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異質(アノマリー)な縁が繋ぐ再会ラブストーリー 上下巻 同時発売
当方オカルト大好きなので、本作の購入はやや渋っていました。
オカルト的に「いやぁ~、そうじゃないんだよなぁ~」な描写があると萎えるので。
でも他でもない日高さんなので、きっとオカルト関連のこともきちんと調べて描き切ってくださるだろうという期待を込めてポチリ。
「横に川がある家は出やすい」「電波をどうこうできる」「消えているけど気配はある」「隔世遺伝」と界隈でなじみのあるワードが並んだので、ホント大船に乗った気持ちで読み進められました。
さすが色々と分かってらっしゃる!
電子機器との相性が悪いのは霊能者あるあるだし(霊能者御用達の車メーカーがあるぐらい)、霊体によってはケータイも自由に操れたりします。
相当調べてくださったか、もともとオカルトお好きなのかなと思いました。
<注意点>
・流血シーンあり
・オカルト好きじゃない人にはちょっといろんな繋がりが分かりにくくてキツいと思います。
でも日高さん著作が大好きな方ならイケるはずなので、ぜひトライしてみてほしいです。
とにかく「パラレルワールド」を意識しながら読み進めてみてください。
・ハッキリと明文化されない描写方法が多用されているので、状況を全て細かく説明してもらわないとモヤモヤするタイプの読者さんには不向きです。
そして最後にこれだけは言わせてください!
BL描写は!ありまぁす!(うるさい
すごく自然でした…!
<こんな方にオススメ>
ちゃんと男っぽい、猫目三白眼の受けがお好きな方
あらすじを読んだ時点で惹きつけられるところがありましたが。
読みはじめるとただただ夢中で読み進めてしまうくらい、作品自体の求心力がものすごい…!
さすが日高先生の作品だな、という感じでした。
がっつり恋愛絡みなお話ではなく彼らの不思議な力がメインにはなっているけれど、
ふたりを結ぶ空間の中には小さいながらも存在感のある恋愛感情が描かれていて、
そこを掬い取っていくようなドキドキ感がたまらなかったです。
たくさんの非現実的なことが起こっていきますが、一つひとつのエピソードがすべて次に繋がっていくので、複雑な分めちゃくちゃ読み応えがあります。
読み進めるほど深くなっていくストーリーに釘付けでした。
さまざまな"謎"を持ったまま下巻へと向かうことになりますが、すべてが繋がってからまた読み返す楽しみがあるなと感じた上巻でした。
過去が見える:深海蛍×未来が見える:空木晶の従兄弟同士の話となります。
上下巻同時発売でしたが、とりあえず上巻のみのレビューをします。
とりあえず思ったのが、自分の理解力のなさが恨めしいですw正直、何回も読みました。(理解できなくて)
サスペンスな内容で面白かったのですが…。
あと、時々未来が見える晶が羨ましいと…。
上巻では、晶が蛍の家に行った際、血塗れで倒れているのを見つけます。※晶の未来予知
そしたら蛍(浮遊霊?)に話しかけられて、助けてほしいと言われてその為に奔走します。
蛍が晶のことを恋愛的に好きで、でも晶は未来が見えるので蛍が自分にキスをしようとしているのを見て恥ずかしくて10年避けていたとか可愛いですよねw
しかも久しぶりに会ったら助けてと言われて蛍を助けようとする晶は健気ですね。
晶の元バイト先の上司が手伝ってくれたおかげで、生きている蛍に会えたのは良かったですが、ここら辺で私の頭がパンク状態でした。
いや!浮遊霊になってるのになんで生きてる蛍はいるの!?とか晶は浮遊霊の蛍と会話してるし、訳わからん!!!と思いながら次巻に続くだったので、すぐに下巻を読み進めたので、上下巻ら同時に購入することをオススメします。
日高先生の作品は全て拝見しているのですが、私はどれもが刺さるという訳ではなく刺さらない作品もあるのだけど、好きな作品はBL読書歴の中でもトップクラスに刺さるというタイプの読者です。
なので、新作が出る度に今回は刺さる日高先生かな~どちらかな~と読むのですが、うーん上巻だけでは判断がつけられない。
でも面白かった!!
個人的には現段階で前作よりも好きです。
ルックスもとても好き!
日高先生の眼鏡(正確にはサングラス)キャラ嬉しい!
設定も面白い!
過去と未来が入り交じる時間軸の把握が難しいけど、この複雑さがこの作品の肝ですよね。
後半一気に面白くて、ここで終わるの?!早く続きが読みたい!ってなりました。
上下巻纏めて読んだ方がいい作品です。
内容についても少し触れておこうと思います。
本作は過去に存在した“何か”を見る力を持っている蛍と、この先起こりえる“何か”を見る力を持っている晶のお話です。
アノマリー(異質)な力を持っているため不思議なお話で、1巻は推理モノでもあるというか謎解きしながら読む感じです。
ひいじいちゃんの話いわく、蛍と晶は表裏一体というか、互いに互いの力を補い合うようにできているようで。
ひいじいちゃんが沈んで戻って来れなかった暗い場所というのは蛍が囚われている“間”のことなのかな?
蛍を救うお話かと思っていたら、蛍も晶を救おうとした結果そうなっている感じだったのでこういうことだったんだ...!となりました。
“間”にいる蛍は霊体のようなものだと思うんですが、晶が蛍を触ろうとしたらすり抜けるのだけど、ドンッてぶつかっているシーンがあって???となってしまい。
あれはドアにでもぶつかった音なのかな?と疑問に思っていたら、後半の方で晶も「実体がないのにどうして俺に触れることが出来たんだろう」と言っているので、やっぱり触れるらしい。
晶が触ろうとしてもすり抜けてしまうけど、蛍からなら触れるってことなのかな?
まだよく分かりません。
蛍の片思いな状態で10年疎遠になっていたみたいだけど、キスやハグのあと晶も頬を染めていたりするし嫌という訳ではなかったんじゃないかな?と思いながら読んでいたんですが、やっぱりそういうことでいいのかな?
あちらでもこちらでもすれ違ってるけど、すれ違ってるだけで気持ちは交差してるんじゃないかなーと思いながら下巻に行ってきます。
上下巻読みました
この3連休の楽しみだった日高ショーコ先生の新刊!
まさかまさかの設定にシンプルに驚きました!!
そして・・・結構すんなり理解出来るタイプのお話しではなくってそこそこ頭を使う展開に読み始めは少し手こずりました
3連休の初日はほぼこの作品を読みまくって時間を過ごした気がします笑
上巻のレビューなのでこの設定に関してあれこれ書くのは危険かな?と思うので感想を少し残します
上巻だけで言えば萌えたか?と言えばそんなに萌える!って感じではないです
それよりも「気になるーーーー!」という引力を感じまくりました
ミステリー的な要素にソワソワするような感覚が落ち着かないけど楽しいです
そして上下巻を読む事で完熟するような自分の感情が生まれた作品でした
なので時間はだいぶ費やしましたが、この作品に出会わなければ出会えなかった感情を得られた作品を読めた事は読書時間冥利に尽きる!と思います♡