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前作、とても好きだったので、イズディハールと秋成のその後が読めて嬉しい(≧▽≦)
両性具有であり、孤独の中で生きてきた受け様の秋成と、秋成を得るために皇太子の位を降りたイズディハール。
イズディハールの元、惜しみ無い愛情を受けて、秋成はますます神秘的な美貌に磨きがかかっているようです。
今回はイズディハールの双子の弟であるハミードの婚約が決まった、という朗報から始まり。
ハミード視点も早々にあり、そこで実はハミードも秋成に恋情を抱いていることを知って、あらら〜ハミードってば(´Д`)
不器用にも程があるわ‥。
私は、ひねくれた攻め様よりは、気持ちを素直に示してくれる攻め様の方が好きなので、イズディハールの方が好みではあるのですが、苦しい胸の内を抱えるハミードは大変萌えでございましたσ(≧ω≦*)
そんなハミードの気持ちに気付きつつも、秋成だけは渡せない、と独占欲も露なイズディハールの気持ちもいいσ(≧ω≦*)
ハミードの婚約者に階段から突き落とされ、怪我をしてベッドで静養している枕元で、イズディハールとハミードが、お互いに内心を隠しながら話す様子とか、イラストと相まってよかった(*´∇`*)
そんな中、外遊に出掛けたイズディハールが乗った飛行機が墜落、というショッキングな事故が。
秋成のショックを思ったらたまらなかった。
イズディハールが亡くなったと思われる中、自分の気持ちが押さえられなくなるハミード。
早急過ぎで、ちっとも紳士的じゃないんだけど、これまで押さえつけてきた気持ちなだけにその必死さににまにま。
秋成のピンチに、イズディハールが颯爽と現れた時は、ドラマチックで、まさにドラマのワンシーンのよう( ☆∀☆)
敬愛する兄と、信頼する弟。
イズディハールとハミードの双子だからこその葛藤がとてもとてもよかったです(///ω///)♪
そしてまた、イズディハールと秋成のますます高まる愛情や幸福感。
えちシーンも、普段紳士的なイズディハールの強引さ、男臭さがとてもステキでした(///∇///)
イラストは変わらず円陣闇丸先生。
相変わらず、垂涎もののステキなイラストの数々でした(///ω///)♪
遠野先生の他の作品が好きだったので読みましたが、読み始めから若干げんなりしてしまいました。
とても残念です……。
そもそも秋成とイズディハールの良さがよく分からないまま2巻目。
何故BLの女性キャラクターってこう男尊女卑的な考え方で描かれる宿命なのかなぁ……。
まず、こういう王子様ものでいつも心配してしまうのが後継なので、弟に皇太子の位を譲って安心したと思ったら、弟までとなるとこの国どうなるの?というのが気になって集中出来ない出来ない。
興味のない人と気軽に婚約しておいて、この先家族となる努力をしようとも全く考えず、相手を悪し様に言いまくるのを見ると覚悟の足りなさに目眩までしました。
だったら婚約なんかするなと思います。
兄思いのはずな弟王子が秋成に横恋慕、行方不明となったら激情を抑えきれず押していくのには戸惑いしかありませんでした。
温室でのことなんて探っていた時に下世話と表現していましたが、事実下世話なことしているのだからとんでもないブーメランなのでは?と女の浅はかさと嗤う姿に疑問しかありません。
所詮は女、とか本当に見ていて気持ちが悪くなる表現が多くて、きっと何か意味があるのだろうと頑張って読み続けましたが、ただ嫌な人を書いただけだった……!
誘惑される男は良心があって賢明だけど、女は浅はかで嫉妬深い、みたいな形式になってしまっているのには、正直辟易しました。誘惑する女が悪い、というのは古くからの魔女狩りにもあった男尊女卑の考え方のように思われます。良心があって立派な人はこんな愚かな裏切りはしないだろ、と頭を抱えました。しかも、男は悪くない、悪辣非道なことなどしていない、誘惑されたのだから、というような流れにはため息が出ます。
しまいにはあの女性悪だからこんな残酷な場面が見たいんだと思う、と言っただけで「美貌、知性、精神性の高さ、品格、全てが素晴らしすぎる!」と褒めちぎられても、今の何でそう思ったの!?!?としか思えない。 もっと素敵なところ見せてほしい!
最後はよくあんなことのあとお互い普通に兄弟が出来るなと感心しました。絆の強さは全く感じないです。秋成を褒め称える美辞麗句と同様、文字ばかり上滑りしていますね。
そもそも国王には無事を知らせて、皇太子には知らせない理由が全く分かりませんでした。
また、遠野先生が後書で秋成の精神構造は男に強く傾いている、と書かれていましたが、あまりそれは伝わって来ませんでした……。
某フェアの小冊子欲しさに書店の在庫がある中から選んで読みました。(正直者)
この一冊しか読んでいないので「…えっ!?ハミード×秋成じゃないの!?」と思ってしまったのは仕方がない…はず。両性具有モノとは知らずに読みましたが、秋成の過去(シリーズ一冊目で描かれているであろう経緯)はなんとなく分かる展開になっています。
ただ、やはり前作を読んでいないとイズディハールの魅力や、イズディハールと秋成の絆の深さがイマイチ分からず、ほとんど登場しないイズディハールよりも苦悩を抱えつつ自分を律するハミードの方が素敵に思えてしまって困りました。シリーズ全作を通して読めば、あくまで主人公二人の絆に対する試練として受け取れるのでしょうが…。ハミード頑張れ、と思わずには居られませんでした笑
腐海にずぶずぶ入るきっかけとなった前作に2巻があるということを
知った日の幸福感ったらありゃしない!
ドツボなんです、このシリーズ。
紳士、でも押すことを決してやめない、真綿でじわじわ攻め続ける?的な
攻めさん。
悲運にも耐えて耐えて耐えまくり、ようやく幸せになった受けさん。
その二人の続きを、ちと間延びした?的な記述もありながら
読めて幸せ! と思ってたら、
いきなり秋成(受けさん)に降りかかる悲劇ーーーーーーー
まじか、やめてよ、まさかの悲恋もの?????????とびっくりした巻でした。
この巻でも 秋成の美しさ、凛々しさは全開です!
特に軍服姿ーーーーーーーーーー神だわっ 額装したいぐらい好き。
円陣先生、本当にありがとうございます~
11月に3巻が出るとのこと、待ちきれない!
どんなお話になるのか、今から楽しみです。
もしやもしや今作で振られたハミード(双子弟)にいい話?わくわく!
予約して絶対発売当日に読むぞー!
自身の性に秘密を抱えた元大尉・秋成が中東の地シャティーラで皇太子のイズディハールに見初められ、嫁入りしてからのその後の話。
前巻では秋成の境遇が可哀想ってのが第一にきて感情移入しづらかったが、続篇ではちゃんと秋成の心境の変化に目を向ける事ができた。
イズディハールに気を使わせるばかりで新たな環境に馴染もうとしないのを反省して、妃として前向きになったし、芯の強い所も伺えた。
二冊続けて読んだ結果、秋成のふたなり設定について萌えたかどうかってのは正直微妙だったな…。
話の焦点がふたなり故の葛藤に絞り切れていないし、シャティーラの内情やハミードがどう動くかってのも話の行く末に含まれていたから。
ふたなり云々ってより、男性でも女性でもなく『花嫁』として頑張っていこうと決心した秋成の選択が、自らの性よりも精神を重視したっぽくていいな、とは感じた。
今回は再びテロ騒動が起こってイズディハールが巻き込まれた中での秋成、ハミードの関係に焦点を置いた展開でもあった。
でもどちらかと言うとハミードの婚約者の女性キャラが出しゃばって秋成、イズディハール、ハミードの関係を掻き乱す波乱のほうが読みたかった、かも…。
せっかく、清々しい位のヒールキャラの登場だったのに勿体ない(笑)。
もう一点勿体ないと言えば、理性的で包容力のある兄イズディハールに対して、情熱があって刺激的な弟ハミードが霞んでしまった事かな。
遠野さんの当て馬キャラって、せっかく受けに迫って押しの強さを見せても、いざとなるとあっさり引きさがってしまうってパターンが何度かあるんだよなぁ。
今回のハミードもそうなってしまい何とも残念だ。
王道なハッピーエンド重視なら当て馬が涙を呑むのは仕方がないとはいえ、いつかは相思相愛の花嫁が見つかるといいね…。