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表題作溺愛彼氏

シリル
27歳,幼なじみのフランス人オーナー
早川和利
27歳,元図書館司書で図書館カフェ店長

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

図書館カフェオーナーの美形フランス人シリルと生真面目な店長和利は幼馴染。シリルは和利が初恋、とずっと口説き続けているが!?

(出版社より)

作品情報

作品名
溺愛彼氏
著者
和泉桂 
イラスト
街子マドカ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344828636
2

(9)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
5
得点
11
評価数
9
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数5

ツンツンの可愛さ

とにかく受を溺愛しまくる攻・シリルと、ツンツンでほとんどデレのない受・和利のカップリング。
前作でこの二人何かあるかなと思ったら、本当に何かありました。でも、「蜂蜜彼氏」とはほとんど内容がかぶってないので読んでなくても平気です。
「蜂蜜彼氏」と同じで、さらっと読めて甘い1冊でだいぶ癒やされました。

ここまでツンだとどうなんだ……と思うくらいに受の和利はデレに到るまでが長いのですが、読んでいるとシリルを好きなんだという気持ちがあちこちでダダ漏れです。
和利の帰りを待っていたシリルに風邪を引かせたくないとか、自分みたいな凡人は御曹司のシリルには不似合いだからと考えるちょっと卑屈なところとか、態度にちょこちょこ出てしまうのがすごく可愛い。
このツンなところを可愛いと思うか、意地っ張り具合にイラッとするかでこの本の評価は分かれるんじゃないかなと思いました(笑)。
ちなみに自分はツンな眼鏡キャラは好きなので、おいしくいただきました。

3

蜂蜜彼氏のスピンオフ

蜂蜜彼氏の中にでてきたカフェのオーナーと店長さんのお話です。
超一途なハンサムと超ひねくれたツンデレの長きにわたる初恋のお話。

あまあまスキーなのですがツンデレの店長さんがなんともいえないひねくれぐあいで
めんどくさいです読んでて(オワt)
一途な攻めハンサムはそれでもずっと好きで好きだからどうしようか考えぬいて
図書館カフェの経営を任せるかわりに愛人になる契約を持ちかける。
本スキーなツンデレは「それしか落としどころないなら・・・」とかかなりひねくれたやつです。
最初から好きなくせにハンサムのイケメンで優しくて頭がよくて・・・と同じ男としてコンプレックスを刺激する幼馴染のハンサムが許せないでも目が離せない。

蜂蜜彼氏同様とくにすごーーーく事件はおきません。

さんざんツンツンしていたツンデレもハンサムが何も言わず故郷のフランスへ帰ってしまったことで
自分の本心に気づき後を追いかける・・・・。
わかってる展開ですがそれはそれはあまあまなお話です。

1

イライラさせられる自虐的なネガティブ受け

タイトルと街子マドカさんのイラストがかなり心惹かれるものがあって読んだけど
イラストのイメージはばっちりだけど内容が受けのネガティブでプライドが高くて
意地っ張りで意気地なし過ぎて、二人の間が進展するまで延々それこそ何年も
同じような受けである和利の性格が次第にイライラし過ぎて読んでいると疲れる。

萌え的に言えば極端すぎるくらいのツンデレ属性の和利だけど、ツンデレ以前に
フランスからやって来た父親の知り合いの息子でもあるシリルと仲良くして欲しいと
尊敬する父に言われ気負って友人になり、日本語も環境も不慣れなシリルの為に
お世話をしているが、そこには子供心に自分が優劣の上で自分が面倒を見なければ
ダメだと言う思い込みがあり、それが実はお世話など必要が無いくらいシリルが優秀で
周りから見たらシリルの後をまとわりつく邪魔な存在だと思われ、
シリルが優秀で自分の手など必要としていないと気がつき、自尊心が粉々状態。

八つ当たりのようにシリルを一方的に拒絶しシリルはそのまま転校して4年ぶりに
再会するが、和利は過去のこだわりと、4年前よりも何もかも自分とは釣り合わない程
成長したシリルの輝くばかりの姿にまたしても自虐的にネガティブになる。
そんな和利にシリルは愛を囁き、自分のものにしたいと積極的に行動を起こす。

自分に自信が無くて意地っ張りでネガティブ、初めて出会った時から成長していない
どこか子供のような頑固な意地っ張り具合が始めは気にもならないのだが読み進めると
苦痛に思えるようになって、後半でフランスに帰ったシリルを追って素直になるが
ツンデレのデレの部分が圧倒的に少なくて萌えを残念ながら感じなかった。
でも内容とイラストは合っているのがまた惜しい感じ。

3

非常に甘いお話でした。

もうとにかく甘かった!
さすが外人というか(笑)←偏見?
最初から甘々な攻だとは知っていたのですが、それにしても甘かった。
もうなんていうか「甘かった」しか出てこないくらいの甘さでした。
受を窒息させたいと思ってたくらいですから、そんなに甘くても仕方ないのかな。
実をいえば甘い感じの人って苦手なんです。
その苦手をわかった上で読み始めたのは、受がツンツン系だったからなのですが。
なのですが。
なんというか、自分の求めるツンツンとは違うのかなという印象も。
ツンツンというよりももうちょっとウジウジというかイジイジというか。
攻との格差?みたいなのを非常に気にしてる部分の方が目立って。
ま、恋愛に対して鈍いから自分の気持ちもなかなかわからなくてイジイジの理由とかがわかるまでに時間がかかってしまったのかもしれないけど。
それなのにそれなのに。
こんなお話なのに、身体関係先行なのもちょっと驚きでした。
なんていうか、甘い攻がそういう手段に出るとは思わなかったので。
受の方は等価交換として差し出すのはそれなりにわからないでもないのですが…。

1

好きな人にはたまらないメロメロ攻め

まさに題名通りの本でした。
こうなると、判断基準は好きか嫌いかのどっちかしかありません。
攻めにメロメロに愛される、超ツンツンの自覚のない受けというシチュが大好きな人にはたまらない話でしょう。
じゃあ、自分はどうかっていうと展開や設定にもより好みの場合もありますが、この設定の場合は好きじゃありません。
しかし、客観的にみれば作品としてはそれなりの作家さんですから上手くはできているのです。
なので、そこのところを評価してのこの評価です。

本が好きでついその世界に入り込み、読んでいると登場人物の表情になってしまうことをからかわれ気持ち悪いと言われた為に、無表情になり、人付き合いが苦手になった和利。
そんな彼の近所に父親の友人の家族が近所に引っ越してくることになる。
何とフランス人で、とても可愛らしい外見のその子供シリルは、和利と同じ学校に転入するということで、日本語ができないだろうと、何かとシリルの世話をやくようになる。
彼はフランス人だから、、それが理由だったかもしれないが、実はシリルは和利の目の届かないところでは全く上手くやっていたのです。
さらに中学校の時見た成績表・・・やっぱりね、と思ったのもつかの間実は模試で全国一位の成績だったことがわかり、いたくプライドを傷つけられたのと、シリルが自分に嘘をついていたのを知って絶交してしまいます。
そして大学生になったある日、シリルと再会します。
彼も大学生と思いきや、飛び級ですでに大学を卒業し、父親の会社の日本支部で勤務になったのだと・・・
和利を好きと言ってはばからないシリルはずっとずっと和利につきまといそして社会人になっても。
図書館司書をしている和利にシリルは図書館カフェのOpenと、その店長を依頼します。
お前の好意を受けるのは施しだという和利に、シリルは和利の体をくれという。
そうして、カフェは開店し、和利は愛人として店長として、店も軌道に乗り、和利も好きな本に囲まれ好きな仕事をして3年が経過するのですが、ある日二人は気まずい言い合いをして、不穏な発言をシリルがし、その翌日から彼と音信不通になってしまうのでした。

とにかく、シリルが好き好き好き~のまさに溺愛。
和利のその突っぱねを超ツンツンで自分の気持ちに気がつかない、自分の本音を隠しているひねくれ者ととることもできなくはないですが、
これだけ嫌がってるんだから、もうシリル諦めればいいのにとさえ思います。
しかも3年も愛人的関係・・・これも愛人とは言うものの、和利の超ツンツンとうけとれなくもないが、ほんとうにシリルの懐の大きな愛あればこそですよ。
攻めにしかわからない受けの魅力です。
それが気まずくなって音信不通になって初めて不安を覚え、彼がどんなに大切かと思うという予定調和に、ふぅーっ、、、

自分的好みなら、いっそ攻めが受けを調教して、洗脳していたとかw超腹黒でとか、
人間として汚い部分があったほうが、好みなんだと思いました。
ひねてくれているのかな?
でもそのほうが主人公達に関して共感とか持てる気がする。
そんな、溺愛彼氏が苦手な要因でした。

1

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