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表題作狼の婿取り

皆瀬
キスで琥珀の運命の伴侶になった絵本作家
琥珀
人の形に変化できるオオカミ一族の青年

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

人間の青年・皆瀬にエサをもらっている犬の琥珀は実はオオカミ一族の青年。ある日、酔った皆瀬にキスをされてしまった琥珀。キスをしたら「つがい」になるしかない掟から伴侶になって欲しいとお願いするのだが!?

(出版社より)

作品情報

作品名
狼の婿取り
著者
天野かづき 
イラスト
陸裕千景子 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
狐に嫁入り
発売日
ISBN
9784041005002
3.4

(30)

(6)

萌々

(8)

(11)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
10
得点
97
評価数
30
平均
3.4 / 5
神率
20%

レビュー投稿数10

健気なケモは最強だと思う

受のほうがグイグイってのが笑えるほど可愛い((ノェ`*)っ))タシタシ
どっちかっていうと目が覚めたら攻にアンアンされてる展開が最近多かったので
受にグイグイされる攻ってのが新鮮でした。

お話し。
成人すると群れから離れて嫁を探しにでるのが習わし。
どちらかといえば落ちこぼれだった受。
人里に下りてきたはいいものの、さっそく人間に見つかってしまう。
ちゃんと人に化けることができない狼。
中途半端に人間に化けるよりはと狼姿だったためにいぬと勘違いされて
餌付けされてしまう。
そんなある日、寝ぼけた攻にキスをされてしまうが、
そのキスには制約的な意味があって・・・!?

健気で可愛い受がまずかわいい。
発情期と相まって酩酊中の攻との初体験。
番になってほしい。
狼になって一生添い遂げてほしい。
どんどんあふれ出る感情がすごく可愛い。
受け入れられない。
そういわれても健気に寄り添う姿が可愛いです。

後半。
少しずつ身体が弱っていく理由。
番になってほしい。
思う気持ちは増すばかりだけれど、
自分の身体が弱っていく理由もわかったけれど。

攻が抱えていた過去の話。
番になれないと言った理由。
最後の甘さに胸キュンでしたv
まぁ、発情期じゃなくてもヤり始めてた時点で攻は落ちてると思ってたw

1

健気な狼が泣けます

今度のモフモフは、犬と間違えられた健気な狼のお話です。

絵本作家の皆瀬から、最近餌をもらってるのは、狼の琥珀。琥珀は、伴侶探しのために人里に出てきたところだったのです。寄り道してる場合じゃないけど、ご飯は美味しいし、撫でてくれる皆瀬の手は優しくて。

ずるずる離れられずにいると、事件は起こります。犬と勘違いしてる皆瀬が、うちの子になるか?と琥珀にキスするのです。
琥珀たち一族にとって、キスはつがいの証。
皆瀬がつがい認定されて、琥珀は人間に変身します。
琥珀は、ケモ耳とシッポ姿でプロポーズしますが、皆瀬には伴侶にも狼にもならないとキッパリ断られます。

その後の琥珀が、一途で健気で可愛くて萌えます。自分のために悪人になれない琥珀だから良かったと思います。琥珀のような、相手のために自分を犠牲にしちゃうコは、涙腺を刺激されますね。

でも、最後は皆瀬が狼になっちゃう事件があって、安心のハッピーエンドです。
大好きなお話だけど、くっついた後のイチャイチャが読めたらもっと良かったかなと思います。やっぱり、一途で健気でケモ耳は最強です(笑)

2

狐の次は狼

もふもふ第2弾。
前回は狐でしたが、今回は狼です。
この手のシリーズものって、狐の次は狼、そして狸や猫とバリエーションが豊富なので、次は何が来るかな、と楽しみだったりします。
落ちこぼれ狼が嫁探しに奔走する中、行き倒れてた所を人間の男に救われ、恋しちゃいましたーな話。
そして攻の人間が、うっかり狼と婚姻の契りを結んでしまったことにより、落ちこぼれ狼につきまとわれる事に。

前作に比べると、割と楽しめました。
とはいえ、あいかわらずテンプレ通りなので、あっと驚くような展開は皆無です。
あくまで予定調和として、安心して読める感じ。
さらっと目で追うだけで物語が楽しめてしまうお気軽さが、仕事に疲れてる時にはぴったりです。
面倒なこと考えずに、とにかく手軽に癒し成分補給したいって時は、この手の話が一番。
今回の狼受は、それはそれは健気さんで、その健気っぷりがあまりに可愛くてきゅんとします。

最終的にはきちんと伴侶になるんだろうな、とは思ってたんですけど、まさかまさかの成り行きで伴侶コース!
ページの関係で急いだのかもしれないですが、そこは丁寧にお願いしたかった。

1

もふもふpart2

今回のもふもふは狼!
しかも受け側。かーわーいーいーーーー。

唯我独尊何様俺様な狼野郎も好きですが、健気で天然、いじらしい狼もイイ。

途中琥珀の健気さにホロリな場面があり、琥珀に引きずられて胸がツキンといたみました。
皆瀬大好き、全力投球な琥珀。
いつまでも煮え切らない皆瀬に、早く気づけ!と歯がゆくなりましたが。
最後は無事伴侶になることができて、わたしも嬉しいよ〜。

いやぁ、やっぱり、けも耳万歳、もふもふ万歳です。

1

受けが可愛い!

オオカミ受け!終始いぬっぽかったですが、そこがまたいいです。
攻め様曰く、気配が犬に似ていると。確かに仕草などが犬みたいで愛くるしいです。ですが、受け様の可愛さはちょっと間抜けで、大好きや美味しいと思ったこと、感じた事をストレートに口にできるとこです。陸裕千景子さんの挿し絵もイメージぴったり!
個人的にH度はエロエロなのかな?と少し疑問に思いました。が、キャラクターやお話が気に入ってるので問題無し。

“萌え”評価にした理由は、最後さらっと完結してしまったのと、後日談があればさらに良かったのに!と本気で思ったからです(笑)

1

泣いてしまいました・・・(私も歳ね・・・)

天野先生もふもふ第二弾!今回は狼です。
しかも狼ちゃんが受です~
もふもふはどうしてこう、受でも攻でも萌えるのでしょう!陸裕先生のイラストが
毎回眼福過ぎてっ
もふもふは尻尾の動きがほんと可愛いですよね~ほんわかします。
満月の夜のキスは『運命の伴侶』を決める大切な儀式。キスによって選ばれた伴侶には
心臓の上にお互いのみしるしが現れるのですが・・・
そのみしるしは自分の命であって。琥珀のみしるしは皆瀬に刻まれたのですが
人間である皆瀬は琥珀が狼にしない限りは琥珀の心臓の上にはみしるしが
現れることはなく・・・即ち琥珀の命は日々削られて行く状況になるということでして・・・
展開はわっかってるんですけどこういう、自分は弱っても狼になりたくない
攻様を大事に思ってこのまま消えてもいいとかいうノリがっ(攻様が狼になれば琥珀は助かります)
もう~弱いです(ToT)涙涙です。勝手に自分で展開を妄想してまた泣くという・・・
つきんつきんきました。
ルビーさんではないと思いつつもあとがきの後に結ばれたあとの2人のちょっとした
お話がないかと期待してしまうのですがあるわけもなく・・・
続編とかもないんだろうな~凄く可愛いカプでした。

4

モフモフ萌え(//∇//)

陸裕さんのイラストに耳と尻尾・・・。
琥珀(受け)の健気さにずきゅーんとされました。
「伴侶にはなれない」と言いつつも、琥珀の頭をナデナデ(  ̄▽ ̄)
納得しつつも、皆瀬(攻め)の傍にいるだけで尻尾がパタパタ♪

萌え萌えです。
そして、モフモフ物定番の尻尾攻撃~(//∇//)

何だかんだと、アマアマなお話でしたが、締めるとこ締めてて、読み味が良いお話でした。

ただ・・・もう少し、最後を引っ張って欲しかったな~。
「え~!ここで終わりなのぉ!?」心の叫びでした。

1

おバカな狼の恋

獣人化する狼さんと絵本作家とのちょっぴり切なくて甘い恋のお話。
もふもふ具合は左程感じないけれど、おバカな狼の恋心が伝わるストーリーでした。

伴侶を見つける為に狼の里を下りた受け様、落ちこぼれだから完全な人間の姿になれない。
荷物も無くし迷子になり食べる事も出来ずにいた所を攻め様に助けられ、ご飯をもらう。
その日から毎日、受け様は狼の姿でご飯を貰う為に攻め様の元へ通う。
でも、このままでは伴侶を得る旅に行けないと悩み、最後に一目姿を・・・
でも攻め様は不在、しかし、酔って帰って来た攻め様、このままでは凍えてしまうと
受け様は意識の無い攻め様を人間の姿で運ぶ(耳&しっぽあり)そして寝かせたところで
狼に戻ったところで攻め様も目が覚める、可愛い犬だと思ってる攻め様は狼姿の受け様に
チュッてしちゃったから、さぁ~大変、時期は満月、キスは伴侶の近い。
狼が各々持ってる命と=の「みしるし」、攻め様の胸にはみしるし、受け様は人間に
変化、(耳&しっぽあり)、伴侶の印をつけた攻め様にプロポーズ、あえなく玉砕。

ここまでは、コミカルなのですが、中盤以降はシリアスモード、攻め様には10年前に
亡くした大事な人がいる、そして受け様はみしるしを与えた人間を伴侶に出来ない事で
命の危険が迫ってる。
でも受け様はおバカさんだから、同族の友人に聞かされるまで解っていない。
自分の為だけに攻め様が受け入れられない事を強制する気が起きない程攻め様を
好きになる受け様。
過去のこだわりと、受け様に抱く思いとで揺れ動く攻め様。
後半は、そんな悩みを吹き飛ばすような運命の悪戯のような展開で思いがけず解決。
結果オーライの内容でしたが、ちらっと出てきた攻め様の友人には怒りを覚える。
攻め様は、狼姿になるのだろうか?って気になるラスト。

4

イラストが素敵。

シリーズ前作(とはいえ単なる『もふもふ』繋がりで、ストーリーやキャラクターはまったく別物です)の『狐に嫁入り』は、個人的にものすごく苦手な受一人称のため、非常に残念な思いをしたので、こちらも恐る恐る手に取りましたが、三人称(受視点)だったのでとりあえず安心しました。

う~ん、こういうのはストーリー展開よりも『萌え』設定である(だろう)『もふもふ・ケモ耳』を愛でるものなんでしょうか。それにしてもちょっとあっさり過ぎじゃないですか?と感じました。せっかくの『萌え』設定が活かしきれてない気がしたんです。

決して悪くはないんですよ。『ケモ耳・尻尾』でもふもふを堪能するだけなら十分かもしれません。でも、もっといろいろと掘り下げてもらえればな~ともったいなかったです。
正直なところ、ストーリーはこれじゃ『ありがち』で『可もなく不可もなく』でしかないですね。設定は悪くないと思うからこそ惜しいんです。

皆瀬(攻)の事情も、ホントに表面的に説明されるだけで、ラブ面では物足りなかったです。琥珀(受)を可愛く思っているのはわかりますし、『恋愛感情』そのものに対する疑問はないんですが・・・もう少しキャラクターの心情描写が欲しかったかな。

とにかく、全体的に描写が浅くて薄いと感じました。特に『もふもふ・ケモ耳萌え』はない私でも結構楽しめましたから、余計に『あともう少し!』と思ってしまいましたね。ルビー文庫で(厚みが)薄いというのを差し引いても、あまりにもさら~っと終了、で『え、ここで終わり!?』とちょっと残念でした。

でも、どうだったかと訊かれれば、結構好きなんです。

5

モフモフシリーズ

帯に「シリーズ第一弾 『狐に嫁入り』・・・」とったので、
なんかからんでいるのかな?と思いつつ読みましたが、
全く別もので、モフモフつながりという意味でのシリーズのようです。
やはり、モフモフ評価が甘くなってしまいます。

人型にもなれる狼の琥珀は、狼姿のときに餌をくれる
人間の皆瀬を慕っていたところ、皆瀬が狼姿の琥珀にキスをした。
皆瀬にとってみれば、犬だと思っていたし、ただ、酔った上での
動物かわいさにキスしただけ。
でも、琥珀にとってみれば、キスは、伴侶の契約。

琥珀は、皆瀬に伴侶になってほしいといい、
皆瀬は、やさしさから、琥珀を家に住まわせることにします。

健気に皆瀬のことが好きな琥珀。
でも、伴侶を人間の中から選ぶことはリスクがあり、
そのことから、琥珀の身はどんどん弱っていくのです。

琥珀の1人称でストーリーが展開していくので、その健気な様子が、
何とも感情移入してしまうのです。
単なる自己犠牲のヒロインは好きになれませんが、
琥珀はなんか、許せちゃいました。
(かわいい。これも、モフモフのなせる技?)

ただ、もっと、色んなやり取りを読みたかったな~
2~3ページでもいいから、後日談なんで入れていただけたら、
ウホウホなのにな。とルビー文庫様特有のページ数の少なさに嘆きを感じます。

4

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