SS付き電子限定版
笠井さんのイラストに惹かれて手に取りました。
が、好みから言うとちょっと萌え度は微妙でした。
ストーリーがあるようなないような。
天界のエリートが、任期終了間際に見つけた魔界の貴公子(サガン)を帰還までの暇つぶしにと手を出しおもちゃにしてポイ捨てして泣き顔を見てみたいという悪趣味な思いつきから始まった物語です。
サガンを凌辱したい醜い獣な義兄と共闘するもう一人の義兄が気持ち悪かったです。
悪行のお仕置きに野獣兄の一物が切り取られて朽ちてしまったのにはグッジョブ!
前作に引き続きこちらも中途半端な展開と結末でスッキリしませんでした。
触手萌え要素も持ち合わせていないので残念です。
前作同様イラストの素敵さで☆1つ加算
特に最後から数ページのところのサガンの足の裏が艶っぽかったです。
前作から気になっていた つんつんサガンちゃん。
最後、気が付いたら、頬をててーっと涙がつたったので萌2.
もうちょっとサガンちゃん自身が強かったら神だったんだけどなー。
前作読んでなくても大丈夫ですが、読んでた方が面白い。
触手が一部出てくるのと、受けさんが2回ぐらい酷い目にあうので
それがダメな人はパスしてください。
あと、あまあまという印象も少ないです。
1.笠井先生の挿絵
カラー口絵は両面。1Pは着衣の攻めさん金髪verと素っ裸受けさん。
2P目は二人して素っ裸のキスシーン。攻めさんは金髪ver。
中の挿絵は選べないぐらい好き。
二人の座位?での絡みシーンはそのページの受けさんの台詞(でるっ)と
あいまって、萌ー♡
バーのカウンターでちょっと照れっとしている受けさんの絵も可愛い~
あと、ベレト様と二人して飛翔する絵(素敵な黒い羽根つき)も素敵でした!
2.登場人物
攻:受けさんとは別の世界から来た「監視者」。任期満了でそろそろ帰還予定。
変身可。金髪白い翼3対6枚保有。受けさんより能力は上。
受:前作攻め(ベレト 第七王子?)の従者。大貴族の4男坊。
追放されたベレトについて地上へ。
ベレトのパートナーの家で、二人の家政婦さん状態。
異母兄の次兄からは良く思われておらず、
同じく異母兄三男からは力づくで言い寄られて困っている。
三男:ごめんなさい、超絶不細工。
眷属の母は色っぽかったが、眷属の雄の不細工さを受け継いだらしい。
挿絵にも出てきているが(笠井先生、不細工描くのもすばらしい・・・)
絶対お近づきになりたくない。
あとベレト様、泰幸(前作攻め受け)、攻めさん上司、次男が出てきます。
3.お話
ベレトにパートナーができ、時間を持て余すようになった受けさん。
ふらふらバーに入った時に攻めさんに正体に気付かれる。
(力の差で受けさんはわかんなかった)
攻めさんは 最近退屈だったし、ちょっと遊んじゃえ的に手をだした。
受けさんもこいつだったら抱かれてもいいかもと思ってた。
あまりの体の相性のよさに攻めさんはずぶずぶはまり込み、抜け出せなくなって
最後、攻めさんが監視者の任を解かれる羽目になっちまいました てなお話(笑)
こう書くと身も蓋もないけど、
最後、泣けた。静かに涙がでちゃった。
二人して思いが通じあったんだけど、攻めさんは羽根をもがれ
受けさんは疲れ果てて羽根がだせず、おっこっちていくしかないって状況で
お互いを思う気持ちが切なくて。
惜しむらくは能力あるという設定だったはずなのに
敢え無く複数回拉致られる受けさん。
もうちっと強かったら神だったのになあ。
どうなることかと最後ははらはらしたし、
今後どうなるのこの二人とちょっと心配なんで、
同人誌にあるという続きを買うことにしました・・・
羽根ものに弱いんだよな・・
『蜜なる異界の契約』のスピンオフ。
サガンが時折通うバーで偶然に出会った桐谷。
他の人間にはない何かを感じて惹かれていていくがそれもそのはず、サガン以上に心を読み取らせない彼の正体は天界からの監視者・ラグエルで、サガンの住む魔界とは相反する世界の者だった。
主のベレトいわく、普段ツンツンしすぎて可愛げがないサガンが桐谷=ラグエルに逢う度にデレていく様子が堪らない。
最初は遊び心からサガンを引っかけてみるかって調子だったラグエルも急速にサガンに惹かれていき、彼が兄に襲われて窮地に陥った時も間一髪のところで助け出す。
そこで登場する触手もエロシーンの一環として堪能できた。
作者の遠野さんが大変だったと後書きで述べていたが、触手エロってそれほどページを割けないし、それを出しても変じゃない雰囲気作りとか気を使いそうだが、この話では上手く当てはまっていた。
しかしラグエルのほうが、魔界の住人のも触手にも負けない位熱く激しくエロかったかも(笑)。
表紙も話の内容に合っていて、サガンとラグエルの絡み、黒と白のコントラストが綺麗だ。
人外モノだけど複雑な設定ではないのでこの一冊だけでも楽しめるようになっているが、前巻と比べると恋に堕ちたサガンのツンデレ具合が分かる。
前巻のほうは個人的には辛口評価を付けたが、こちらのスピンオフでは充分にラブロマンスが堪能出来たし、ベレトと泰幸もさりげない登場ながらもいいなと思える点も感じた。
フツーの男子なら「出るっ!」といえばあの白い液体がせいぜいでしょうが、本作の受けサガン君はもっとすごいものが出せます。たおやかな白い背中に、濡れ濡れと輝く漆黒の翼。なんとも麗しく、かつエロティックではありませんか。
もともと、人体の中で一番好きなパーツはと問われれば、迷わず背中と答える私。とりわけ好きなんです、肩胛骨。あの形ってそもそも小さい翼みたいですよね。攻めのラグエルも翼持ちで、その2人の絡みを大好きな笠井さんの絵で眺められるなんて至福の極みでした。
サガン君は感情の起伏をあまり表に出せない子なんですが、最初にバーでラグエルと出会ったときのかすかに頬を染めた顔にはもう恋情がにじんでいたような。木原音瀬作品、マジュヌーンの攻めハッサンもそうでした。終始喜怒哀楽のわかりづらいキャラだったけれど最後のラブシーンの表情で、ああ心から受けのファウジが好きなんだな、幸せになれたんだなって実感しましたもん。笠井さんはわずかな表情の揺らぎで秘めた心情を描き出すすべに長けた、本当に稀有な絵師さんだと思います。
遠野春日さんと触手って、意外な取り合わせですね。頑張って書きました、という熱意はくみとれるのだけど、どこか物足りない。粘度というか、体感、触手と対峙する受けの身もだえするような嫌悪感がいまいち伝わってこないというか。これまで読んだ触手もので一番強烈だったのは矢代米花作品なのですが、作者自身の触手への執着の度合いが違っているような気がしてなりません。個人的にはもう少し触手の出番を減らして、禁断の恋に苦しむ2人の葛藤とかに紙幅を割いてほしかったかな。
【蜜なる異界の契約】に続く翼萌え♪プラス、肩胛骨萌え。そして触手!遠野先生の触手モノ?!サガンがかわいそうになるくらい色々やられております。
前作でツンキャラだったサガン、読み進めるうちにどんどん可愛く思えてきて…桐宮と二人してここまで激しく堕ちれば本望でしょう。
そう言えば、芳林堂書店限定特典!笠井あゆみ先生の表紙絵、生写真風カード!!「美しい~!!…すりすり…おっと、指紋付いちゃう!ビニール袋買いに行かなきゃ」封入特典侮り難し。とてもステキなお年玉いただいたような気分になりました♡
………………………さっそく写真用L版ビニール袋買って来ました!収納!!…BL的には、挿入!の方が適切言語では(^◇^;)