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シンプルライフとかミニマリストという言葉が一般的になって久しいですね。
かくいうわたしも、「これは自分が生きてきた証!」と思っていた蔵書をがっつり捨ててから身軽になったものの、なかなか精神面はシンプルとはいきません。
だから憧れるんだよなあ、木場に。
今回、木場の平穏とは言えない生い立ちがちらっと出て来ますが、何でしょうね、この子は。
何の関係もない親父さんが引き取って養子にするほどクズな親のもとで育っても、あるのは親父さんへの感謝のみ。
瀬戸に対しても「好き」というだけ。
好きだから一緒にいるし、離れない。
それだけなんですよ。
相手が何かぐるぐる悩んでいようと、自分の「好き」は変わらない。
すごいな、と。
瀬戸の方は相変わらずぐるぐるしています。
「これ以上にならない」という言葉が前回も出て来ましたが、今回もそこで引っかかってしまう瀬戸。
「これ以上」という状態に対して、木場と瀬戸が考えていることが違いすぎると言うか。
瀬戸にとっての「これ以上」は、たとえば社会的な立場(結婚とか)や相思相愛の状態とか、いろいろな角度からの「これ以上」。
木場にとってはお互いが「好き」で「一緒にいる」の上なんてないんですよね。
周りなんて関係なくて、ただ自分の気持ちと相手の気持ちがあればいい。
シンプルです。
だから変なことを考え始めてぐるぐるしている瀬戸に対して、「また無駄なこと考えてんな」って言えてしまう。
瀬戸のぐるぐるの余分なところを全部切り捨てた上で、残った大事な一個を「これがあればいいんだろ?」って見せてくれる。
カッコ良すぎやしませんか…。
ほんとにねぇ、こんな考え方をしたいものですよ。
食べたい。でも食べたら太る。痩せたい。でも動きたくない。脳内で筋トレしたつもりで「頑張ったから食べちゃおう」って食べてしまって、同じところをループする自分とは大違い。
きっとこの状況も「え、痩せりゃいいだけじゃん」って言いそう。
それで実践して見せちゃうんだろうな、木場は。
痩せたい…。
木場のシンプルな考え方に触れるたびに、自分もそうなりたいなあと思うけど、これがなかなかどうして難しい。
そうしてぐるぐるするとこの本を引っ張り出すというループ。
BLじゃなくて、自己啓発本かもしれないと思い始めております。
同時収録は、学生時代のいじめっ子にもう一度容赦なくいじめてほしいドMくんと、実は昔からドMくんのことが好きで、優しくしたい元いじめっ子の話でした。
描き下ろしでは、どっちもどっちな木場と瀬戸。
この2人はずっとお互いにめんどくさいと思い合っているくらいがちょうどいいんでしょうね。
頭でぐるぐる考えすぎて「自分、めんどくさい!」ってなったときに読むのが、超絶おすすめです。
スカーっとして、やる気が出ますよ!
って、BLをおすすめする文言じゃない…。
1もそれなりに好きでしたが、どうも木場が一方的すぎている感が否めなかった関係。
いいなあ!甘いなあ!
2へ来て木場が成長したというか、きっともともと懐が広い男だったんだろうなあと。
意固地になっていたのは先生の方で…
でもそんな二人だからこそ萌えるものがありました。
もやは先生でないと暴れる猛獣(木場)を抑え込めない状態が普通になってしまってるところから始まります。
あいかわらずオラオラな木場ですが、先生の好みを理解しているらしく、
弱気な面や甘いシチュエーションを出すようになった木場。
それがまんざら嫌いではない先生(笑)
自分が「木場のことが好きだ」と認識してしまったことで(やっと!w)
これ以上の関係は望んでいない(と勝手に木場がいったと思い込んでる)木場と
これ以上いられないと一人泣いてしまう先生。
結局はそんなつまらない悩みは解消し、
「めんどくせーなー先生。でもそこも好きなんだけど」
木場ってこんなに器の広いやつだっけ?
ここで判断したわけじゃないですが、全体的な感想として、
かなり大人なのかもなあって。子供みたいな一面もあるけど「ああ、大人だなあ」なんて
こっちがキュンキュンしましたよ!!
木場が先生を大好きなところがまたいいですね♡
どこかに木場みたいな男性(ただしノンケ・ノーマルに限る!)いませんか?w
リバ(*゚▽゚*)美味しいよwwwってなもんで
第二巻です。
攻守はもう固定なのかなと思ってましたが、そうでもなかったですね。
ここのカップルのいいところはね、リバっていっても
メンタル面でも信頼しあってるというか、
精神的なつながりといいますか
普段攻が相手にも攻させる理由。
「アンタとしてるってだけで」「俺のなかに全部だせ」
このりばシーンがすごく好きなのですw
普段は完全に攻守で攻な人間が受を受け入れることで~な心理状態が
なんかね、愛を感じるというか。
最近「俺の穴は不可侵地帯」なんてい攻が多々見受けられますが
逆に無理やりにでもヽ(`Д´)ノっていう気分になってしまうのは私だけ?
だって男の子だもの、ある意味、普段受の子が自分に頑張って腰ふってたら
存外燃えると思うんだよな~感じる感じない以前の問題で
結論、攻のそんな受が大好きな感じが
何より美味しいお話でしたw
>violence~
高校時代に酷いいじめを受けていた
そのせいで、ひどくされないと感じない体になってしまった受
久しぶりに再会した、当時いじめていた相手と・・・・なお話
若いからこそ~いじめていた過去を悔い
本当は優しくしたかった、ただ好きだった
今はめいっぱい優しくしたい・・攻と、ひどくされたい受の
問答が美味しいお話でした。
攻が受を好きすぎるお話が最近ツボだな~w面白かったです
分かりやすいリバの基準で本当にわかりやすいカップルができました。
これからの木場は常に瀬戸に対して強気で強い俺様でないといけませんねw
でないと瀬戸はまったくもって木場を攻める姿勢は崩してませんから。
強い木場に抱かれるのは嫌いじゃないけど、弱い木場を見ると抱きたくなる。
そして強い時の木場は瀬戸を押し倒したいけど、自由がきかない木場は抱かれたがる。
・・・セックス的には完璧じゃないかこのカップル。
あとは実は周りから見りゃあバレバレな瀬戸→木場への好きの感情をちゃんと認めれば済んだわけで。
そこがまとまってホッとしました。
楽しみにしていました~!
前巻発売から1ヶ月で続きが読めるというのは嬉しいですね。
左右については、やはりそっちに落ち着いたかという感じですが、
そのポジションがとても自然に思えるような描かれ方で、納得できるものでした。
1巻では2人ともギラギラしていた印象だったのが、
ここへきて、木場はどんどん男前に、瀬戸先生は繊細に…と、
2人のキャラがハッキリ差別化されたことで、「どちらが愛される方にむいているか?」が読者的にも一目瞭然、となる展開でした。
とは言え、今回もありましたリバ!!
しかも2人の心が近づいた分、甘さを増していて、1巻よりずっと萌える展開v
抱かれることに関して、木場が「しょーがねーなー」(前巻)→「好きだからどっちでも~」(2巻)と思えるまで成長していて、本当にどうしちゃったのってくらい男前にww
そんな木場の身体を気遣いつつ抱く瀬戸先生も素敵で、
これからもちょいちょいリバってくれればな~と思いましたv
きれいに完結して満足ですが、
瀬戸先生のネガティブな性質について、
「優秀な兄たちへのコンプレックス」「名前負け」といったエピがサラっと語られるだけだったのは、少し物足りなかったかな~。
1巻からの意味ありげ~な表情やモノローグから、もう少し何かあると踏んでいたので。
まあ、そんな瀬戸の不安も包み込んでくれそうな、男前な木場に愛されたらいいと思いますv
【VIOLENCE LOVER】(全2話)も、同人誌からの収録。
学生時代のいじめっ子といじめられっ子が再会。
いじめられた経験からドMに成長した柏木(受け)に、振り回される木嶋(攻め)。
坊主に眼鏡にヒゲという、ワイルドさとインテリさがないまぜになった出で立ちが、
キレそうになりつつも優しくしようと頑張る木嶋のキャラにすごく合ってますww
やっと2人が甘い関係になった(柏木が、ベタ甘な木嶋を受け入れた)ところで終わっているので、もうちょっと続きが見たかったかな~。でもカラッとした明るい終わり方で満足です♪