表題作最寄り駅から

晴斗
高校生 (受攻未確定)
友也
高校生 (受攻未確定)

あらすじ

晴斗と友也は小学校からの同窓生だ。
けれど小学校、中学校時代はほとんどしゃべらなかった。
しゃべるようになったのは、同じ電車に乗って学校に通うようになった高校からだ。
毎朝一緒といっても、深い話もしなかった二人がある時…。

※全年齢

作品情報

作品名
最寄り駅から
著者
歩田川和果 
媒体
漫画(コミック)
サークル
笙月堂<サークル>
ジャンル
オリジナル
発売日
3.5

(2)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
7
評価数
2
平均
3.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

「牛」駅で。

小学校からの同級生、だけどほとんど喋らなくて、
高校になって、同じ学年で、同じ学校へ、同じ最寄り駅から通う、
それがふたりだけだったので、話すようになる。
といっても、基本沈黙が長い。
話しても、たいして深い話も、楽しい話もしないし。

片方はゲイで、
それを秘密にして目立たないように生活してる子。

そのゲイの子は、一緒に学校に通っているその相手のことを、
少し好きだったのかもしれない、と思う。

でも、高校を卒業したら、
誰も知らない場所の大学に行きたいと思ってる。
駅のホームに立つと思うのは、
いちばん遠くへ行ける電車に乗りたい…そんなこと。
自分の性癖など誰も知らない、誰の迷惑にもならない、
そんな場所へ行きたいと。

でも、思いがけず、
実はゲイなのもずっと前から知っていたという、
一緒に通学しているその相手の言葉で、
見えていた世界、望んでいた未来が、変わりそう。

「大学、同じところに行く、家出るならルームシェアしない?」

線路の先にある、ふたりの未来はどんな風だろう?


「牛」駅で、実はゆっくり育っていた恋のお話でした。
キスもないけれど、それが初々しい高校生を感じられていい。
歩田川さんらしい、味わいのある1冊でした。

※ なぜ「牛」駅なのかは、よく分かりません~
  ゆっくり、なイメージだからかな??

2

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