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表題作かわいすぎてこまる

名取和馬
27歳,元モデル,パン屋店長
大久保菜人
20歳,専門学校生,和馬の店のアルバイト

その他の収録作品

  • あいしすぎてこまる
  • あとがき

あらすじ

過去の恋愛トラウマのせいで恋愛できずにいた和真。しかし、和真への片想いを隠すこともできない、小さくて可愛い菜人に惹かれ…。

(出版社より)

作品情報

作品名
かわいすぎてこまる
著者
黒崎あつし 
イラスト
夏珂 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344826199
2.7

(9)

(0)

萌々

(2)

(3)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
21
評価数
9
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数6

正に健気受け

かわいらしいカバーイラストとタイトルに惹かれて買いました。

さて他の方のレビューにもありますが、
これは二人のラブストーリーというよりは
攻めさんのトラウマ+ED克服ストーリーだったのかな、と
読み終えてそういうふうに考えました。

そういう意味では、受けくんは色々気の毒だったかなあと
思わざるを得ないというか
現実の世界では、パートナーの苦しみは一緒に苦しむものだけど
バーチャルな世界はもう少し難易度が低くてもいいんじゃないかなと
受けくんを健気に感じる分心が痛みました。

そしてちょっと説教臭いですが、
攻めさんは、元恋人の事も受けくんの事ももっと信頼するべきだったんじゃないかなー
なんて。
結ばれた後は受けくんはもっと攻めさんを困らせているといいと思いました。

男の人もデリケートですよね。色々と。

0

うん、可愛かったです。

お話の内容は全体的に甘く、大変読みやすかったです。
しかし読みやすいとツルっと引っかからずに終わってしまうから困ったものです。
なんせキャラ設定も可もなく不可もなくなので。
このキャラ嫌いかと聞かれると、そんなことはないんですが、
かと言って萌えたかと言われると、萌えられませんでした^^;

本作品では攻めがEDというネタが出てくるのですが、
過去の恋人の時もEDになり、
そして今の彼とやっている時にもEDになるんですが。
その時、受けが「前立腺マッサージしてあげようか?」って言うんですよ。

できれば。できればッ!そこで襲われ攻め展開があったら、
良い意味でも悪い意味でも引っかかる展開になっていたかな、と思いました。

イラストは良かったです。
表紙のグラデーションも色合いが綺麗でした♪

1

いかに『かわいい』と思ってるかはよくわかったよ。

これは、ラブじゃなくて和真(攻)のEDがメインテーマなの?と感じるくらい、そちらに重点が置かれていた気がしました。それも『いかにEDを治すか』というより、もともとの原因である和真の元彼との過去にシフトしちゃってるような。

菜人(受)は、年齢不相応に『可愛い』んですが、最初のイメージよりもずっとしっかりした大人でしたね。ただただ甘えん坊の可愛い子ちゃんじゃなかったところがよかったです。

ラブ面では、あのHはちょっといきなりすぎてびっくりでした。まさに身体から、というか、キャラクターの『繊細さ』を強調しているわりに、あの流れはストーリーに馴染まないように感じました。。

黒崎さんの作品でよく思うんですが、かなり重苦しいエピソードを持って来るわりに、その後の展開や収束があっさりというか軽く感じてしまうんです。別にドロドロを期待しているわけではなく、だったらはじめからそこまでの設定にしなきゃいいのに、っていうことなんですが。

それと、黒崎さんは時々ちょっと気になる言葉の使い方をされることがあります。同じ言葉や表現を何度も何度も繰り返したり。
今回は『ポンコツ』がしつこすぎて、ちょっとうんざりしました。←ちなみに、和真が『EDの自分』を指して言うんですが、いくら自称でも気分よくなかったですね。

それから、脇とはいえキャラクター名の誤りは、読んでいて気になりました。1ヵ所なら仕方ないと思えますが、前半と後半で完全に名前(姓)が違うというのはあんまりじゃないでしょうか。
和真の元彼なんですが、後半に初めて名前が出て来たときは『・・・誰、これは』と素で考えてしまって、読み進めて誤植(というのか、これも)だと気付いて脱力しそうになりましたよ。

まあそれはともかく、ストーリーもキャラクターも、これといったものはないんですが、まあまあかな。
黒崎さんは好き作家さんですが、 ルチル文庫の黒崎さんは、私とはあまり相性が良くないんですよ。でも、その中ではまだよかったです。

3

良くも悪くも

黒崎先生のお話は、当たりハズレが大きいと・・・個人的に思っていましたが・・・この作品は、正直・・・ハズレかな?

好きな本もあるので、嫌いな作家さんではないんですけどね。

攻めさんの年令設定と、攻めさんの「真面目で凄いところ」がイマイチ見えてこない・・・。
受けちゃんが、必死で攻めさんの好きなところを言う割には、その場面にリアリティーが無く、「仕事に妥協しない」と言うかのがスッゴク薄く感じました。

それに、受けちゃんとの初Hも、あれよあれよと始まっちゃって、「え~攻めさんの本命って、受けちゃんだったの!?」と、心の中でびっくりしてしまう位、流れが唐突な気がしました。

Hの場面もスル~って感じで終わっちゃったしね。前に付き合ってた彼の登場も、いきなりだったし・・・。
スッキリしないお話でした・・・。

個人的にはやっぱり、黒崎先生は「デロアマ」位こてこてのお話の方が好きだな~と思いました。

0

好きな作者さんです

黒崎さんは、デビュー当時から好きで、
新作が出る度に読むようにしているのですが、
今回は、個人的に苦手な受だったということで、
「中立」評価とさせていただきました。
悩みを抱えていて、それも、真摯な回答にたどり着くし、
やはり黒崎さんらしい、面白い作品だと思います!
ただ、私には、受が「少年ぽ」すぎただけです。

過去のトラウマからEDに悩むパン屋の和真は、
バイトに菜人に猛アタック(古い?)をされます。
EDに悩み、恋人を愛してあげられないことに悩みを抱えている和真は、
初めから恋愛を諦めているのですが、ふとしたことから、
菜人にはEDが治ることが分かり、心を通わせて行きます。

でも、EDのトラウマについて、真正面から向き合うことになり。。。

というストーリーです。
和真も、大切に菜人を守ろうとするし、菜人も和真へまっすぐな想いをもっているし、
とても素敵な2人でした。

0

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