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表題作ロマンチック・レプリカ

江崎貴之
関連ディスプレイ会社デコレーター
吉岡弦
マネキン製造会社職人

同時収録作品ロマンチック・レプリカ

堂上永貴
江崎の同僚デコレーター
羽根理

その他の収録作品

  • その後
  • あとがき

あらすじ

義兄への気持ちを相談するうち、先輩デコレーター・江崎と身体をつなげたマネキン職人・弦。次第に江崎への想いを自覚する弦は!?

作品情報

作品名
ロマンチック・レプリカ
著者
うえだ真由 
イラスト
金ひかる 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
きっと優しい夜
発売日
ISBN
9784344829510
3.2

(15)

(0)

萌々

(5)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
48
評価数
15
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数6

強いて言うならもう少し

「きっと優しい夜」のスピンオフ。
前作の二人もそれぞれ登場してましたが、こちら単独でも読める作品だと思います。

表紙の受けがあまりに少年ぽく見えたので読むのが遅くなってしまったのですが、ヤンチャで素直で真っ直ぐな頑張り屋さんで好感の持てるキャラクターでした。
下っ端ながら若手の職人として5年以上頑張って働いているから、もう少しキャラデザ20代前半の若者らしくてもよかったんじゃないかな。(私には10代に見える)

攻め受けどちらも前作に出てきたキャラクターなので、この二人がくっつくんだ!とびっくりしました。

人当たりが良く、掴みどころがない大人の遊び人タイプの攻め×(前述した通り)ヤンチャで素直な頑張り屋の年下受けです。

二人が仕事上の付き合いから、さらに仲良くなり、そして一線を越えるまで…恋愛感情ではないけど、少しずつ変化していく距離感が丁寧に描かれていたと思います。

でもその分気になる人→好きと告白する辺りが…受けの義兄失恋ショックと合わさっていた分少し唐突感はあったかな?
攻めも掴みにくいキャラクターなので、一度寝た時に思いがけず可愛くて惹かれたのだと推測しますが、遊び人が本気になった瞬間が知りたかったです。

いや、二人のキャラクターの良さやマネキンのお仕事のことなど絡めて楽しく読めたのですが、強いて言うならもう少しという感じでした。

派手さはないけど誠実で優しい雰囲気の作品が多い印象のうえだ先生。(作品によっては切ない成分多め)
切り替え上手で元気いっぱいの受けが可愛くて、私は好きでした!

0

そのうち別れてしまいそうな予感

ずーっと受け視点なこともあり、手慣れた遊び人の攻め(飄々としてて掴みどころがないけど、モテるし遊んでるのがチラチラ見え隠れする手強いタイプ)が、なんで受けと付き合う気になったのかがイマイチわかりませんでした。

多分寝てみたら予想外に可愛いことに気付いたのがきっかけだろうけど、なんかその程度という感じしか伝わって来ないので、そのうちつまらない理由で別れそう。

受けも義兄への想いが恋なのかなんなのか分からない、でも同時に攻めの事もなんだか気になる…みたいな二つの恋の同時進行はまぁ理解できる。

だけど義兄への想いにようやく決着がつくのが、終盤。
そこまで引っ張るんですよ。
しかも義兄が結婚すると知ってようやく本気で好きだったと自覚と同時に失恋決定で、かなり落ち込むんですね。
痩せるし、仕事でもミスを連発する。
その傷心ダメージ描写が印象的だっただけに、その後いきなり攻めに告白するシーンに目が点。
気の変わりの早さが唐突だし、気になる人から好きな人になぜ昇格したのか良くわからない。
おまけに、この攻めだったから好きになったというよりも、手近なとこに攻めがいたから好きになったような気もしちゃうんですよね。

中立か迷ったけど、マネキン業界のお仕事描写が楽しく読めたのでおまけして萌で。

1

主人公・弦がカワイイ

「きっと優しい夜」のスピンオフですが、私は未読状態で読みました。特にそう問題はなかったです。

表題作と「その後」が収録されています。
「その後」は16ページ。表題作で恋人になった二人の後日談です。弦の部屋で、江崎と「お家デート」をしますが…本編では大人だった江崎の意外な一面に笑いました。

どちらも弦の目線で話が進むのですが、弦が可愛らしいです。優等生ではなく口調もやや乱暴なのですが、一生懸命背伸びをしている年下の受けって感じで愛らしかったです。

最初から江崎が大好きで一途というわけじゃないのですが、私は弦の思考に好感が持てたので物語が受け入れやすかったと思います。全体的に優しくて柔らかい雰囲気の作品です。

表紙めくってすぐのカラー挿し絵のキスシーンが好きです。弦の顔がちょっと赤いのがほんと可愛いなぁってにやけてしまいました。

3

恋になるキッカケ

「きっと優しい夜」のスピンオフで個人的には前作の二人よりもこちらの方が
良かった気がします。
だからと言って凄く~って程ではないのですが、恋ってこんな風に始まることって
以外にありかも知れないと思う展開でした。

内容は受けになるマネキン製造職人の弦視点で描かれていて、親の再婚で兄弟になり
その後二人が離婚して他人になってしまった義兄に仄かに思いを寄せているが
それが恋愛的な意味なのか兄に対する好意なのか自分でも解らないままに過ごし、
系列会社のデコレーターであり、コンパ大好きな遊び人と言われていて
遊びに性別は関係ないと言っている江崎に自分の友人の悩みとして相談したことから
本社に来る度に気安く話せて飲みに誘うような関係になっていく。

そんな時に江崎が上司にダメだしされている現場を目撃し、落ち込む江崎をなんとか
励ましたいと、無理やり飲みに誘い、何故かその後に離れる事に戸惑い、
どうせ誰かと遊ぶつもりなら自分でもいいのではみたいなノリで一夜の関係を結ぶ。

その時に、義兄の事を思い浮かべ胸の苦しみにやはり義兄が好きだったと知るが
それと同時に江崎の事もきになっていく。
しかし、義兄が結婚する事を聞かされ、失恋のショックで落ち込み江崎とも
自分から距離をさり気なく取りながら、一人思い悩む展開。
この時点でもはっきりと自分の気持ちの整理が付いていない感じですね。

それが電車内でのトラブルに巻き込まれて江崎を頼った時に義兄への初恋に似た
兄を誰かに取られる嫉妬めいた感情と江崎へのいつの間にか育っていた思いとは
明らかに違うと、江崎に恋していることに最後に気がつき相愛になる話。
本気の恋をしたことが無かった弦が恋をして心の成長も遂げるような内容です。
江崎視点がないので、相手の気持ちの度合いが解りづらいけれど、
最初に抱き合った時には既に特別な相手になっていたような気がします。

3

悪くはなかったんですが

うえださんは好き作家だし、年の差ものは好きだし、キャラクターは受け攻めどちらも好きなタイプだったんですが、なんとも言いがたいような物足りないおはなし。

悪くはないんですが、かといって、いいわけでもない。
好きなタイプのおはなしなんですけど、好きな一冊にはなりませんでした。

キャラや設定、そういったものが、うまく噛み合っていないような読後感でした。

うまくまとまっていないけど好きなはなしがある反面、どこが悪いわけでもないけどイマイチなはなしだったのかも。

関連作になる前作は好きだったんですが、こちらはどうにも残念でした。
なんだか、楽しみそこねた気分です。

2

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