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初期作品ということでやっぱり展開に荒削りな部分があったりしますが
ダントツおもしろいいいっぃぃぃ。
ハンサムは嫌いってなんだろ・・・B専なのかなぁと思っておりました。
読み始めたら止まらない~。
(イケメン)ハンサムだけど女にだらしないというか女が嫌いな女好き美容室店長(真壁)と
こちらも美人なカリスマ美容師だけど・・・。ゲイでしかも男の趣味がどうも猫背で頼りなげで保護よくをかきたてられるようなやつがタイプというちょっと変わった人(由比)。
この二人の出会いは最悪で絶対絶対ぜーーーったいないだろ?と読んでて思うのですが
それじゃぁ話になんないよね(笑)
二人のケンカにツキホシや井上さんと同じようにドキドキしながら読みすすめておりました。
真壁の女嫌いだけど女たらしの謎がこのお話のキーになります。
真壁が唯一声を聞いただけで顔を青くする人物真壁姉!ん~男女たらしの女版ってなんかすごそう・・・。由比ですらくらっとくるとかどんなけー?
真壁姉の若かりし頃の行いにより真壁に同情するしそれじゃぁ女嫌いになるのもわかるかも・・・どんでんがえしというかちょっと想像つかない理由にさすがえださん!!
二人のHはちょっと恥ずかしかったです・・・。なんでだろ・・・あんなにケンカしてたのに急にラブラブなんだもん・・・・。勝手にやっててよ!!とノロケを聞かされてるようでした。
ムクさんの絵がとってもまっちしてましたー。
もうひとつのお話~。
不作法な紳士
それなりの苦労をしているおぼっちゃま桜彦と炭職人の克郎。
桜彦がかなりの可愛い顔ってことと克郎がかなりのイケメン・・・・。BLフラグたちまくり(笑)
桜彦目線で話が進むのですが克郎がワイルドでひげや煤をはらうとイケメンとかもううらやましい~。
桜彦は姉にパーティーだとだまされ途中ワインを飲んでいたら意識を失い気づいたら雪の中にほうりだされていた・・・。
そこを克郎に助けられ克郎と短い同居生活をはじめます。
ぼっちゃま生活をしていた桜彦にとって山小屋で炭作りをしている克郎はなんだかすごいように感じ自分がなにもできないことで克郎を見返そうと手伝いを切望します。
最初はただの気の強いボンボンに思えた桜彦にたいして根性があり可愛い顔して純粋なところに魅かれたであろう克郎(私の勝手な妄想です)
家督相続のため姉をハメるのでその手伝いを克郎に切望します。
イケメンだけど無骨な克郎を立派な紳士にしたてようと「プリティーウーマン」気どりではりきります。
家督のためとはいえやりすぎに思える克郎は桜彦とケンカしてしまいます。
そんな時、桜彦の兄が桜彦を強姦しようとし克郎が助けます。桜彦の兄弟をハメようとする意味に気づいた克郎とその作戦を実行することに躊躇する桜彦・・・。
姉に雪山で捨てられ、兄には強姦されそうになり(ほぼやってしまってる)それでも家督にこだわる理由に桜彦の真の強さがみえました。
克郎目線のこのドタバタが見たかったなぁという印象でした。
完全に可愛い桜彦にふりまわされてる克郎です。ん~。
克郎の「マイフェアレディの野郎版だな」で二人の年の差を感じました(笑)
やっぱり、面白かった。
旧版を読んだことが無かったので、どれも初読みでした。
ただ、短編集だから仕方ないのですが、
ダンデライオンのその後を読みたかったな・・・。
1冊に数話が入っていると知ると、どれかのカプのその後を
読めるのかな?なんて、期待してしまうんですよね。
3話、3カプのストーリーが入っていますが、
個人的には、1話目のダンデライオンでの2人が好きです。
美容室の馬鹿息子店長、真壁と、立て直しにやってきた
カリスマ(死語?)美容師、由比のお話。
真壁、本当に馬鹿息子。
女ったらしで、ちゃんと美容室のことを考えない男。
榎田さんの面白いところは、
そんな男にも、そうなったルーツがあって、それを見せてくれるところです。
なので、全然憎めない。
由比も美容師としてプライドを持った働き方で、ステキなのですが、
その反面、結構尻軽だったり・・・ぐれた過去があったり。
ただ、まっすぐな人ってわけではなく、ちゃんと過去があり、
考えがある人たちが登場するのが、面白い。
面白かった(´艸`*)
ぶ厚いのでどーかとおもっていたのですが
読み終えてみればあっという間でした。
そうそう、こういう攻が好きなのだww
◇ハンサムは嫌い
舞台はとある美容室。女にだらしなく、もろもろだらしなく
そんな攻ときっちりな美人受。
ハンサムな男は嫌いだ。そんな受だったのだが・・・
という展開。蓋をあけれみれば、どちらも妙なこだわりというか
苦手意識を持っていただけでいったん気持ちが向いてしまえばw
というやつですね。
受が妙にエロいのもまた美味しいのですが
ホモなんて嫌いだと言っていた攻の変わりようが可愛くていい。
本当は真面目で一途。好きになったら一直線
そんなところが可愛いと思ってしまうのです。
どーしようもない二人のその後がまた気にはなりますが、きっと仲良くやっていくんだろうなーと思うと思わずにやけてしまう。
◇無作法な紳士
壮絶な家督争い
姉には雪山に放置され、兄には媚薬を盛られww
ドタバタ感ありな作品ですが
終わりよければすべてよし。
エロもラブも可愛い作品でした。
旧本のほうで1個レビュー書いちゃってたので
書き下ろしの『苺と秘書』だけの感想です。
「新装版」って書き下ろしというテクニックがあるので
釣られて買ってしまいましたよ。
『ハンサムは嫌い』『無作法な紳士』
どっちの話も面白いですよ!
「美人な美容師の話」と「炭焼き職人の方言がナイスな話」です。
コメディタッチの笑える話なので 結構厚い本ですが
あっという間に読めますよ。
『苺と秘書』は
『無作法な紳士』をまず読んでください。
この書き下ろしだけでは意味不明ですから。
わがままな主がとにかくかわいい!!
主と召使いのお話です。
入院している主(おじさま)が召使いに甘えきっています。
おじさまラブにはたまりません。
短い話ですが 萌えまくりです!
召使いが主に口づける場面で身悶えてください!
02年のゲンキノベルス「ハンサムは嫌い」と05年のゲンキノベルス「無作法な紳士」の再録と、描き下ろしが「無作法な紳士」の主人公父親編になる『秘書と苺』の合計3本が収録された分厚い一冊。
いつも榎田作品を読んで思うのは、”仲間”とか”家族”が登場して、恋人という存在は恋人にとどまらず、まさに「パートナー」として(それは人生のという意味で男夫夫とも違う)出来上がる過程を描かれるなーということです。
根底に流れるキーワードは「家族をつくる」のような感じを受けております。
必ずしもそうでないかもしれないのですが、大半はそうだと思います。
同性同士って、そうなのかも?と、そういう点に非常に共感を呼ぶ素因になっているのではないかしら?
ここに収録された作品もそんな”家族”がキーワード・・・ズバリ!でした。
【ハンサムは嫌い】
母親が社長を勤める大手美容チェーンの一店舗を任されている美容師でもなんでもないただの店長の眞壁。
かれはイケメンなのですが、女性が嫌いなくせに女性にだらしなく、それで前職もやめているし、今いる美容院でも女性関係で売上低迷の原因を作っている。
そこへ、社長直々にスカウトしてきた有名ヘアースタイリストの由比が来る。
彼はゲイであることをカミングアウトし、だらしない真壁にはっきりとキツイ物言いをして、この美容院をもり立てようと頑張る。
女性嫌いでもありゲイを嫌う発言もする、どう見ても馬があわなそうな真壁と由比が一体どうやってくっつくのか?
題名が「ハンサムは嫌い」というのは、由比がとくにB専というわけではないのですが、好みのタイプがくたびれた冴えない感じの男性というくらいで、そうなった理由は特には語られていません。
多分、外見にはこだわらない人を見るということを言いたかった設定なのでしょうか。
真壁が色男だけに、それには惑わされないぞ、という設定でもあるような気がします。
真壁が女性嫌いな理由、家族の特に姉に対する嫌悪が中盤からの核心になっていきますが、そこまで・・・とも思わなくもなく、シスコンがもっとわかるといいかな?と思わなくもない。
キャラクターとしては、真壁は案外いい人だった。そしてやればできる子www
ちょっと印象は薄いかもしれない。
由比は、ゲイであることから家族が崩壊してグレてしまって昔特攻服に身を包み。。。などとかなり面白い設定があります。
なので、見た目中性的で綺麗な外見なのに、男前な言葉遣いをしたりと思いっきり男だったり、でも繊細な部分を持ち合わせていたり、しかし、仕事に対する情熱は、とても好感の持てる上昇志向のよい設定でありました。
この二人がくっつく過程も、なかなかに愉快でよかったのですが・・・
そして、周囲に女性がたくさん登場しますが、強烈だったのは何をしたというわけではないですが、真壁の姉がかっさらった気がします(笑)
他にも美容室だけあって女性スタッフが3人登場しますが、嫌な感じを与える関与の仕方ではなく、特にスタッフ井上の視点もあったりして、彼等の様子を楽しめることができます。
【無作法な紳士】
大財閥の息子である桜彦は、姉に騙されて東北の雪深い山奥に置き去りにされます。
それを助けてくれたのが、炭焼きをしている克郎。
温泉で桜彦の自慰を手伝ったのを逆手にとられ、桜彦の姉への仕返しに脅して加担させることになります。
真っ黒でモサっとした男が、風呂場で見せた男らしい身体、そして綺麗な身なりをするととても素晴らしい見た目に変身をし、
男性版プリティウーマンをやってしまうのだが、そこに待っていたものは・・・
桜彦の過程がかなり複雑です。
実子の長女、父親の妾腹の桜彦、本妻の愛人の子供の瞬也。
この三人がそれぞれに思うことがあり、父親にもしものことがあった場合の家督争いをっしているわけです。
かなり長女がしたたかで、強い女性に描かれており、嫌いなタイプであります。
でも彼女の抱えるモノも知れば、仕方ないかな~と思わなくもない。
桜彦はお坊ちゃんだけど、いい子だと思うのです。
優しいから、やはり厳しい競争は難しいかな?
このお話、恋愛もあるけれど、大きなウエイトは克郎も絡みながらの家族の物語の側面が大きかったような気がします。
【秘書と苺】
桜彦と秘書の百井のお話。
あんな冷酷で鬼のような父親ですが・・・やはりこういう人には同性の方があうのかもしれません。
自分的に、本編2本のカプより、こちらのほうがすごく、すごく、興味があります!!
主従を超えた愛ですね。
全体として、軽めのコメディタッチなお話だとは思います。
ただ、キャラクターに萌えるというよりは、人間の関係性に興味を惹かれるといった話ばかりだったような気がして、このような評価です。
榎田ラインに置いての萌え評価ですからw