Geofront

geofront

Geofront
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神19
  • 萌×211
  • 萌8
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
12
得点
165
評価数
40
平均
4.2 / 5
神率
47.5%
著者
池玲文 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
クロフネコミックス
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784799714805

あらすじ

*BLではありません。

Geofront------。
そこは、地上の世界からはみ出してしまった者達が移り住み、いつの間にか作り上げた地下街。
そこに嫌気がさして、地上の大学へ行ったものの、結局また地下街に舞い戻ってしまった平凡な家庭教師・小麦田の教え子テオは、未来を予知できる特殊能力の持ち主だった。
そして彼の父親ナガサはシングルファザーで、テオいわく「パパの仕事はマフィアの殺し屋」だった…(!?) 
絶望感に満ちた地下街で、奇想天外な親子と心優しき青年が巻き起こす、非凡な日常を描く珠玉の物語。
表題作の他、美しすぎる剣の名手・李芝龍と知蛛王の切ないノクターン「女帝の首狩り」も収録。

表題作Geofront

同時収録作品女帝の首狩り

その他の収録作品

  • あとがき(描き下ろし)

レビュー投稿数12

表紙で想像していたよりほっこりする

 池玲文先生の非BLもいいですね。最近ほとんどNLは読まないんですが、BLを読んだ時と同じくらいの満足度でした。NLもあり、ニアBLもありという作品なので、やっぱりBLに近いものが読みたいという方でも物足りないということはないと思います。

◆Geofront(表題作)
 地下街もの。なかなかハードなシーンもありますが、全体に亘って描かれているわけではありませんし、穏やかな日常のシーンの方が多いので、殺伐とした雰囲気が苦手な方でも読みやすいかと。子供のテオが可愛らしいですね。テオを介して繋がる、父親のナガサと家庭教師の小麦田。BLらしい絡みはないけれど、既に良い熟年夫婦になれそうな相性の良さを見せてくれ、期待してしまいます。NLの花屋と踊り子の話も暖かい気持ちになりました。若干、地下街の設定を活かしきれてないかなと思いましたが、このページ数の中ではまとまっていたと思います。

◆女帝の首狩り
 こういうえげつない時代ものは好きですね。これだけでもメインを張れそうな重厚感のある物語だったので、短編にまとまっているのが少し残念でした。どんな運命に翻弄されようと、最後まで徹底して自分が心酔した君主に忠誠心を捧げる李芝龍の生き様に惚れ惚れしました。

1

非BLの試行作「女帝の首狩り」が凄かった

とてもインパクト強い内容の短編集でした。面白い。絵が素敵。SFのショートショートのような短編集です。あとがきを読むと「構想に長い時間をかけて構想を練ったテスト作品」とのこと。納得。

▶ジオフロント
『No.99:人間玩具』に収録された短編「花降る地下街」のスピンオフ
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ジオフロント (Geofront)
広義には地下空間の総称、狭義には地下に作られた都市、およびその都市計画のことを言う
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表題の作品は、地下都市。照明は、夜に発光する茸。だから地下と地上は夜昼が逆転している。地下都市に住む人達とのふれあい。主人公のナガサ父子の物語。
地上に住む人達より、訳アリの地下都市に住む人達の方が、人情が厚い。
ナガサの息子、テオ君がとても可愛らしい。可愛らしいだけじゃなくて、身体能力が手術後上がってる。(この技術が現実化したら、人はほぼ不死になると思う)
ナガサの顔は、女帝の首狩りの芝龍に似ている。

他の人が書いているので間の短編は、割愛。「女帝の・・」は、分かりにくいと書いている人が多かったので、整理。

▶「女帝の首狩り」
綺麗な劇画調の影絵を活用した耽美作です。任侠もの以外に、こんな作品もかけるんだ!と、意外性にビックリしました。

女帝:影月帝
女帝の息子:知蛛王/珠江帝
李芝龍:人形のように美しく、武術に長けた男 惑乱の相の美貌
阮公:芝龍の取り調べを担当 芝龍の剣の弟子 事件の全てを知るが、芝龍の要望で真相を伏せる

倭寇の奴隷になった芝龍は、知蛛王が倭寇に襲われた時、知蛛王を助けて、取り立てられる。芝龍は知蛛王に忠誠を誓い禁衛隊に入る
女帝・影月帝を刺客から守った為に、芝龍は影月帝の錦衣衛となり、知蛛王から離されることになる。
後宮で暴動が起きた時、芝龍は女帝を斬首していた。
女官が事実を語る:「影月帝は、暗殺部隊を後宮に招き、息子の暗殺を計画。芝龍が独りで謀反を鎮圧。女帝は芝龍だけを愛していた。芝龍の心を占める息子が憎い。女帝から「切れ」と命を受け芝龍は斬首した。」
知蛛王を守るために秘して語らない芝龍は、狂った罪人として処刑される。
芝龍の首を確認して涙を流す皇帝。実は、知蛛王と芝龍は、想いを通わす仲だった。

---
感想:
息子から、兵として芝龍を奪い取るだけではなく、芝龍の心を求めたが、叶わなかった女帝。息子を殺す謀反は失敗しても、芝龍に自分を斬首させ「息子・知蛛王から永遠に芝龍を奪い去る」計略は成就する。
怖い女だ・・恋敵の息子から想い人を永遠に奪い、苦しめたかった女帝。芝龍の性格だと、大量の粛清になる謀反を伏せ、自分独りで留める選択をすると読んだ女帝の策は嫌らしい。

この作品の原案は、オスカー・ワイルドの「サロメ」だと思う。女帝のご満悦の死に顔の意味が深い。
「サロメは、想い人への叶わぬ願いに、王の命令で殺させることで、成就しようと考える。叶わぬ恋を相手と自分の命を捧げることで、久遠の快楽を手にいれようと考えた」・・女帝の倒錯した情念と似てる、

月光の下で寄り添う知蛛王と芝龍の場面の、静かな後ろ姿が綺麗でした。
影絵と似た描写が多くて、月光の中で見ているような印象を受けます。
コマワリや、台詞の入れ方が独特で、時間の流れの速い遅いが感じられた。

1

ほんのりBL臭の香る、非BL作品。

「NO.99:人間玩具」に収録されている、「地下街」を舞台に、暗殺者ナガサとその幼い愛息子テオ、テオの家庭教師に雇われた小麦田くんの物語。「地下街」に登場した、テミスンとペト姉弟のその後も描かれており、ペトは少しずつ話せる様になっていて、相変わらず黒野に愛されており。ホッとさせてくれます。ペトが働く食虫植物を扱う不思議な花屋さんの店長とテミスンのロマンスも挟み、この不思議な世界観の中で、王道ロマンスが描かれているのも意外な微笑ましさ。
そして、ナガサのその立派過ぎる体躯、男っぷりの良さはなんだかやっぱり加賦さんの様でいて。家庭教師兼、テオたち家族の身の回りの世話をしてくれている小麦田くんが可愛いらしいので、ついBL展開を期待してしまう。テオも小麦田にママになって欲しいなどと言い出すし。(テオの願いは小麦田が性転換をするというもので、BL展開を期待してはいない。)「地下街」というSFファンタジーの世界観と、暗殺者というアクションと。そこに事件に巻き込まれて死の間際にいたテオを非合法な治療法で謎な力を身に付けてしまう…だとか。色々盛り込み過ぎの意欲作です。続きをぜひBL盛り込みで!と、期待をしたい。(予定はもちろん無い。)池先生の細部まで描き込まれた、物凄い画力と独特の雰囲気を持つ世界観、発想が遺憾なく発揮されていると思いました。

1

NOT BLだけど、全力でお勧め!

 池先生のこういう特殊な世界のファンタジーが、どれも素晴らしくて、読む度に胸が高鳴ります。『No:99人間玩具』に同時収録されていた『花降る地下街』で描かれたジオフロントと呼ばれる地下街でのお話です。

・『Geofront』1~4話
 だらしがないナガサは、片付けと子育ての苦手なシングルファーザー。でも裏の顔は黒髪をなびかせた端麗な容姿のマフィアの殺し屋です。裏の顔と言っても、息子のテオもテオの家庭教師の小麦田も知っています。ここはジオフロント、地上とは価値観がまるで違うのです。ナガサとテオと触れ合い、彼らに深くかかわっていく小麦田は「地下では善も悪も個々のものだ」と言います。
 地上と昼夜が反対だと言うジオフロント。一見、地下の暮らしは悪くないと思えます。だけど地上と地下には圧倒的な格差があるのですよ。あぶれものが集まる町がジオフロントなんです。暗闇を照らす光は天上に密生するきのこの胞子の発光で、高価な太陽光を浴び放題のカフェが人気だったりと、特殊な設定が興味深く、キャラたちはみな魅力的です。
 池先生は男性はもちろん、女性キャラもとてもいい。2話のテミスンは『花降る』のペトの姉です。露出の高い服を着た巨乳の美人ですが、弟思いの優しくて可愛い女性です。その素直さや可愛らしさが存分に表現されていて、彼女の恋を応援したくなります。子供のテオも超絶に可愛いし、不細工設定のペトすら愛おしくなる。池先生はキャラをとても愛しているのだなぁと思います。
 ナガサの鍛え上げた裸体やアクションシーン、小麦田との友情を超える関係性はBL読者にもお勧めです!
 沢山の伏線が張られていたので、続編を希望します。

・『女帝の首狩り』
 またすごい物語を読んでしまったな、そんな気持ちです。なんて耽美で切ないお話なんでしょう。池先生は実験挑戦といった色合いが濃い作品だとあとがきされてますが、挑戦は大成功ではないでしょうか?
 まるで小説を読んだかのような読後感です。漫画は視覚に訴えるけれど、この作品は私の想像力もグイグイと刺激して、描かれた以上のシーンが想像されて、心をまるごと持って行かれます。返してほしいのに李と知蛛王の姿が忘れられなくなるのです。時間と余裕がある時じゃないと読み返すことができません。深く深く入り込んでしまうから・・・。
 1枚の絵に物語を感じる池先生の作品。画集を出してくれないかなーといつも思っています。 

4

続きがあるなら読みたい!

読んでからBLじゃないことに気付いたんですが笑…この作品はもう最高だと思います!私は表紙絵と「殺し屋」「シングルファザー」という言葉に惹かれただけだったんですが期待以上の作品でした。

舞台はジオフロントと呼ばれる地下街で、殺し屋のナガサさんと息子のテオくんは暮らしています。そのテオくんの家庭教師が主人公?の小麦田くんです。ナガサさんはテオくんを撃って殺そうとした奴をずっと探していて…。というのが1話目のお話。ナガサさんは普段は眼鏡で髪ボサボサだけど実はすんごいイケメン。テオくん可愛いし…
2話目は花屋の店長と踊り子のお話。これは普通に男女でくっついてしまいますが、この二人が純情で…ほのぼのしました。この踊り子には弟がいるのですが、ヤバいくらいに可愛い!ちっさい!(←父親の虐待であまりご飯を食べさせてもらえなかったみたい…)ちなみにこの弟くんはイケメンと付き合っているので唯一(?)のホモップルですね。
3話目はテオくんの過去がちょこっと入っています…が!私の中での一番の見所はナガサさんの真正面からの全裸(1話でも全裸シーンはあったけれど)です。
4話目は『女帝の首狩り』という作品。このお話もすごく好きです。はっきりとは書いてありませんが、これはBLなんじゃないかと自分では思ってます、自分では。美しい主従愛って素敵…

ほんと、この本は最近読んだ中でも一二を争う作品だったのでぜひ色々な方に読んでほしいです。

3

「女帝の首狩り」を是非。

表紙のお方に一目惚れ。腰の感じとかに…
確かにBLではありませんでしたが、私的にはだいぶ刺激のある1冊でした。
地下に住んでいる人たちの闇が渦巻いたり、光が差したりと
良いテンポで話が進むので読みやすかったです。

3作入っているのですが、1作が表紙のお方のナガサと子どものテオ
そして家庭教師の小麦田の3人が中心の話です。
ナガサのまっぱだかは、やばかったですがテオの過去など暗めの個所もあって
目が離せませんでした。

次は同じ地下にある花屋さんへ勤めるぺトや姉のテスミンと店長の
擦れ違いや本当の愛を見つける話です。

これはおススメ!!「女帝の首狩り」
最後が2作とは別物。中華風のダークストーリーです。
一人の美しく且つ強い男が、唯一忠誠を誓った人から引き離されてしまう。
月影帝という女帝の首を刎ねた男の末路は、忠誠を誓う王を守るために
自ら狂い、首を刎ねられるという、正直内容的に難しい話でしたが、
ストーリーは面白いし絵は綺麗だしで惹きつけられるお話でした。

2

あっ、続きだっ

1話だけ読んだら殺し屋のお話なのかぁ?でしたが
2話目を読むと、あっ、この世界(No.99:人間玩具に収録)の話なんだと納得。
あの地下に新たなキャラが登場です。

今回の新キャラ何が良かったって、仕事(殺し屋)と日常のギャップ感。
性格もですが、見た目がガラッとヘタレ顔にアノ筋肉がっ(笑)
1ページ丸々使った全裸ポーズは最高です!!
(わぁ?!の文字正直邪魔ですっ)
今回のお話は地下ならではのダークな雰囲気が。
ただの仲良し親子だけとは違う過去やら、現在進行形の息子の治療。
それに加わる、ごく普通の考えの家庭教師と、
この家族たちから目が離せません。

そして前回のお話で出てきたテミスン姉弟。
今回は姉の方がメインのお話で、恋する女の子って感じで可愛かったです。
今度は弟ペトとの進展ですかね?

巻数は書いてなかったけれど、さすがにこの1冊で終わりはないですよね?
「機会がありましたら」って言葉に引っかかった私です。

2

説得力のある画力

リブレから出ているクロフネコミックスは、
BL未満という感じの作品を扱っているレーベルのようだが、
これもそんな作品。

なんったって池玲文さん、
その上、黒髪をなびかせた表紙の男のカッコ良さと
そこに赤く書かれたGeofront(=地底都市)というタイトルに、
ワクワクしながら読んだ。

舞台は近未来。
『No.99:人間玩具』に入っていた『花降る地下街』と
舞台を同じくしている。

表紙になっているメインキャラは、殺し屋。
普段は冴えないが、実は……という古典的な設定の彼と
その些か(いや、かなり)事情のある息子とその家庭教師の話。

こういう世界観は、説得力を持つのに絵の力量が大きいと思うが
池さんの絵はいいなあ!
そしていつも思うのだけれど、子どもが可愛い♡

他の登場人物達も、なかなか魅力的。
色々と思わせぶりな伏線もあるので、
続きがあると思っていいんですよね?

巻末に、ガラリと雰囲気の違う短編『女帝の首狩り』も入っています。
耽美な悲劇的な世界観の、残酷な甘さ。
これまた絵の力があってこその話。
完成度の高い、美しい一編でした。

2

地下街に生きる。

 地上からはみ出た者達の地下街生活。暗いイメージを伴いますが、住人達がみんな明るく懸命に生きていて、魅力あふれる人間ドラマでした。

 殺し屋のナガサと息子のテオ、そしてテオの家庭教師・小麦田。
この3人の関係がとても理想的な家族の形になっていて、決して綺麗ではない地下街が愛おしい場所に思えてきます。

 殺し屋として父として、テオに身を守る術を教えるナガサ。7歳のテオが母親の仇にナイフを突き刺し、さらにナガサが拳銃を差し出すシーン。地下街で生きて行くとはそういうことなのかと、胸が痛みました。すると、そこで2人を制止する小麦田。ナガサと一緒になってホッとし、あたたかい気持ちにさせられました。

「小麦田くんは普通をよく知ってるなぁ。いっぱい教えてもらおうね、テオ」

 普通には生きられないナガサとテオが小麦田を慕う気持ちがほのぼのと、そして切ないです。地下街に生きるからこそ気付ける幸せがたくさんあって、希望が湧いてくる場所だなぁと思いました。

 良い話っぽくまとめてしまったので言いそびれましたが、一番気に入ったのはナガサ(表紙の人)です。普段はモサっとしてますが、闇に生きる男のミステリアスさとお茶目さが相まって何とも言えない素敵キャラ。全裸での筋トレシーンは、毎話チラつかせて名物シーンになってくれればいいな、と思いました。お銀さんの入浴シーン的な位置付けで。
 変態ぽいところだけではなく、ちゃんとお仕事シーンにも惚れました。このスーツに飛び道具、バイク、暗躍する姿、まさにダークナイト!! 大好きなんです、ダークナイトのあの精神。

 唯一の女性キャラ・テミスンも可愛いかったし、黒野&ペトは同棲間近、「パパのHなお友達」も今後の活躍が期待されて、続きがとても楽しみです!

3

心を震わせてくれる

雰囲気的にはBL匂い系にあたる作品なのだと思いますし、男女モノの作品もあり
どうしても男女モノは好きになれないと思えばダメだとは思いますが
個人的には是非お手に取って読んで欲しいと思える内容の1冊でした。

架空の世界が舞台で地上と地下に人類が区別されていて今回の話はその地下での日常。
読みはじめからバイオレンスでシリアスで苦しくなるような出だしなのですが、
その後にほっと息がつけてほのぼのした雰囲気も垣間見える。

メインの主役が殺し屋とその子供&子供の家庭教師で始まるのですが、
殺し屋家業をしている父親とその子供に後に希望を感じるのも不思議です。
親子の愛情、人を愛する心、愛するが故に臆病なってしまう。
様々な人が思いが交錯していてどこを読んでも何かしら心を震わせてくれるのです。
最後の最後まで読ませてくれる作品で色気のあるイラストも最高でした。

6

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