順風満帆、不自由ひとつしなかった俺。でも、初めての男カンケイは…!?

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誰にも愛されない 完全版(下) 長谷川×上野編

darenimo aisarenai kanzenban

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表題作誰にも愛されない 完全版(下) 長谷川×上野編

児童書の編集担当 長谷川哲史 27歳
ソフトメーカーの会社員で元作家 上野仁也 30歳

同時収録作品Dalsi zema

チェコ人 ヤーヒム・コルベル 42歳
チェコと日本のクォーターで教授 辻村司郎 45歳

その他の収録作品

  • CDのちょっとあとの話
  • おまけまんがその1
  • おまけまんがその2
  • あとがき

あらすじ

翻訳童話の編集・長谷川(はせがわ)は、仕事の合間に留学時代のルームメイトであり、翻訳家の日下(くさか)が営む古書店の店番を手伝っている。
ある日、雰囲気のある美貌の青年・上野(うえの)が客としてやって来てきた。
やがて店の常連となった上野を飲みに誘った長谷川は、その晩、上野に迫られてしまう。
その気はないと断る長谷川に態度を一変させた上野は! ?
不自由を知らない男・長谷川と毒舌美青年・上野のカラダから始まる大人のラブストーリー。

作品情報

作品名
誰にも愛されない 完全版(下) 長谷川×上野編
著者
山田ユギ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
ISBN
9784812484524
4.3

(59)

(31)

萌々

(22)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
256
評価数
59
平均
4.3 / 5
神率
52.5%

レビュー投稿数10

男同士だからこその葛藤と…

下巻は、上巻の受である日下のチェコ留学時代のルームメイトで現編集者の長谷川編!

リブレ版の時から長谷川編がすごく好きだったので、もう本当この下巻の発売を楽しみにしていました!ええ。もう大満足です!
そうなんです!なんと今作下巻は、コミックス初収録部分+描き下ろし部分がなんとあわせて111ページという大ボリューム!

育ちの良さがにじみ出てる坊ちゃん系天然タラシ×どこか影のある年上美人受
受の上野さんが、上品そうに見えて実は口が悪かったり、魔性っぽくみえて実は純情で一途な面もあったりで…ギャップ萌え!!

コミック初収録部分のact.7では、男同士ゆえの葛藤といった面も感じられてこれぞBLの醍醐味!という感じで…本当に読めてよかったです。
エロも情熱的かつ濃厚で…もう、ドキドキしました!

上巻で日下を狙っていた?チェコ時代の大家さん『教授』こと司郎編も収録されています!
こちらもコミックス初収録。大人な雰囲気漂いまくりのオヤジ同志の腐れ縁ラブw

おまけまんがもしあわせ~な気持ちで読めました!お風呂エッチ最高…!
今作もカバー裏必見です!ヤーヒムと教授の出会いが…カバー裏でw

3

こんなの泣くに決まってんでしょ!?最高でした!!!

旧版を持っていたため書下ろしが目当てで買ったのですが、
なにこの幻の七話!!!!
びっくりしすぎて変な声でましたよ。
買ってよかったとかそういう時限じゃないです。
買うしかなかったんや!!!っていう感じです。もうね、義務。
こんないい作品を読むのはもはや義務。
萌たぎりましたよ。。。
こういう過去とか家とか別れとか絡むのは反則だよ!泣いちゃうにきまってるでしょ!!
もう私ぼろなき。漫画にかからないよう必死でぬぐいながら読みました(笑)
そんでもって書き下ろし!!
かわいすぎますね。本当に。おそらく七話が入っていなかったとしてもこの10ページだけでも648円以上の価値がありました。

最初はえ!?完全版!?持ってるし買わなくていいかなーなんて思っていましたが買って最高によかったです。
旧版を持ってる方も未読の方も是非!!

1

いいとこのぼん

上巻では当て馬ですらない状態だった長谷川の下巻。
長谷川は、いいとこのボン特有の天然タラシパワーで、報われない恋を引きずって誰専遍歴を重ねていた上野に一目惚れさせた。
飯島と日下の恋が成就したことで、長谷川は今まで見ないようにしていた自分の本当の気持ちに気づき、上野との出会いで今まで見ないようにしていた自分の本当の性癖と向き合う。
いやぁ、BLはこうでなくっちゃ。
こんな風に同性との恋愛に思い悩んでくれちゃうのがBLの醍醐味だよって、あらためて納得。
下巻の方には、教授のエピソードや、ユギ作品ではおなじみのピーチパイのママも登場します。

0

隅から隅までサービス精神溢れるお楽しみ

完全版の下巻は、日下のチェコ時代のルームメイトで現・担当編集である長谷川と、過去のこだわりを持つ元作家の上野とのお話。
単行本に未収録だったact.7が入った事で本当の完全版となりました♪
おまけの書き下ろしは、日下にちょっかいを出そうとしていたチェコの下宿をしていた先生・司郎の話しがあって、何て憎い心遣いなの!と小躍りして喜んだ。

確か、この長谷川×上野編から絵柄が変わったんですよね~(しみじみ)
飯島×日下のキャラクターも大好きだったけど、
天然なのか男前なのか正体のつかめないアテ馬キャラ(自分的に)だった長谷川と、
一見美人でおとなしそうなのに、実は口が悪くてすっごい男な、でもそれが意地っ張りの部分だという上野は、とても魅力的なキャラクター。
単行本になる時、act.7までどうして出版社は待てなかったんだろうね~?
本当に、やっと完結した、という感じがします!!


長谷川が担当の仕事の為に日下の代わりに店番をしている時に、ひぐらし堂に入ってきた会社員の上野。
それから時々上野は店を訪れるように。
実は上野はゲイで、それを全く思いもつかない長谷川が飲みに誘った事で判明した勘違い。
その後、上野が池上銀サインの著書を購入していったことと
その本を戻してほしいと訪れた男が作家だったことから、上野の過去がわかってくる。

過去を引きずり、それでも忘れられない過去に傷付き、
そんな上野が放っておけなくなる長谷川と挑発する上野。
二人が、互いによって心の内を暴きだし、隠していたはずの本音を自覚させる。
そんな関係の展開は、長谷川が思いもよらずにちょっと優位なワンコ風味を
上野は女王様と言われているが、精一杯意地を張って虚勢を張って、実はとても一途で可愛らしい人なのだという、人間性も魅せる事となる展開はぐいぐい引き込まれる。

長谷川はいいところの坊ちゃんということが後々わかるのだが、彼の一見した軽さはそこにあるのかもしれない。
上野のツンデレ、丁寧語で人当たりのソフトな外見と比較して本性がばれる傲慢な態度は、もう大人のツンデレってコレだよ!!という好きなタイプの典型です♪
そんな彼が長谷川にのめり込んで真剣になっていくのがいいんだな~v

とりあえず恋人?な関係が確固たるものになるのが未収録だったact.7
長谷川の父親が病気で倒れ会社を経営している為に実家へ戻らなくてはならないのか?という問題と、
上野が作家としてもう一度復活するきっかけの話しが同時進行していきます。
ここで見えるのが、上野の健気な姿。
ここではまだ、長谷川はお気軽な感じでいる。
だけど、ここで初めて真摯に人と向き合うことを知ったんじゃないだろうか、長谷川。
本当に身も心も繋がる、マンションの入り口での早急なエッチは切迫感と切ない表情がエロさもあって、もうドキドキしてしまいます!
ユギ氏の乳首も堪能し、実に満足なのです。

そして!更に追い打ちをかけるドキワクが!!
日下を口説こうとしていたチェコの司郎編♪
オヤジ×オヤジ・・・付き合って15年以上の熟年カプですよv
浮気症で、すぐ別れると言う司郎につきあってずっと恋人でいるのはヤーヒムという男。
ワイルドで、懐深く、ふらふら親父の司郎にぴったり☆
ヤーヒムが手綱をしっかり握って、リードを伸ばしたり引き寄せたり。
そんな関係に思わず萌え萌えしてしまうのです☆☆☆

更に嬉しいオマケはカバー下に♪
司郎とヤーヒムの出会い回想編と、書き下ろしペーパーと連動した司郎に口説かれる長谷川という愉快な話し。
サービス精神満点のこの本、非常に満足な完全版なのですv

7

純粋に面白かった!

前作に引き続きやっぱり面白いと素直に感じ入ることが出来た作品でした。
前作で初めて読んで面白いと感じて続編の今回も前作の二人を随所に脇キャラで
登場させつつ、しかし主役は前作の脇キャラとなっているのに、
前作キャラが悪目立ちすることなく、今回の主役を惹き立てているいるのも
作家さんの力量なのだと思いました。

続編では長谷川の心の奥底を暴かれる展開もあってドキリとしちゃうこともありますが、
今回の受けキャラの上野さんは前作キャラとはまた違うギャップ萌えアリの
ツンデレキャラだし、尚且つ過去の恋をちょっと引きずっている影ありで
魅力的な受けキャラで好きですね。

攻めは天然日下の担当編集でお坊ちゃまな雰囲気の長谷川ですが、
前作でチラッと日下が好きなのかしらと思っていたけど、やっぱりちょっとだけ
心の奥底に気持ちがあったのねと納得。
それでもその気持ちを引きずらないで新しい恋に進む感じは好青年。

前作とは違った魅力で惹きつけられる二人の恋もとても素敵でした。
それにプラスのアダルトなオヤジカップルも何気に萌えます。
日下狙いかと思っていたあのオヤジにも15年も連れ添った恋人がいたなんて、
それも受けなんてと以外やら相手を見て納得やらと思わず完全版が出てから
買って良かったかもと思うくらい充実した1冊でした。

5

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