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鍵盤の上のカレス(2)

kenban no ue no caress

键盘上的甜蜜爱抚

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表題作鍵盤の上のカレス(2)

音大生で神童と言われるピアニスト 一式響也
13歳年上の音大ピアノ科准教授 佐々健治郎

同時収録作品君までの距離

高校からの後輩 静
大学生 真木

その他の収録作品

  • エチュード
  • カデンツァ
  • ため息
  • 雨の二話
  • 狂想曲(描き下ろし)

あらすじ

神童と呼ばれ、大学生でありながらピアニストとして活躍している響也。 そんな彼の講師でもあり、恋人でもある佐々。響也をサポートしつつ 愛を育む日々を送っていたが、ある想いを抱えていて!?

(出版社より)

作品情報

作品名
鍵盤の上のカレス(2)
著者
藤谷陽子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックス
シリーズ
鍵盤の上のカレス
発売日
ISBN
9784864363730
4

(12)

(5)

萌々

(3)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
49
評価数
12
平均
4 / 5
神率
41.7%

レビュー投稿数6

2かん

佐々さん、ほどよくエロいな。
色気のあるエロスほどエロいものはないと思う昨今。
グイグイな年下攻もいかんなく可愛いです(ノ´∀`*)
トラウマを作った相手でトラウマ解消。
フィフティーな関係。それってとっても素敵やんv
攻は先生のこと大好きだけど、
先生の攻のこと大好きだけど。
だからこそ対等でいたいと願う思いにきゅんとした。
安定のラブラブありきで今作も癒されました。
波乱の展開などなくて良いのです。
ラブがラブであることは正義だと思う。

巻末の短編も可愛くてマル。
三年我慢したぶん搾り取られそうな予感にワクワクがとまらないw

1

画力と藤谷節の進化がすごい

遅咲きのわたしは、「今」の藤谷さんの作画から入ったクチです。
1巻はアニメのセル画っぽいタッチがあったり、線や表情が安定していなかったりで、別の作家さんが描いたんじゃないかと思ったほどでした。
でも2巻は最初から「今」の藤谷さんです。
一体何があったの!?というくらい進化しています。

ストーリーの方もグッと進化を遂げていました。
うっかり手放してしまって今でも後悔しているほど「るったとこだま」が大好きなわたしにとっては、これぞ藤谷節!という感じの一式の盲目的な溺愛系攻めにうっとりしつつ、その一方で停滞したままだった佐々が前へ進むために悩むさまもしっかりと描写されていて、大満足でした。

同時に2人それぞれの感情の変化も、手に取るように感じられました。
佐々が窓の映る抱き合う自分たちの姿を見たシーンでは、つい「男に抱かれて喜んでいる自分に幻滅」という既存ルートが頭を過って、「まさかそこで冷める…!?」と不安になりましたが、2巻の藤谷さんは既存ルートなんて辿らなかった!
虚しくなったり、頭が冷えるのではなく、完全に受け入れるきっかけにしてしまう。
こういう「この作家さんならでは」という見せ方をされると、とことん痺れます。

佐々の時を止めたのが一式なら、また動かし始めたのも一式で、2人の運命がこの先どう変わっていくのか、3巻が楽しみです!

こちらは同時収録があって、「ボーダーライン」という作品の風紀委員組の後日談とのことですが、未読でも十分楽しめる短編です。
3年間、後輩の静から想いを告げられ続けても躱してきた真木。
3年のうちにからだも大きくなって、大学生になった現在はモテないわけがないという状態に育った静に対して、真木も自分の気持ちにちゃんと向き合うというストーリー。
この2人、1冊に引き伸ばしてほしい!というくらい良いCPです。
受けがケンケンし過ぎずに、タイミングを逃すことなく素直になる。
こういうのを見せられると、藤谷さん、好きだー!と崖で叫びたくなります。

ではでは3巻へ。
どういう結末になるのか、ワクワクします。

0

2人でともにあるために

今回は神童と言われる音大ピアノ科の1年生と
かつて神童と呼ばれた音大ピアノ科の准教授の続刊です。

受様が攻様との未来を見つめ直す本編に加えて
既刊収録『バディ』カプの後日談を収録。

かつて神童の名を欲しいままにしながら
ある少年の演奏で才能に見切りをつけた受様は
音大でピアノを教えています。

この少年こそ受様の恋人となった攻様です。

受様から見れば攻様こそ
芯の天才だと思うのですが

攻様にとっては
受様の紡ぎ出す音こそが自分の理想であり
年上で大人な男である受様に
早く追いつきたいと思っているのです(笑)

それぞれの思いを大事に育てながら
付合いを深めていく2人ですが

受様が親友とともに過ごしたり
攻様が大物指揮者と共演したりする時間に
お互いが補えないモノを見ることに
胸の痛みを感じる事も有りました。

埋められない年の差と
越えられない滞納の壁。

お互いを大切に思うながら
同じ未来を夢見る事は出来るのか?

そんな時、
世界的な指揮者である攻様の父親が
国内の音楽家のレベルアップを図るべく
新しいコンクール開催の協力を音大に依頼、

そのコンクールでは演奏者だけではなく、
その指導者にも賞が贈られると聞いた攻様は
受様の為に張り切って参加を表明します。

しかし、
元カノとの再会で自分自身の変化のなさと
攻様に対する憤りを感じた受様は

件のコンクールに
攻様の指導者としてではなく
演奏者とて参加する事を選び・・・

かつて神童と呼ばれた受様と
現代の天才と呼ばれる攻様のお話です♪

それぞれが紡ぐ音に魅せられた
受様と攻様はともにいる事を選びますが

受様は攻様を知った事によって
離れていたピアノに新たな気持ちで対し

攻様は受様を手に入れた事で
より高みを目指したいと望むようになります。

受様の親友やら元カノやら
攻様の父親やら音楽業界の面々が
2人に関わる事で
2人の関係がより深くなっていく展開で

各章で緩急がついていて
Hシーンも盛り沢山で
なかなか楽しかったです♪

蜜月状態な2人は
けっこういろんなとこでイタしています。

ワンコなくせに強引な攻様に
受様押されまくりです(笑)

イメージ重視なので
あんまりエロくないですけどね。

次巻はいよいよコンクール本番、
2人が何を掴むのか楽しみです♪

同時収録されている【君までの距離】は
既刊『ボーダーライン』収録の
「バディ」カプのその後編になります。

「バデイ」本編では
はっきり受け攻めのなかった2人ですが
今回で先輩は良い男に育った後輩君に
美味しく頂かれちゃっておりま~す(笑)

今回もカバー内側に各章の
タイトルとなった曲の解説がついてますので
ここも要チェックですよ♪

今回は本編に続編が収録された
藤谷さんの既刊『ボーダーライン』をお奨めです。

2

新しい夢

自分の才能に劣等感を抱いてる音大准教授と神童と呼ばれる大学生との、ピアノが結ぶラブストーリーの2巻です。
響也に影響されて、もう一度ピアノの楽しさに目覚めた佐々。2巻では、響也の成長を見る喜びから、自分も何ができるのかに変化していきます。

2人の天才ピアニストが、影響し合って切磋琢磨している様子は好きです。ただ、エッチばかりだった、という印象なのが残念です。
でも、それだけ相手のことが好きなのかな、と萌えたりもします。
そして、ずっと一緒にいるために動き出した佐々に、3巻ではどうなるのか気になるところです。

2

ピアノでつながる未来

賞賛され未来を嘱望されていたピアニストが、ある少年の演奏を聞いて自分の限界を知り、コンプレックスを抱えたまま周囲を閉ざしピアノの講師をしている。
その目の前に彼に挫折を味あわせた、音楽家の家に生まれ大学生にしてピアニストとして活躍するその青年が目の前に現れて、自分に教わりたいという。
こうした健気に慕う青年と、コンプレックスを刺激された年上のピアノ講師の恋愛の物語は1巻で、無事恋人となったのですがさて、2巻では?

かなりヘタレでネガティブだった講師の健治朗は、響也によって前向きになれるように、以前よりピアノを楽しむことができるようになる。
ピアノを通した結びつきは、恋人になったことでより深くなったようではあるが、響也は自分だけのものにしたいという独占欲が生まれてくる。
そして、響也の父親が新しいコンクールを開催するという。
それは演奏者が受賞するだけでなく、その指導者も指導者賞を贈呈するというものでした。
健治郎の為に張り切る響也だが、別れた妻との再会で自分がどうありたかったのか見えたその先には・・・

恋人らしい甘い部分も十分にあります。
先生というだけでなく、恋人としてワンコのように若い情熱をぶつけて愛してくる響也に、
年上の分、ちょっとツンデレもありながら、先生は響也に抱かれながら何故か自分を納得させているような?

まさかよもやの結末に、音楽モノらしい未来を用意したな!とこの前向きの切磋琢磨しようとする恋人の姿は意外でもあり、とても好ましいモノでした。
響也に出会えて、そして講師としてついて、恋人になって、健治郎は長いスランプと自分で付けた足かせから本当に開放されたんだ♪と嬉しくなる結末でした。
萌え・・・といわれると前作ほどはないのですが、この結末が用意されたことで十分に読ませる話となりました。
その後は一体どうだったんだろうな?夢を馳せるのもまた一興です♪

【君までの距離】
は作者さんの過去の単行本「ボーダーライン」収録の風紀委員のその後ですね。
3年越しの求愛にとうとう観念する話。
こんなところにポッと挿入されると、ボーダーラインでその後が気になっていた人はビックリするかもですねwww

0

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