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金融王の寵愛 伯爵と仔ヤギと花嫁と

kinyuuou no chouai hakushaku to koyagi to hanayome to

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表題作金融王の寵愛 伯爵と仔ヤギと花嫁と

アレクシス・銀行の新オーナーで金融王と名高い実業家
五十瀬末明・祖父母のヤギ牧場再開を夢見る大学生

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  • あとがき

あらすじ

ヤギ牧場を営むのが夢の末明。北欧貴族出身の貴族で実業家のアレクシスは、清廉な未明に惹かれていき。もふもふラブ。

作品情報

作品名
金融王の寵愛 伯爵と仔ヤギと花嫁と
著者
妃川螢 
イラスト
海老原由里 
媒体
小説
出版社
ブライト出版
レーベル
ローズキーノベルズ
発売日
ISBN
9784861235764
2.7

(8)

(0)

萌々

(2)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
19
評価数
8
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

ヤギに萌えるか?

小さな生き物、それも哺乳類は文句なく可愛い存在なのですが、
今回は犬猫ではなくて、小さな子ヤギが出てくるお話です。
それも受けになる未明くんが亡き両親&祖父母の残したヤギ牧場を一人で守る。
小さな牧場でアルプスの少女みたいな暮らしを夢見ている大学生が受けです。

攻めになるハーフで日本&北欧貴族出身のアレクシスは実父との間に
亡き母親のことでこだわりがある腕利き実業家で、未明の子ヤギから
懐かれてしまったことから二人は出会い恋になる。

身分差的な雰囲気があって、未明の従兄弟が言った言葉や行動ですれ違うが
結局は溺愛的なカップルの話でヤギ牧場を恋人の協力でオープンさせて
子供の頃からの夢を叶える話です。
甘めの作品で、子ヤギが以外にもキーポイントになっているのですが、
何故でしょう、個人的にはヤギに萌えませんでした。

2

仔ヤギに釣られました…。

新刊チェックで粗筋を読み、あらすじを読んだ限りでは
内容は王道かなと思いつつ、仔ヤギが活躍するのかな、
と、期待しないようにしていても期待するのが止められず、
表紙絵の仔ヤギがどうしても気になり、居ても立っても居られず、
特典つきの、いつものお店で予約して購入しました。

受けの未明くんの名前の読みは「ほのか」ですが、
未明くんの名前が出るたび、なかなか読み方が思い出せなくて、
「流石に「みめい」くんじゃないし…」と、毎回、名前の読みで
躓いてしまいました。
世間知らずで心身ともに弱い第一印象を持ちましたが、
不慣れながらも、アレクシスさんの力を借りながらも、
ヤギ牧場の夢を叶えようと勉強したり企画書を作成したりする姿勢に
好感を持ちました。

攻めのアレクシスさんは、御伽話に出てくる王子様そのもの
という感じの、欠点が全く無い紳士的な印象を受けました。
人物設定は決して悪くはないですが、あまりにも夢物語に出てくる王子様
という印象を受けたため、かえって人間味が無いというか、
如何にも作り物といった感じの印象を受けました。
アレクシスさんはフィンランド人の名家の父親と日本人の母親のハーフで、
父親とは確執がありましたが、それも未明くんの与り知らぬ所で
あっさりと解決してしまったのが、少し物足りなさを感じてしまいました。

未明くんの従兄の聖くんと、アレクシスさんの秘書のエリアスさんとの
関係が気になっています。
また、エリアスさんに囚われた聖くんが、
あの後、どうなったのかが非常に気になっています。
特に聖くんは小さい頃から未明くんに片想いをしていて、
その想いが全く伝わることなかった聖くんのことを思うと心苦しくなり、
未明くんやアレクシスさんに嫌悪感などは全くありませんが、
主役の二人よりも幸せになってほしいと思いました。

未明くんとアレクシスさんは、どちらかに当て馬がやって来ても、
その当て馬に気づくことなく、様々な困難が降りかかってきても
何の紆余曲折もなく放っておいても勝手に易々と乗り越えてしまう
だろうなと思いました。

今作で最も期待した仔ヤギのユキちゃんですが、
面食いでアレクシスさんを逆ナンパする場面が
面白くて微笑ましかったです。
仔ヤギが どんな活躍をするのかと、
恐る恐る期待しながら読み進めていましたが、
未明くんやアレクシスさんに甘える際に、
自分のことだけしか考えていない印象を受け、
体調を崩して看病して貰ったり、山の雪崩で怪我をした時も、
ユキちゃんのアクシデントが きっかけで、
未明くんとアレクシスさんの関係が進展したり深まったりした
というわけではない印象を受けたため、
大きな活躍も小さな活躍もすることなく、
むしろ未明くんとアレクシスさんの足を引っ張っているだけの印象や、
お人形のようなマスコットとしての存在だけの印象しか
ありませんでした…。
仔ヤギの活躍を期待しないように気をつけていても、
不可抗力で期待してしまいましたが、
それでも想像していたような活躍が無かったのが残念に思いました。

未明くんの夢であるヤギ牧場が気になりました。
ユキちゃんやユキちゃんの双子のようなヤギがいるなら、
どんな牧場なのか行ってみたいなと思いました。
物語の冒頭から、『アルプスの少女ハイジ』の印象が強く、
物語の最後も、日本ではなくスイスの山のヤギ牧場
という印象を持ちました。

今回は迷うことなく「萌」評価です。
物語の内容や展開、人物設定など、適度に萌えました。
仔ヤギを題材にした点は「萌×2」評価ですが、
せっかく他の作家さんや他の作品で取り上げなかった題材を
取り入れたのに、それがあまり活かされていないのが
非常に惜しいと思いました。
また、プロローグは とても好印象で面白くて良かっただけに
惜しいと思いました。

2

むしろヤギに萌えた

すみません、
このカプ自体はあまり好みじゃありません。
女子大生よりも可愛くてお菓子や料理を作るのがうまい女子力高い「受け」。
本当に女の子だったら可愛いのだろうけど、好かんです。
(むしろ、いとこの聖のほうが受けだったら萌えたかも。)

ではなぜ、この本を購入したかというと、「ヤギ」だったから。
ヤギとBLの組み合わせって意外性が気になったから。

ユキちゃんという安直なそのものな名前をつけられた♀コヤギ。
ヤギ好き歴長い自分は思うのですがヤギの性格からすれば、
このオトメチックなヤギは「ありえない。」
ヤギはネコよりも自己チューな生物です。

そんなありえないオトメチックヤギが「イケメンの攻」に恋する姿だけが
私の萌えポイントでした。(想像すると可愛くて!)

すみません、正直、BLの部分には萌えませんでした。
もう、かってに甘々いちゃいちゃしてろって感じデス。

1

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