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表題作出ていってやるこんな家!

省吾 高校生
勇太郎 高校生

その他の収録作品

  • 時間が教えてくれるでしょう
  • 彼の木に彼の花咲く

あらすじ

いったいいつまで続くのか…この奇妙な共同生活は!?父、右京・30歳・職業は作家(エロ系!)。息子、勇太郎・15歳・高校生…ある日、右京が連れてきた恋人、弁護士の幹は正真正銘の男だった!?驚愕する勇太郎…が、今度は幼なじみの省吾からコクられて…。ひとつ屋根の下、いつのまにやら年若き父と父の恋人と息子とその幼なじみと…男ばっかり4人が暮らすことになってしまった、椎名家の複雑怪奇な事情とはいったい…?ほんわか切ない愛色に彩られたホームコメディ。幹の兄、樹の秘められた恋物語…の書き下ろしも入って、1冊で2度美味しい。

作品情報

作品名
出ていってやるこんな家!
著者
金丸マキ 
イラスト
ほり恵利織 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576006604
3

(1)

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萌々

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(1)

中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

続きが読みたいよ~

遅筆だと分かってる作家さんの数年前に出された本を読み、「続きが読みたい…」と思わされるのは、ある意味拷問ですねー。
この本もそんな感じでした。
短編三つで一応完結はしてるんですが、いろんなことを匂わせる伏線があっちこっちに引かれてて、ページを閉じたあとに「ちょ…続き読みたいよ…」と呟いてしまいました。
つまり、そう思わされるだけ面白く、キャラに感情移入してしまったということなんですが。

主人公は15歳の高校生。30歳で官能小説家の父親と暮らしてます。
ある日その父親が、男の恋人を家に連れてきて、一緒に暮らしはじめます。
怒った主人公は家出して幼なじみのもとへ。けどそこで、幼なじみにキスされ告白されてしまう。
コミカルだけど、心情描写や展開は丁寧です。
奥行きを感じるストーリーでした。

三つ目の短編は、主人公の父親の恋人と兄が主人公なんですが、コッチも面白かったなー。
あう、登場人物みんな好きになっちゃったよ。
みんなまだ幸せになったとは言い難いし、問題もいっぱい残ってるし、回収されなかった伏線もあるし、このメンツでの続編が読みたい読みたい読みたい~。

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