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表題作ワイルドハニー 2

橘宗近、青陵高校の生徒会長
九狼ヒナ、狗神一族の当主

その他の収録作品

  • その後のワイルドハニー(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

人狼一族の当主である九狼ヒナは、犬猿の仲だったライバル校の生徒会長・橘宗近(たちばな/むね/ちか)とようやく結ばれた。だが一族の秘密を知った宗近をヒナの叔父であるリンは許さず、ヒナは宗近から自分に関する記憶をすべて抹消した後、本家に連れ戻されてしまう。穏やかな学校生活の中、記憶にない「誰か」の姿を探し求め、苦悩する宗近。一方、屋敷に幽閉されたヒナは、宗近をリンから守るためだけに一族の女との結婚を受け入れるが――。

作品情報

作品名
ワイルドハニー 2
著者
竹中せい 
媒体
漫画(コミック)
出版社
心交社
レーベル
Chocolat comics
シリーズ
ワイルドハニー
発売日
ISBN
9784778114824
4.1

(19)

(6)

萌々

(11)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
78
評価数
19
平均
4.1 / 5
神率
31.6%

レビュー投稿数7

切なさが胸キュンしちゃう

いいですね、最高ですね、もふもふだけで終わらないラブは本当に面白いです。
好みの作品だと思えばどうしても高評価になってしまいますが、萌えなんですもの。
もふもふでよく見かける可愛い系の受けでないのも逆に胸キュンします。

人狼であるヒナとライバル高校の生徒会長との禁断ラブだけでも素敵なのに
ヒナの一族の九狼家の後継者問題が大きく絡んでシリアスで切なくてでもワイルド。
様々な要素がいい感じで混在しているので読み応えも抜群です。

前作で橘のことを好きだからこそ離れる決意をして自分に関する記憶を消してしまう。
なにも知らない橘は普段どおりの生活を送り始めるがどこか空虚で大事なことを
忘れているように感じてしまう。

そしてヒナは一族の後継者を未来に継ぐ為に結婚をさせられることになり、
その定めを諾々と受け入れるが、心は橘の元へいつも行ってしまう。
意地っ張りで本当に可愛いヒナなのです。

そして今回かなり切なかったのがヒナの叔父で理事のリンの過去の出来事ですね。
一族に復讐したい、そして過去の出来事がヒナだけ幸せになることを許せない気持ちに
拍車をかけているのですが、その苦しみと切なさが身にしみる出来事でどうかリンに
かの人を帰してあげて、奇跡をどうぞお願いと願わずにいられませんでした。

それでもヒナが生まれる前の出来事なのだからその可能性は低いのでしょうが
せつな過ぎて確かに一族、ヒナの幸せなど願えないと思える話でした。
それでも非情になりきれない優しさも感じて、不幸の連鎖が続かなくて良かったと安堵。
二人もなんだかんだといいながらラブラブになっているので後味も悪くない。
でも過去を憂えるリンの幸せは・・・是非幸せにしてあげて下さい。V

4

どうか、幸せを

こちらなかなかにシリアスです!!

最後に怪しい雲行きになった1巻でしたが、この2巻で決着がつきます。今回はヒナの実家、九狼家本家が舞台です。

正直モフモフを堪能する暇もない位切なかったです。
1巻で気になっていたリンさん(理事長)の過去には本当に涙腺が崩壊します
どうか、どうか、リンさんを幸せにしてあげて下さい
切実にお願いします!

主役カップルである宗近とヒナは互いになくてはならない存在、相思相愛で...こちらも堪能させていただきました...

モフモフとキュンと切なさを兼ね備えてるこちらオススメです!!(1巻読まれてない方は是非1巻から!!)

続きがでるなら、カイでしょうか...まずリンさんを幸せにして下さい...どうか...

(というか、リンさん40前後?)

3

発情するのは一人だけ

人狼の血を継ぐ九狼家当主のヒナとライバル校の生徒会長宗近の禁断愛の2巻です。
1巻で、宗近は記憶を消されて、ヒナは本家に連れ戻されます。2巻では、リンの、ヒナへの憎悪の理由が明らかになります。

なぜか宗近の手元にあったエレミヤのネクタイや、断片的によみがえる記憶。心の底にある喪失感に悩んでいた宗近は、とうとうヒナのことを思い出します。そして、ヒナが結婚させられるのを知り、助けに行くのです。ヒナも、リンに無理やり発情させられるのですが、自分が発情するのは宗近だけだと、一生懸命に抗います。

離れていても相手を強く想う、二人の気持ちが切なくてキュンキュンします。そして、リンの悲しい過去も、切なくて胸が苦しくなります。リンが本家にされたことを思えば、あのヒナへの鬱屈した思いにも納得がいきました。どうか、リンも幸せになってほしい、蒼也が生きててほしいと思います。

最後の二人のエッチでは、ヒナの恥ずかしがる様子や色っぽさにクラクラします。相変わらず、満月になると宗近の元へ通うヒナに、安心しました。

切なくて、甘くて、ケモミミを堪能できて、キュンキュンできる1冊です。

4

既に1巻の内容を忘れてる…(ー ―;)

正直あまり内容を覚えていないので1巻から読み直し。
そうそう大好きな橘の為にだったわ。

今回はリンがかなりの悪者役でしたね。
何でここまでするんだと最初は腹も立てましたが
過去の出来事を読んで納得してしまいました。
ヒナ自身に直接的な恨みはないけど
自分はここまで苦しんだのに、恵まれてるヒナを妬むのは当たり前だよね。
おかげでヒナたちのところよりもリンの方が心に残るお話だった。

ヒナのところは橘が助けに来て
すんなりとはいかずとも、また同じ生活を送るようになります。
邪魔をするリンですが最終的には自分の過去とダブってしまい
結局はヒナを助ける感じですね。

でもどうなんだろう?
リンの好きだった人は、やっぱりもう完全に亡くなってるのかな…
またリンの前に姿を現してくれるって希望もないのかな…
どうせならリンの方もというかリンの方が幸せになって欲しいよ。

4

愛だよ、愛。

1巻ではヒナが橘の記憶を消し、切ない終わりになっていたのでシリアスモードから2巻は始まります。

学園から去り本家へと戻ってきたヒナ。
次の満月の日に女性を娶り『交尾』をしろと命じられます。──狼の血を途絶えさせないために。
明るく振る舞うけれど、誰もいないところで橘にもらった万年筆に縋るヒナ。
『俺はお前がいいよ 宗近』
痛々しくて涙が浮かびました。

一方橘はどこか拭えない違和感に戸惑い、苦しさを覚える。
ヒナを忘れても、ところどころに『ヒナ』を感じる橘は、満月を見上げてすべてを思い出す。愛だねぇ。
ヒナに会うため、ヒナを助けるため九狼の本家へと向かう橘。
けれどヒナは橘を冷たく突っぱねる。
素直になれないヒナ。それは橘を想ってのもの。
橘が去ったあとあっさり帰んなと悪態をつきながらボロボロ泣くヒナが切ない。
だけど橘がそんなヒナを置いて帰るはずがありません。
今度は安心して嬉しくて泣くヒナ。
本能には勝てません。

リンのことがどうしても憎めなかった。
ヒナに対しての仕打ちに憤り、ヒナにあたらないでと非難したくなりましたが、リンも傷を抱え消化できていないことを思うと切なくなりました。
ヒナが憎いと言いながらも、それでもかわいいと思う心があると分かってちょっとすくわれた気持ちです。
リン救済のお話をかいて欲しいなぁ…。

この2巻はシリアスモードが満載だったので、最後のらぶらぶは余計に甘く感じました。
恥ずかしがるヒナもかわいい。

ヒナのツンデレ具合にひっじょーに萌えたお話でした。

3

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