ、ほんとうにソレありきなのですよ。
ぶっちゃけると、耳をさわるのは卑猥な行為=変態。
ヒゲを人前で剃るのも、人前でエッチするに等しいこと。
この国に現れた時に最初に王の弟・秋芳の耳を人前で触っちゃったから、那須の印象が決まっちゃったのですね。
本当は童貞なのにwww
那須の何気ない、しかしそれはこの国ではトンデモナイ!な行動に、ウサミミ族はよく鼻血を出します。
こっそり稲葉のヒゲ剃りをしているのを見られた時など鼻血祭りでした。
どさくさにまぎれて、誰か「ひでぶー!」って吹いてました(爆笑)

さて、もうすでにこの国には稲葉がいますから、どうすれば帰れるかわかっているわけです。
皆も兎神の式神が最初は兎神を連れ戻しに来たのかと、不安に思っていたのですが、そうではないとわかるのですが、実際のところ、彼等の感覚で日本人の稲葉を、那須を、ほんとうには理解はしてないようです。(相変わらず色々勘違いしてたしw)
秋芳、稲葉をいいな~と思っていたけど那須がやってきて耳を触られたことで、那須がとても気になる存在に、そして、この国では耳はあるけど、尻尾は普通付いてないのにこの秋芳だけが尻尾があってそれが彼にはコンプレックスなのです。
しかし、それをカワイイと那須が認めて褒めてくれたことで秋芳は那須が本気で好きになっちゃうのです。
そして那須も、秋芳の誠実さにほだされていくのですよ。
それは、ほんとうはウサギ族は精力絶倫でエッチを日に何回もしないといけないというくらいに、なのに秋芳は那須を尊重して、那須としかしたくないと我慢して具合まで悪くしちゃうのです(たまり過ぎて具合が悪くって~!?)
那須、ほだされないわけがないですヨね♪
やってきた帰る日、白ウサギを眼の前にしての那須の決断・・・彼はやはり男前だったです。
両親も仲間も気になるけど、ここは秋芳を♪
しかし、那須も稲葉みたいに寝込むほどにこれから大変なんだろうなw

そして【イナバ日記】では、この那須が来た顛末をイナバ視点で日記風に、
本編中ではちょっと照れて隆俊とのラブラブを人前で見せることはあまりなかったですが、結局のところはラブバカップルなのだというお話を。
もう、彼はこの国に骨をうずめる覚悟をしているようですね。

稲葉がこの国でどうやって貢献しているかという姿も見られたし、仲間ができてよかったと思う所ですが、
伝説によると式神は「ナスとキュウリ」の二体いると!?
ということは・・・今度はキュリが来るのか(爆)
様々な面白い様は、是非に読んで、見て、下さいね♪
多分、前作より良い出来だと思います!

9

所変わればなんとやら

大男に可愛らしいウサギの耳が付いている不思議ワールド「ウサギの王国」続編で
攻めを前作の国王の弟に変えてのスピンオフ。

因幡の白ウサギ伝説の雰囲気のあった異世界、今度も日本現代で常識とされていた
昔話が所々歪曲にエロ方向で語られていたりと笑いのツボを押さえた世界が舞台。
受け主役の那須くんは20才の理容師の卵で友人たちとウサギと廃屋がウリの
観光島へ旅行に来たが、夜に白チビウサギに導かれるように、目覚めれば異世界。
2メートル越えの大男たち老若男女問わずウサギの耳を付けた世界に迷い込む。

不思議の国のア○スや日本の良い子の昔話をネタ的に彷彿とさせてくれる感じが
なかなかシュールで面白い作品。
そして主人公の那須くんのモテない男のいい訳から始まるこの作品、
現実社会ではどこにでもいるような普通の容姿の青年がウサギ王国ではエロさを振りまき
国民を誰かれなく誘う、絶世の美女のようなあつかいを受ける。
所変われば何とやらで、自分が20年間培ってきた常識が一切通用しない異世界。

設定も背景も前作と同じで、ウサギ王国では常識なとんでもエロ行為を普通のことと
してやってしまい変態やら淫乱だと誤解される那須青年が異世界で運命の相手を
手に入れてしまい、現実世界へ戻ることを辞めてしまうまでのお話。
自分たちが常識だと思っていた事が非常識だったら?なんて事が多々あるウサギ王国。
大男にウサギ耳やウサギしっぽのギャップと笑いを詰め込んだ満足の1冊。

7

ヤバイまさかの続編!!

あっ、挿絵さんが代わってるんですね。
でも違和感があまりなかったので良かったです。

今回も1人の日本人(那須)がこの国に迷い込んできた。
今度は誰とかなぁと思ってると国王の弟(秋芳)と。
そして1巻ででてきた「耳掴み」ですが、
今回は最初からみんなの前でやらかしてるし。
おかげで那須は最初から変態扱い(笑)
(そして髭剃りもありますよ)

相変わらず不思議な設定多しですが、とにかく面白い!!
今回は最初からエッチってわけでもなく
那須が自分には大切な人がいると嘘をついて伝えると
それを信じた秋芳は性欲我慢して倒れてるし(笑)
秋芳の方は那須に好意を抱いてるんだけど那須の方はすぐにはね。
でもだんだんと惹かれていって(でも最初はほだされてかなぁ。)初エッチです。

最初はあれだけ帰りたくて満月の夜に兎が現れるのをまってたのに
気がつけば那須だって秋芳をすごく好きになってたってことかな。
帰ることよりも秋芳の側に残ることを選んだのでした。

さて、まさか続きがあるとは思わなかった、この続編(スピンオフ)
でも兎神の式神はあともう1人…
コレはまた続編期待していいのかな(^^)

6

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