宵闇の茶室を舞台に、クールなイケメン茶道家と和菓子見習い職人が繰り広げるエロティック・ラブストーリー!

宵越しの恋

yoigoshi no koi

宵越しの恋
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神78
  • 萌×275
  • 萌33
  • 中立8
  • しゅみじゃない8

94

レビュー数
20
得点
797
評価数
202
平均
4 / 5
神率
38.6%
著者
川琴ゆい華 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
橋本あおい 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルール文庫ブルーライン
発売日
価格
¥670(税抜)  ¥724(税込)
ISBN
9784040669854

あらすじ

目覚めたのは病院のベッドの上――

転落事故で一時的に記憶が飛んだ深尋は、中学高校時代の同級生で、かつて嫌がらせをしていた相手・准平と再会する。苦い過去を思い出しいたたまれない気持ちの深尋に、あろうことか准平は「深尋は俺の恋人だ」と告げた。これは准平の復讐? 神様からの懺悔のお告げ? 記憶喪失のままのふりをして准平の真意を探ろうとする深尋だが、いつも優しく自分に触れる彼の手に悪意は感じられなくて――。重ねた嘘と密やかな触れあいの狭間で続くふたりの奇妙な関係の行く末は?

表題作宵越しの恋

糀谷准平,中高の同級生で老舗和菓子屋の息子,29歳
逢坂深尋,記憶喪失のふりをする元パティシエ,29歳

その他の収録作品

  • 朝な、夕な、酔いどれの恋
  • 背中越しの恋
  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数20

和菓子を食べたくなりました

 表紙からステキでした。
めちゃめちゃ甘くて優しい表情の攻め様の准平。
バックの色、あれが瑠璃紺色なのかな?
そんな色の名前、初めて知りました。とってもきれい。

 内容の説明はすでに分かりやすく皆様が書かれているので、言いたい感想を。
ともかく攻め様の准平が優しくて甘いっっ。
記憶喪失(すぐ思い出したけど)で恋人だって言って同居に持ち込んだ受け様の深尋が大好き、今、隣にいるのが嬉しくてたまらないって態度や表情に出しまくりで。
受け様が大好きーーっていう攻め様、という関係が大好きな私としてはもういいわーいいわー、でした。
和菓子や桜、茶道、といった和テイストがちりばめられていて、そり辺もよかった。
深尋が子供みたいに素直にきらきらと和菓子を見てるから、私も食べたなりましたよ。
最後に2人で嘘をついてことを話して好きだって言い合って、その後のえちもあまーい。
橋本あおい先生の挿絵もとても優しく甘くてとっても合ってました。

6

緋褪色、若苗色、黄檗色、淡水色、躑躅色

色マニアな私。
この小説には色彩がちらほら出てきます。
和の要素がふんだんに散りばめた奥ゆかしさがたまらなくて神評価です。
小説の詳しい内容は他の方のレビューを御覧になると解りやすいので
私は勝手ながら省略します。
この小説に出てくる色について(もはやレビューではないです)

【緋褪色(ひさめいろ)】
緋色のあせたような鈍い調子の赤系の色。
古代から赤には厄除けの信仰があった。

【若苗色(わかなえいろ)】
田植えの時期の若い苗のような新鮮な黄緑色のこと。
夏の色として平安時代から使われてきました。

【黄檗色(きはだいろ)】
黄檗(おうばく)キハダの樹脂で染めた赤みの少ない黄色。

【淡水色(うすみずいろ)】
万葉集には、水色は水縹と記されてます。
平安時代の散文には水縹と水色が使われ、中世以降は水色が主流になった。
縹色(はなだいろ)とは薄い藍(あい)色。

【躑躅色(つつじいろ)】
つつじの花のような紫色の鮮やかなピンクのこと。
アザレアピンク。

季節の色に囲まれているこの日本はとても素敵で幸せだと改めて感じました。
和菓子の名前が頻繁にこの小説に出てきますので老舗の和菓子屋へ行きたくなりました。
お抹茶と共に。
着物を装着しますと背筋ピーーーーーンってなりますのは私だけではないことがわかり、橋本あおいさんの挿絵よかったです。

5

やさしい気持ちになれる

同級生の再会と記憶喪失、定番な題材ではあるけれど展開にテンポがあり飽きさせません。深刻な話になるのかと思いきや早々にふたりの日常のお話になり明るい雰囲気で進むので軽快に読み進められます。

導入から次の展開にいくところで、あっ!と思わせるところかいいです。
ワタシが単純だからそう思うのかもしれませんが、初っぱなからやられたという感じでしたw

深尋は失恋してやけ酒をして鉄橋から転落したらしい。
気がつくと病院でそれまでの記憶がなかった。
付き添いとして来たのは、同い年くらいの男で深尋の恋人だと言うが…

高校の同級生と病院で再会。
深尋は高校時代に准平をいじめていた自分に恋人と偽ってまでどうして面倒をみるのかわからずそれを知りたくて、深尋もまた、まだ記憶が戻っていないと嘘をついて准平の自宅で世話になることにする。

准平の想いはもうダダ漏れなのですが深尋は理解できず昔の仕返しのつもりだと思っています。
ですが、准平は本当に親切でやさしく、もちろん手なんか出したりしません。
記憶が早く戻るようにとつけ始めた日記でふたりはいつしかエア交換日記を始めます。
書いたことをリアルでは答えないけれどそれとなく答えを伝える。
なんとも微笑ましくこのじりじりした感じがたまりません!

准平は老舗の和菓子屋の次男で外商を担当し、兄が跡取りで和菓子職人をしています。その日本的な雰囲気も物語に花を添えます。
着物を着ることも多く、茶道教室をしたりいろいろなことを吸収して活かすために習い事をしたり、そんな准平にいつしか影響され惹かれていく深尋。
高校時代のことを反省し、嘘をついてることも苦しくなってきます。

ふたりの同居生活を中心に物語りは進みますが、准平の家族が暖かくて良いです。
ゲイと言うことはカミングアウトしていて、しかもバツイチで子供のいる兄はバイで、兄にうっかりいきさつがバレてしまった深尋の相談に乗ってくれたり、障壁は低いのです。
あとはお互いの気持ちを確かめるだけ。

あまりはらはらドキドキという展開ではなく、静かにふたりの付かず離れずの生活が描かれているところが気に入りました。

たくさん和菓子の説明も出てくるし准平がお茶を立てる雰囲気がいいです。
自分でも久しぶりにお茶を立てたくなりました!
とりあえず和菓子を買いに走ります(笑)

5

絶妙な関係性

WEB公開で読んでおり、設定の絶妙な上手さと、キュンとくる切なくも甘い展開にやられ、「これは文庫されても買い!だな!」と思っていました。
記憶喪失だと嘘を付く攻め准平と、嘘をつかれていると気付きながら記憶喪失のフリをする受け深尋の、今にも壊れてしまいそうな絶妙な関係性。交換日記を通して少しずつ探りあったり、同居生活や和菓子屋という准平の家業と通して近づいて行ったりしながらも、常にお互いに嘘をつきあっているという後ろめたさ、本当は恨まれているのではと言うの不安感が交錯しています。甘いんだか切ないんだか、ハラハラしっぱなしでした。
2人とも嘘をつかれているので、表の顔と裏の表情が違っていて、キャラクターに多面性があるのも良い。
そのうえ、読んでいて常に「一体いつこの嘘がばれるのか!?」という緊張感があるので、BLとしてだけでなく単純に読み物として面白かったです。

2

和菓子たべたーい!

手のひらから色とりどりの紙がヒラヒラ落ちていく、という美しい描写から始まる本作。
橋本あおい先生の挿絵も相まって、最初から最後まで美しくてキュンキュンする小説でした。
いちゃいちゃのシーンは勿論大好物ですが、
このお話に限ってはこの美しい冒頭が1番印象的です(*´∪`)


目覚めたら病院で、記憶が曖昧な中、学生時代に嫌いだった男が今の恋人だと現れて…というストーリー。
あらすじだけで萌える!
読んでいる途中はハラハラしましたが、
受けが恋に落ちていくところや、攻めの可愛いところ、エロシーンではちょっといじわるなところがすごくツボにハマりました。

今年読んだ小説で(まだ始まったばかりですがw今のところベストです♡)

2

こんなイケメンに愛されたい

客観性を楽しむのがBLの醍醐味の一つですが、この話はとことん受の立場になって胸キュンが楽しめるお話です。
温度の低そうなイケメンが受にだけ、嘘をついてまで必死に近づく姿は本当に羨ましい。
読書好きにとっては、切なくて、激甘な定番のラブストーリーはハードルが高いのですが、時間を忘れて楽しむことができました。
二人がくっつくまでの過程はハラハラしますし、過程が面白いのでHシーンは准平がしつこくてエロい(笑)
橋本あおい先生のイラストも小説とぴったりでした。

2

川琴作品では2番目に好きだ!

フルール文庫の川琴さんの作品は可愛いので、大好きです。
今回も中身を確認せず予約。
今年に入ってからかなりのハイペースで出版されていますが、個人的にはフルール以外の作品はピンときませんでしたねえ。
こちらの作品、川琴さんのHPでSSが読めますよ。

********************
受けの深尋は、スペインで洋菓子の修行をしたパティシエ。
何事にも流されるまま生きてきた結果、彼女に浮気され仕事も一緒に無くしたあげく、事故で一時的に記憶喪失となる三重苦を負ったお気の毒な青年。

攻めは、実家の老舗和菓子屋で対外的な仕事や茶道教室を手伝う准平、29歳。
深尋とは同級生で、今も昔も確固とした意志を持つ、穏やかな立ち居振る舞いの和装男子です。
********************

中高一貫校で同級生だったふたり。
その頃、准平が同性愛者であるとか深尋を好きだとかいう悪意ある噂があり、それに意識してしまっていた深尋。
実際、准平の方は否定も肯定もせず淡々と生活していたのに、対象とされた側の深尋の方が内心は青くなったり赤くなったりしていたわけです。
深尋の方は結果准平を徹底的に避け、卒業後進路が分かれたふたりが11年ぶりに再会したのは、深尋の転落事故でした。

記憶喪失の深尋に自分の恋人だからと刷り込もうとした准平を、わたしずっと深尋が記憶が戻っていたことに気づいていて、それでも一緒にいたくて深尋の演技に乗っかっているのだと思っていたんですよね。
実際は違っていたんですが。
だとしたら准平は必死に今の世界を守りたかったでしょうに、それでも深尋の記憶がはやく戻るように(実際は病院ですぐ思い出していたのですけど)協力を惜しまなかったのは、あまりに男らしくて惚れました。
健気攻め?とでも言うのかな?
記憶喪失を結果的に装うこととなった深尋は、毎日あったことや直接准平に尋ねにくいことを日記にしていますが、それを見た准平の答えの伝え方が可愛いくてお気に入りです。
いつだってほぼ攻めしか重要視しないわたしにとって、准平はかなり好きな攻めさんで、自称蜘蛛男の真骨頂もあのクールな風貌とのギャップがたまりませんでした!

SS二本はひたすら甘くて、特に二本目の准平視点がもっと読みたかったー。
体位にバックが多いのはそんな理由でしたか(笑
川琴さんの作品にしてはえっち度は低め?(それでもラストにかけては多いですが)ですが、その分心情がたくさん表現されていて良かったですねえ。

9

ココナッツ

Krovopizzaさま

こんにちはー、Krovopizzaさま(*^^*)
おっしゃる通り、1番は『今夜、きみと星につなごう』です。
あれで川琴さんにハマって、全部揃えてしまいました(^^;;
合わないものは合わないですし、みんながみんな好きだというわけではないのですが、最近他の作家さんのものでもフルールで当たりがあったので期待しておりました。
川琴さんのサイトでショートも読めます(*^^*)

Krovopizza

ココナッツさま こんばんは~

「2番目に好きだ!」と来れば1番が気になるところですが、同じフルール文庫の『今夜、きみと星につなごう』でしょうか(あれも可愛いお話でしたよね♪)

記憶喪失の件、私も准平に関してココナッツさまと同じような予想を立てていたのですが、みごとに外れでしたw
でもそういう素直なところも魅力の素敵攻めでしたね☆
准平視点の話、私ももっと読みたかったですv

和菓子の甘さ

もうっ!なんとも可愛い!
子どもっぽいというのではなく、年齢相応の大人さはあるし
そもそも、これはお互いに嘘をついている話なのだけれど、
心根がピュアで、二人とも可愛いのだ。

そして、纏まってからのお互いカワイイカワイイ言っている二人が
また可愛い。

川琴さんの描く人物は、この可愛さというのが特徴だろうと思うが
他のレーベルでは結構捻りが利いていたりするのが
前作の『今夜、きみと星につなごう』も良かったが、
このフルール文庫では非常に素直に可愛さが際立つ。

ただし、コテコテの可愛さや甘さじゃあなくて
後味スッキリ、糖度は高いんだけれど雑味のない可愛さ甘さ。
それに橋本あおいさんの挿絵がまたよく似合っていた。

さて。
失恋して深酒をして階段から落ち記憶を失くした深尋の前に、
恋人だと言う男が現れる。
この男、かつて中高で同級生だった老舗和菓子屋の息子・准平。
程なく記憶は戻った深尋だったが、
それを隠して准平の世話になることになる。
彼に関して深尋の心の中には、消化しきれない記憶があって……

記憶を失ったという深尋の「嘘」と、恋人だと名乗る准平の「嘘」。
互いの嘘が絡まり合って、二人の間には新しい関係が作られていく。

設定は面白いし、それに絡む気持ちの動きは
中高時代の記憶も含めて細やかで、惹き付けられて読み進めたが、
嘘のバレ方バレてからの展開は、アッサリスッキリ。
修羅場になることもなく、優しい人達と優しい顛末は
川琴さんの味わいとプラスに捉えるべきなんだろうなぁ……。
(性格が捻くれているので、些か不満ですがw)

エア交換日記へのケチャップ血文字の返事とか、
キスの意味を問うた時に下の方に書かれた思いとか、
初キスについて語った准平の感想や
「蜘蛛男の真骨頂を見るがいい」と深尋の掌にのせた物や……
細かいエピソードが可愛くてキュンとさせられる。

纏まってからのHも、甘くてエロくていいなぁ。
二人ともこちらが恥ずかしい程素直にラブラブ、
定番の温泉露天風呂や、黒子話もございます。


室町時代創業の老舗和菓子屋……というと、
塩瀬みたいな感じかな?
舞台として神楽坂の風情はなかなか味があり、
着物の描写、和菓子の描写、和の色……と彩りを添える。
が、「蟀谷=こめかみ」みたいな表記は些かやり過ぎの感も……
ちなみに、茶道の習い始めに畳の目を16目を数えるのは、
至って普通です。

5

甘さと緊張感

記憶喪失のままのふりをするという設定は目新しく新鮮で、展開を想像するだけでワクワクしました。
お互いの嘘から始まった二人、その嘘がいつ何処で明らかになってしまうのか…
自ら漏らすのか、それとも自らの意思とは関係なくバレてしまうのか…
それを考えるとハラハラさせられました。
しかしながら、その緊張感が甘いストーリー展開上での良いスパイスになっていた感じがします。
深尋視点でじっくりと心理変化を見てとれたのも嬉しかったです。
昔から変わらずの意気地の無さには若干イライラさせられましたが、性分はそう簡単には変えられないということ、更には過去のこともありますので、今置かれている状態を大切に思えば思う程に失いたくないと臆病になるのは無理もない、それが記憶喪失のふりをするということなのだろう…ストーリーが深まるにつれてそんな風に思うようになりました。
記憶は戻っているけれど、エア交換日記は記憶の断片を見付けるような感覚。
そして、深尋が自分の本当の気持ちに気付いて受け入れる流れは、失われた記憶が蘇ってくるのを彷彿させられるような気がしました。
准平も嘘をついてはいましたが、深尋が過去に囚われない新たなスタートを切れたのも全ては准平の愛の深さ故なんじゃないかな。
准平の優しさ、思いの深さには感動させられましたね。
それを証拠として長年大切に持っていたのもロマンチックでキュンとなりました。
こんな蜘蛛の巣があったら飛び込んじゃいたいですw
黒子にまつわる後日談は、黒子好きの私にとっては嬉しいお話でした。
ほくろん男子、色っぽくて萌えます。

3

一途なわんこ

川琴さんは初読みですが、橋本さんの表紙&着物男子に釣られ購入してみました。内容は皆さま書いてくださっているので感想を。

受けの深尋がすごく人間味あふれるキャラでした。
中・高校生の頃って人の目が気になるし、反抗期で素直になれないお年頃だと思う。悪いことをしてるという認識はあれど集団の輪からはみ出して目立ちたくない、という気持ちも分かる。
彼が積極的に意地悪をしていたわけではないが、でもだからと言っていじめをしていい理由にはならないので、彼が大人になり、そんな子どもだった自分を反省する姿にちょっとホッとしました。

対して攻めの准平。彼もすごく良い子で良かった。この話はマイノリティであるゲイを仲間外れにするシーンもあり、ともすればシリアスになりがちだけれど、いい意味で准平が大人びていて暗い話にはなりません。
「自分はゲイだから」と卑屈になるのではなく、マイノリティだからこその引き際を彼が理解しているからこそ明るいトーンで話が進んでいく気がします。悲しい思いをしたこともたくさんあるであろうに、それを悲観せずにいい意味で諦めを知っている大人なナイスガイです。
中学生のころから深尋の事が好きだった准平。深尋が記憶喪失だと聞いて、とっさに「自分が恋人だ」と嘘をついてしまう彼の恋心にきゅんときました。彼がやなヤツだと「嘘つき」になってしまうのですが、素敵な人ゆえに「そこまで好きなのか」と好意的に受けとれてしまう。うん、人徳だなあと思いつつ。一途に深尋を思い続けていた彼にエールを送りたくなりました。

着物で事を致すシーンには萌えまくりでした。橋本さんの挿絵で着物が乱れてるシーンがあったらなお良かったな、と思いました。

和菓子屋さんが舞台ですが、和菓子のように綺麗ですっきりとした甘さの作品でした。

3

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