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銀座の恋の物語

ginza no koi no monogatari

银座的恋爱故事

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表題作銀座の恋の物語

占い師修行中のバーテンダー 佐竹航23歳
小学校教諭 武田一成

同時収録作品銀座の恋の物語 第2章

俳優 竜吾郎
ネイリスト 久慈南25歳

同時収録作品銀座の恋の物語 第3章

同時収録作品銀座の恋の物語 第5章・第6章

ゲイバー銀城のマスター 葛城銀
台湾から職を求めてきた青年 アンソニー(楊威利)

その他の収録作品

  • おまけマンガ

あらすじ

銀座のゲイバー「銀城」には、教師、俳優、ネイリスト、マンガ家、台湾出身のバーテンダー、宝石店店長…などなど、
様々な職業、国籍の男たちが、癒しと出会いを求めてやってくる。
そんな彼らを迎えるのは、イケメンオーナー・葛城と占いの出来る従業員・佐竹。
ここは、酒に酔い恋に酔いしれる、極上の店ーー…。

鳥人ヒロミが描く心の底からしびれるような恋の物語、六話を収録!!

作品情報

作品名
銀座の恋の物語
著者
鳥人ヒロミ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403663925
3.8

(18)

(4)

萌々

(10)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
69
評価数
18
平均
3.8 / 5
神率
22.2%

レビュー投稿数8

なんか、うれしい

雑誌連載は、コミックスになってから読む派なので、鳥人先生の商業オリジナルとは随分ご無沙汰いたしましたが、

実に、よかった

ストーリーの展開が自然で、
ちゃんとみんなハッピーエンドになって、
そして、
どのキャラも、みんな色っぽい。
舞台になった、銀座のゲイバーにふさわしい、大人の色気ですな。

特に、ヒゲのないアンソニー君がかわいい。
酔って下品になった時の顔が、壮絶色っぽい。

前半には同時発売の「ジュエリー~」晶ちゃんがちょいちょい登場。
「ジュエリー~」よりこちらの「銀恋」を先に読むのがお薦め。

2

こっちの方が好きかも

「ジュエリー・スィートホーム」と同時発売になった作品で読むならこちらを
先に読めば良かったかもと言う時間の流れのスピンオフ。

4カップルの恋のお話とお客で「ジュエリー・スィートホーム」の晶ちゃんが出ていて
最後の最後のチラッと昇龍さんも出ています。
ゲイバー「銀城」を背景にした内容でそれぞれのカプの出会いから恋になるまでを
描いているのですが、それぞれのカップルがかなり個性的。
それに「銀城」のバーテンダーの佐竹くんの占いが本格的で良く当たる設定で
それぞれの(自身も)カップルを占っていて、恋のキッカケアイテムみたいになってる。

ジュエリー~も宝石の不思議感ありましたが、こちらは占いでの神秘。
それが面白いように当たるのですからやっぱり不思議系の作品なのでしょうね。
個人的にはバーテン占い師の佐竹くんと小学校の先生武田さんのペアが好きでした。
今どきのチャラ男に見える佐竹くんが必死で先生を助ける姿は素敵。
年下相手で素直になりきれなかった先生もこれはオチますと言う展開でした。

マスターと台湾から来たアンソニーとの出会い編になる内容はかなりマニアックかも。
えっ!!そんなお酒飲みたくないとチビッと引いちゃいました(笑)
描かれているそれぞれのカップルが被る感じが無くて面白い内容でした。

3

大人の銀座

銀座のゲイバー「銀城」を舞台にした従業員やそこに来る常連客の恋の物語がオムニバスで展開されます。
自分の好みからしても、こういう一つの場所を起点にしたオムニバスってとても好みv
二丁目じゃなくて銀座っていうのが、何となく雰囲気がいい感じがしませんか?
同時発売の『ジェリー・スィートホーム』はそこでの主人公が銀城の常連ということで頻繁に顔を出しています。
また雑誌の掲載時期もこちらが小説ディアプラ、スィートがシェリプラスでと同時期に掲載展開されているのです。

【バーテンダー佐竹×小学校教諭の武田】
初めて男性が好きかも知れないと思い、占いも無料でしてくれるという評判を聞いて銀城を訪れた武田が、本日の運勢で運命の出会いを予感した占い師見習いバーテンダー佐竹に猛烈アタックされるお話。
この佐竹、従業員なのに出会いを期待してはたらいているのか!?(笑)
仕事そっちのけでプッシュする姿が猪突猛進のワンコのイメージを受けます。
武田が好きになった同僚の教師が実はとんでもない性悪の男で、佐竹が学生時代にひと悶着あったという過去の事実が!?
偶然とはいえ、武田がタイプに当てはまる男性だっただけに、それもプッシュするに一役買う要素に。
どうやら押しに弱い武田らしいということで・・・第4章でその後の顛末と決着が付きます。
武田が好きだった同僚教師、本当に滅茶悪い男だったのですね、武田は嵌められて借金のカタに売られそうになったのですよー!しかし、これで武田もわかったでしょうw
佐竹、仕事中は髪を上げいてるのですがプライベートでは髪をおろしていて、何とイケメン!?
人との出会いにはこんなこともあるんだ~「運命」もまたおかし~なお話だったのかも。

【俳優の龍五郎×俳優の双子の片割れ・南】
完全ノンケの俳優の兄弟・北斗が男に言い寄られた時の身代わりをする南が、龍五郎と寝て好きになってしまうのだけど、身代わりだったことが言いだせなくて悩んでいる。
ここでは、佐竹の占いに頼らずに自分できちんとケリを付けている。
それにしてもこの龍五郎、性格の不一致で離婚歴がある男。
北斗だから誘ったはず!途中で解ったらしいが・・・案外に節操無しなのかも?と

【アナログ派のベテラン漫画家むとう×新人売れっ子漫画家とうじ】
このむとうのキャラクターが”Theおやじ”で何か憎めない~♪
女性が好きだけど性格についていけなくて結婚はあきらめ、男を喰ったらいけたのでバイ(タチ)になり、おっぱいが恋しくなると時々風俗にも行くと言うwwwで、男性はハッテンバじゃなくてゲイバーで♪
そんな彼が、彼の二次で人気を得て売れっ子になった新人をあまり愉快に思ってないのだが、この新人とうじと銀城でばったり会って、話すと案外いい奴だと。
どうやらとうじはむとうが仕事の上でもタイプでも好みのよう。
締め切り前にアシスタントがインフルで全滅して、助っ人を申し出たのがとうじ。
アナログにこだわるむとうとデジタルのとうじのせめぎ合いもありながら無事締め切りに間に合わせることができるのだが、同時に互いを理解することになるという話。
ここで、二次創作に関するむとうの言葉があったり、とうじの言葉があったりして、設定が漫画家だけに作者さんの声も反映されているのかもと興味深く見るのです。
エッチはなかったけど、きっとむとうが攻めだとは思うのですが、個人的にはおっさんは受けが希望w

【銀城のマスター銀×台湾人バーテンダー・アンソニー】
将来大人向けのバーを台湾で開きたいと日本で勉強するためにやってきたアンソニーがもめ事に巻き込まれているのを助けたのが銀。
店で働かせて欲しいと頼むアンソニーが気に入り、そこで関係を持つ。
しかし従業員とは寝ないという銀だから、従業員になったアンソニーとはそれっきり・・・彼の片思いの後2年・・・
もう台湾へ帰るというアンソニーを引きとめられない銀。
彼が本当はアンソニーに魅了されていたはずなのに、手を出さなかったのは、いつか彼が帰国してしまうかもしれないという怖さという彼の臆病さと、彼を手元のバーに置いておいたことでのちょっとずるい安心感があったのかもしれない。
だけど・・・
アンソニーが酔うと下品になるといって見せる顔、そして痴態は、それに乗る銀は、ほんの短いシーンとショットなのに、ゾクっとくるものがあります。

鳥人さんらしい、というのは自分にはまだよくわからないのですが、ストーリーテラーらしい作りで1話1話が実に魅了します。
もちろんキャラクターもあるのでしょうが、その展開がなかなか大人の物語だと思うのです。
そこが居心地が良い点でもあります。

2

心の底まで、しびれるような〜♪

ゲイたちが密かに集う銀座のBAR「銀城」で繰り広げられる、男たちの恋バナ連作。
占い修行中のバーテン×同僚♂に片思い中の小学校教諭
バツイチのバイ俳優×若手俳優の双子の兄
ベテランマンガ家×二次創作同人誌も人気の新鋭マンガ家
バーオーナー兼マスター×台湾人バーテンダー
という4組のカップルが登場します。

個人的にはマンガ家同士の話が面白かったなぁ。
攻めがイケメンじゃないし、あり得るシチュエーション設定を上手く使ってるし、作者さんが生モノ妄想してできた話なのではないかしらん?と想像してしまいました(笑)

キャラクター的には、台湾人バーテンくんが面白かったかな。
女っぽい訳ではないのに、語尾に「ネ」をつけるしゃべりかたって、ちょっと萌えるかも。

お客として度々登場する宝石店店長は、別コミックス「ジュエリー・スィートホーム」では主役やってます。
掲載誌を確認すると同時期に連載されてたようで、遊び心が感じられるのも楽しかったです。

2

銀座で織り成す恋模様♪

私にとって、初・鳥人ヒロミさん。
今まで雑誌でも読んだことがなくて、電子書籍サイトで目に留まったので購入してみました。

舞台は東京・銀座。
いわゆる"新宿2丁目"や"ハッテン場"として集い賑わうところではなく、品があって少しだけ敷居が高い感覚。
高級なハチミツの入ったお酒が飲めて、そしてお客様への配慮もなされているというゲイバー・銀城(ぎんじょう)。
このバーを軸に、色々な恋の話が詰め込まれた1冊。

◎見習い占い師・佐竹、と小学校教諭・武田の出会いから結ばれるまでを描いた「第1章」「第4章」
◎俳優・竜五郎の誘いに、若手俳優・北斗の身代わりとして寝た双子の弟・南の恋を描いた「第2章」
◎漫画家歴16年のベテランだが絵が下手なむとう先生と、某SNSサイトで絶大な人気を誇った激ウマ新人漫画家・とうじの心が結ばれるまでを描いた「第3章」
◎Bar銀城のマスター・銀さんと、日本での修行を積むため来日した台湾人・アンソニーの2年間の微妙な間柄を描いた「第5章」「第6章」

と、本当にバラエティに富んでいて、どの章も必ず何かが飛びぬけているモノがあり、読めば読むほど全てのキャラに惹き込まれていきました。

そんな中でも、特に好きなこちらのお話を。


◆第3章、漫画家のむとう×とうじ編
完全アナログ派の39歳、ベテラン漫画家のむとうが、一人打ち上げと称してBar銀城を訪れた夜。
そこで何と、出版社の新年会にて(嫉妬を存分に含ませて)こき下ろしてやった完全デジタル新人漫画家・とうじに声をかけられて――と進んでいきます。
いやー、どの章も面白いんですが、この章は飛びぬけて好きです!
綺麗な顔をしてグイグイ来るとうじに、妙にたじろぐむとうの姿に笑える笑える。
しかも、綺麗な顔をして(二度目)十分変態気質を持っているとうじ。
この子の言葉のチョイスが面白いったら!
とうじくん、相手の男が3日風呂に入ってないのは、「この業界での褒美」じゃなくて単なる君の性癖です(笑)
漫画家の二人な訳ですが、何と言いますか、作者さんご本人が漫画を描かれる方だからこそ描ける裏側の惨劇加減がリアルでした。
私自身、「漫画を描く人」と言われると、むとうのようなアナログさしか分からないので、臨場感溢れて感じ取れたというか。
逆に、デジタルと聞くと、今はこういう風に作業を進められるのか、と感心させられました。自分の知らないところを垣間見れた気分♪
オヤジなむとうが振り回されるのは、ガツガツ来るとうじに比べて、実はすっごいロマンチストで乙女な感じだからなんですよね~。
だからこそ、自分がピンチな時に、あんな助けられ方をされたらイチコロだったわけで…♡
(車でキキィーッな登場もそらオチるわw)
『むとう×とうじ』な関係ですが、いつかとうじがむとうの前立腺を開発して、リバップルになる姿も是非見たいです♪


あまりに「むとう×とうじ」が好きでこちらしか書けませんでしたが、マスター×アンソニー編も大好きでした!
ニマッと笑う、あのアンソニーが可愛すぎて…♡
鳥人さんの世界観、なにやら嵌ってしまいそうな気配がします♪

2

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