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この作家さんの作品でもかなり悪い身内が主役双方にいる話でただ甘くてセレブな
感じに終わらない流れで以外に楽しめました。
この作家さんの話は安心して読める作風があってある意味のお気に入りなのですが、
いつも以上にドキドキの展開だったかも知れません。
内容は幸運の星を生まれつき体に持っている受け主人公の雫を祖父や叔父が強欲に
雫を利用していく話です。
日本人の母とイギリス人の父を突然の事故で失い、父方のイギリス貴族の祖父に
引き取られることになった雫と姉。
二人はその日から軟禁生活のような扱いを受けることになります。
それは兄弟ふたりが幸運の星を持っていて、相手と契るとその相手が莫大な幸運を
手に入れると言う言い伝えがあるために、欲深い祖父と叔父は、二人を道具のように
金持ちに売り渡すことを画策していると言う身内とも思えぬ有様です。
姉には日本にいた頃から恋人がいて、始めは日本にいる恋人のことで脅されていた
姉ですが、恋人が全てを捨てて姉と逃げることを決め、その姉を手助けする雫。
この時点では幸運の星を持ったものを妻にすれば富を得られるということで
男である雫は姉を逃がしてさえしまえば大丈夫だと思っているのですが、
実は男でもいいのだと驚愕の事実を知らされ、祖父たちの思惑で雫は商品のように
見知らぬ富豪たちに売られようとしている。
雫のお披露目婿選びのパーティーで、攻めになるアンドレイに見知らぬ相手に
囲まれているところを助けられ、初めて会ったとは思えぬ安心感を雫は覚える。
アンドレイもまた、雫とは違う意味で双子の祖母たちに小さな頃から虐げられていて、
その祖母たちが雫の話を聞きつけ、アンドレイに雫を手に入れるように強要。
今回は共に強欲祖父母が登場していて、かなり滑稽な内容でもあります。
雫とアンドレイは10年前に1度アンドレイの家で行われたパーティーで出会っていて、
互いに相手のことが忘れられない存在として残ってる設定です。
アンドレイは再会した時に直ぐに気がつき、雫の境遇に下心なく同情し
助けてやりたいと思うようになり、それと同時に成長した雫に気持ちが傾く。
雫もアンドレイとは初めて会った気がしないほど安心出来て、それが欲情を
伴う恋心だと自覚するお話です。
すれ違いも誤解も本人同士は何もない相愛もので、欲深な身内に振り回されながら
運命の相手のように恋に落ちる甘いストーリーで楽しめます。
世界中の宝石を掘り尽くす!
はぁ〜、スケールの大きなお話でした。
爺さまと婆さまがとんでもない人物で、孫をなんだと思ってるのか…。
主人公雫の父はイギリスの名家の子息でその家系には星の痣を持つものは配偶者に富を与えるとの言い伝えがあり。
親を亡くした雫は屋敷に軟禁され自由を奪われ、まるで物のように花婿候補に差し出される寸前で、アンドレイに助けられ…。
実は二人は以前に出会ってる初恋の相手なんですよね。それがわかるのは後々なのですが。
とんでもないヒヒジジイとヒヒババアに翻弄され、アンドレイに守られ、これで全て大丈夫か?なところでまさかの危機に。
そこでわかる星の痣の真実。
これで雫のお姉さんもアンドレイも雫も大丈夫だね!
ハラハラドキドキで追われたり逃げたり緊張感のあるお話でした。