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読んだのは1年前ですが、良かった!
大好きな大御所作家さんの顔パーツを少し小さくした感じの絵柄だなぁと思ったのが最初の印象だった小笠原さん。
「BLACK SUN 奴隷王」と「雨の中からやってきた」がすごく良くて、本作も気になって読んでみました。
「とにかくミステリアスで美しい、レイx謎の病に悩まされてる大学生、ミヤ」
上述の2著作もそうなんですが、この方の著作はオリジナリティがすごい、
唯一無二の作家さんですね。
「BLあるある」が一切出てこないです。
表紙とタイトルのイメージから「暗い話なのかな?」と思ったら全然違って一安心。
まず蛇とウーパールーパーがギャンかわ。
攻めがかつてのタッ○ーっぽい髪型で時代を感じますが(まぁ約10年前の作品なのでね)これはこれで良いですねぇ。
絡み自体は早いけど、ちゃんと内面描写もあります。
上述の他著作もだけど、ところどころコミカルなのがいい。
幼少期のことなんてそんな詳しく覚えてなくても、記憶力は人によるのでしょーがないですよね。
ミステリー要素ほんの少し含みますので、ぜひネタバレなしでお楽しみください。
とにかくびっくりする方向のスパダリ溺愛です。
病弱で月に一回通院しながらも、父と同じ警察官を目指し大学に通う未弥。大学で時々見かける派手な男は、地下坑道で乱行パーティーをやっているとの噂がある。そんな男からある時、未弥もパーティーに誘われる。しかも、男は未弥の事を知っているみたいで。
思ってたより純愛でした。
子供の頃好きになった相手を救うため医師になり、研究を続けていた令の献身が涙ぐましいです。身体の弱い未弥を体調を気遣いながら抱いたシーン、私は結構好きでした。
クールに見えるけど、令は長い間我慢していたでしょうしね。軽井沢でのお医者さんごっこからの「本当はレイが好きなんだ」発言も萌えました。令は相変わらずポーカーフェイスだけど、絶対キュン!ってなってるはず。
ちょっと私としては気になる点もありました。
●医師(日本ではモグリ)×病弱な青年という設定なのに、二人とも髪型がヴィジュアル系
●令の心情が解りにくい。未弥を失うかもしれない不安や、焦りなどが垣間見えたらより良かったです。
●未弥の両親(特に母親)が冷静すぎる
『奴隷王』や『ナイトメア』とはまた違う、小笠原さんの世界観。淡々とした運びと美麗な絵柄、そして今回はサスペンスのような緊張感と静けさがありました。色で言うなら青と白の間のような、この雰囲気は他ではないような気がします。
お話自体は良くあるというか、普通なんですが、小笠原さんのBLは、キャラクターの魅力や萌というより、世界観なので、良いのではないかなと思います。
ラブラブシーンも、異世界設定の時より穏やかで回数も少なめ。コミカルさやギャグは影を潜めて、ミステリアスな空気感です。何か起こるのではないかと思って、終始ドキドキさせられます。
かといって暗くは無いですし、基本的に幼馴染み・一途・ハッピーなので、明るい話です。
いつもとはひと味違うBLをお探しの方にオススメしたい一冊です(かなり好みが分かれるとは思いますが)
あらすじだけ読むと、なんだかチャライお話みたいですが、ところがどっこい、幼い頃の一目惚れの恋を叶えるために新薬開発しちゃうという、意外とシリアスなお話でした。
いちゃいちゃラブエロなだけのお話じゃなくて、シリアスなストーリーが一本芯に入っているため、その分所々駆け足な所があったり、ラブ自体があっさりめな感じもありますが、コミックにもちゃんと内容が欲しい派にはこれはこれでいい。
ただ、主人公の未弥が普通の日本人大学生なので顔が地味(それなりにちゃんとかわいくはあるのですが)。
私としてはせっかくの小笠原作品なので、白睫毛バサバサの美麗キャラをもっと拝みたかったかな。
小笠原さんの作品は、独特でわりとハードなイメージがあったのですが
今回はどちらかといえば甘目の作品でした。
嫌いじゃない、嫌いじゃないよ(≧◇≦)ノシ
特殊な病気を持っている受。
定期的に病院に通い、点滴等々行っている。
将来の夢は警察官。大学1年生だが勉学にいそしんでいる。
そんなさなか目を引いたのは独特の雰囲気のある男。
不思議と惹かれる相手であり、その正体とは・・・・
1冊まるまるかけて描かれるストーリーに
ぐっと惹きこまれました。
どうして自分の名前を知っていて、病気のことや父親のこと、
どうしてこんなに・・・・その答えが少しずつ明かされていき
惹かれていた理由、醸し出す匂い。
すべてがつながったときようやく~な流れがすごく好きでした。
どんな事をしてもこの子の笑顔を守りたい。
その一心で頑張ってきたのだと思うと攻の印象もぐっと良くなりますね。
ウーパールーパーと受の笑顔が重なったとき
これがまた可愛かった。
おもったよりすんなりエチに関しては受け入れてしまうなー
と思わなくもないのですが、逆にそれがまたいいのかもなーと
思ってみたり。
気になる点もなくはないのですが
良い作品だと思います。