ふれるだけじゃたりない

furerudake ja tarinai

ふれるだけじゃたりない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神13
  • 萌×211
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない8

57

レビュー数
4
得点
122
評価数
37
平均
3.5 / 5
神率
35.1%
著者
 

作家さんの新作発表
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イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
価格
¥620(税抜)  ¥670(税込)
ISBN
9784403524677

あらすじ

晴琉が告白した久瀬から返されたのは「きみに興味がない」という一言。 でも拒絶されなかったから、ずっと好きでいる予定の晴琉だったが……?

表題作ふれるだけじゃたりない

久瀬龍之介、晴流が一目惚れした他部署の同僚29
末永晴流、EC事業運営会社勤務の会社員26

その他の収録作品

  • きみにしか興味がない
  • あとがき

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レビュー投稿数4

目覚めた

甘い。というか汁ダクというか。半分ぐらい色っぽいシーンだったのではと錯覚するぐらい絡みシーンが汁ってました(私比)。普段、表紙が滴ってる感じの本は買わないので、久しぶりに色っぽさ多めのお話読んで、楽しかったです。きゅううと切ない部分もあったので、それでお話が引き締まったように感じたのかも。「雑誌掲載分130Pほど+本編続き118Pほど+あとがき」でした。晴琉の前向き姿勢が好きだったので萌2よりの萌にしました。前半にある粗塩対応が平気な方、お道具が大丈夫な方限定でおススメしたいです。

会社(新橋)の本社部門に配属変更となった晴琉が、エレベーター内で偶然出会った久瀬に好感を持ったのが1年前。そこからひと月たたずに休日の久瀬宅訪問&ごねて宿泊get。認識してもらおう!と告白したものの彼からの回答が「きみに興味ない」w すげー。でも晴琉がひたすら前向きなのが凄くて諦めなんてしなくて。本部オフィス女子の間で「低温火傷注意、鑑賞用」とタグ付けされている久瀬なので、「拒絶されてる訳じゃない」と継続アピール中していたのですが、久瀬絶ちをしてみたら、ある日社食で前に座ったのは久瀬で・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
高木くん(同僚、晴琉がカミングアウトしたことによって知り合ったゲイ仲間、いい子や)、後半で晴琉に絡んでくる女子1名ぐらいかな。

**以下より内容に触れる感想

粗塩対応の久瀬、なんでこんな人に興味ない人間になったんだしょうね?好き♡なんて感覚、ほっておいても降ってくるものだと思うのだけどな。つきあってから「名前なんだったっけ」なんて聞かれたら、あたしゃ殴るよ(笑)
やっぱり恋愛初心者の頃のあれやこれやがダメだったのと、もって生まれた性格なのかな。だとしたら、ちゃんと人の気持ちも自分の気持ちも少しは分かるようになったので、晴琉にもっとちゃんと感謝してよね!と思った次第です。
途中、超粘着質に変貌を遂げた後、一度目覚めたら大変男前だったので、素晴らしい!と思った攻めさん。これは攻めに対する怒りが勝つか、耐えて最後まで読んで「おお」と思うかで評価がすごく分かれる気がしたお話でした。

SSの感想の方にも書きましたが、めっちゃ頑張ってくれた高木くんのスピンオフが読みたいです!先生よろしくお願いいたします。

6

興味がない≒嫌われていない≒好きになってくれるかも!?

今回はシステムグループサブチーフと
フルフィルメントグループ社員のお話です。

受様よりで
ノンケな攻様への恋心が実るまでと
攻様よりで
受様への恋心に戸惑う後日談を収録。

受様は衣料品のネッ販売の運営会社に就職、
新卒で有明の運営管理部に配属されますが
1年前に新橋の本社に異動になります。

所属初日に閉まりかけたエレベーターを
開けてくれた親切だがそっけない男性社員に
胸をときめかせてしまいます。

この男性社員こそ今回の攻様になります♪

受様は社内でもゲイである事を
カミングアウトしていて
思い立ったら即行動を信条としています。

攻様は同じEC事業部の隣接部署
システムグループのサブチーフで
フルフィルメントグループに
異動だった受様は

部内研修の担当でもあった攻様に
積極的に声を掛けてお近づきになり
出会って3日目には告白します。

「攻様のことが好きだから仲良くなりたくて」
と言う軽い言い方をした故か攻様には
単純な好意と解釈されてしまうのです(笑)

その後も受様は
攻様とのランチを日常化し
しれっと終業後の約束を取り付け
ぬるっと休日のお宅にお邪魔した上
ごねてお泊りまで決行します。

いくら受様に押し切られたとは言え
好意をアピールしてくるゲイを
平気な顔で家に泊めるのは
あまりにも無防備すぎるのでは!?と

そこで受様はやっと
自分の想いが攻様には全く伝わらず
意識もされていない事に気づき

改めて真剣に恋愛感情があると
意識してもらえるように
告白をするのですが

攻様は表情も変えずに返した答えは
「きみに興味がない」でした。

受様は胸に風穴が空いた様になりますが
攻様は低温が定温の粗塩対応で有名で
女性社員にも難攻不落な観賞用と
評判の男だったのです。

ポジティブで前向きな受様は
嫌いや無理という決定的な拒絶ではなく
「興味がない」なら
まだ自分にもチャンスはあると
何かにつけて攻様に愛を叫び続けます。

攻様にとって聴く気のない言葉は
BGMの如く流されている様ですが
受様が誘うと時間さえ合えば
受様に付き合ってくれるのです。

そんな受様と攻様の微妙な関係は
1年と2ケ月ほども続いていて
受様は押したり引いたりで少しづつ
攻様を懐柔しつつあったのですが

受様の同僚であるゲイ友には
常に歯がゆい関係と写っていて
攻様に腹を立てていた彼は攻様に

受様がお道具でもいいから
1回エッチしてくれたら攻様を諦める

と言っているという投げやりな嘘を
ついてしまうのです!!

攻様は驚きながらも
受様に了解の返事をしてきて
受様はどうせふられるなら1回だけでも
攻様とエッチをしたいと思うのです。

そうして2人はラブホで
お道具エッチを果すのですが…

受様視点よりの雑誌掲載作のタイトル作に
攻視点よりの続編をプラスして文庫化した本作は
自分に興味がないは眼中にも入らない攻様と
ポジティブで積極的な受様とのラブコメです。

川琴先生はシリアスからラブコメまで
色々書かれていますが
明るいラブコメはMYツボ押しまくりなので
発売を楽しみにしていた1冊です♪

表題作は基本的に受様視点が主体ですが
攻様視点が挟み込まれているので

受様の積極的な言動に隠れた
切なさにドキドキし
興味がない事はしなくないはずの攻様が
受様の言動は無自覚に受け入れてる様に
ニマニマしつつ一気読みでした♪

攻様は目端が利いて仕事もできるイケメンで
女性にもモテますが
興味がない事はしたくないタイプな為に
粗塩対応でお付き合いも長続きしません。

ゲイの受様はそもそも恋が実りにくく
また積極的にアピールしつつも
いつでも相手との一定の距離をもって
引き際を抑えています。

そんな受様の気持ちをわかりつつも
攻様の元カノが大学の先輩だったゲイ友には
攻様相手では受様が幸せになれるとは思えず
攻様に受様から手を引かせようとして
ある嘘を吐いてしまいます。

その嘘がきっかけで
受様と攻様は一夜を過ごすのですが
その結果変わったのは攻様のほうという
結果オーライな展開に(笑)

そんな2人の誤解とすれ違いが解消されて
めでたく恋が実るまで楽しく読めました。

続く書き下ろしの続編は
表題作とは逆バージョーンで
基本的に攻様視点が主体で
受様視点が挟み込まれているので

恋を知った攻様のヤキモキに主体が置かれていて
攻様が甘々なダーリンになっているのが
とっても面白かったです♡

フェア店ペーパーは
受様のゲイ友視点のお話なのですが
ぜひ彼の恋バナも読んでみたいです (^O^)/

今回は川琴先生の既刊から
『あべこべな僕らの恋デイズ』を
おすすめしたいです。
MYツボ刺激しまくられた1作です♪

4

立場逆転みたいな!!(*´▽`*)

これね、最初がとてつもなく取っ付きにくいのです。私だけかもしれないけど。
だって、ストーカー一歩手前の暑苦し過ぎる愛情を向ける受けと、全然理解不能の宇宙人みたいな攻め。
受けはともかく、攻めにイラついて仕方ない。
お前は何様だよ的に。

が、とあるエピソードをキッカケに、ガラッと様相が変わるのです。
立場逆転みたいな!
攻めザマァみたいな!!
ちょっと今回は合わなかったと思ってたのに、ここからひっくり返す作者さんの力量にビックリですよ。
そんなワケで、私と同じく序盤でつまずいた方も、その後に激烈な萌が(多分)待ってる事と思います。
ダメダメな攻めが受けにガツンとやられてしょぼくれる様を見たい方。
ぜひ、今作をご覧下さい。

内容ですが、超前向きで恋愛脳の受け・晴琉と、対人スキルが果てしなく低い無関心攻め・久瀬による、ほのぼの可愛いラブコメになります。
久瀬に惚れている晴琉が、彼に猛アタックしてるのが序盤。
そこからちょっとした手違いにより、お道具を使ったエッチをする二人。
このエッチを最後に久瀬の事を諦めるつもりで、彼との交流を絶つ晴琉。
しかし、晴琉とのエッチ経験した久瀬は、何故か晴琉の事が頭から離れず-・・・と言ったものになります。

と、こちら、序盤は一心に愛情を向ける晴琉に対して、冷たいと言うか傲慢過ぎる久瀬。
別に偉そうにしてるワケでは無いのです。
ただ、晴琉の溢れんばかりの愛情と優しさをですね、与えられて当然みたいに全然意識してないトコがイラッとくるんですよ。
何様だー!ヽ(`Д´#)ノ
いや、受け贔屓なもんで。

それがそれが、晴琉との一夜から激烈に変わる立場。
久瀬はですね~、驚くくらい人の感情というものに鈍いんですよ。
そして、言葉が不自由。
晴琉とエッチをした夜(お道具エッチで実際の挿入は無し)、初めて晴琉自身をしっかり見つめた-。
そして、やっと気付く自分の恋心。
鈍い! 鈍すぎるよ・・・!!
そうなるともう、今度は逆に晴琉に触れたくて触れたくて仕方ない。
で、思春期の高校生並みに晴琉を抱きたくて仕方なくなった久瀬は、「(エッチを)もう一回したい」と最悪な告白をする・・・。
そこで猛烈に怒った晴琉からキレられ呆然とし、その後はしょぼくれる、みたいな!!

私は攻めザマァが好きなんですよね。
あと、こういう立場逆転も萌えて仕方ない!!

その後はまぁ当然、二人は結ばれるワケですが。

私は攻めザマァが好きなのですが、攻めがガツンとやられるのに萌えると共に、そんなちょいダメダメな攻めを、それでも受けが選ぶ所に更に萌えるんですよね。
愛だなー!!(*´▽`*)
いやもう、思いが通じ合った二人の、あまりの甘さに悶絶しましたよ。
久瀬がすっかりワンコみたいになってるし!!


と、ここまでが雑誌掲載作で、この後に書き下ろしがあります。
こっちはもう完全な痴話喧嘩。
くっついてる二人のイチャラブはいいですな、と言った感じです。

そんな感じの、個人的に超好みの作品でした。
あと久瀬をけちょんけちょんに言ってしまいましたが、実は一本筋が通っていて、そこまでダメダメではありません。
どうようもなく鈍くて言葉が不自由なだけです。

5

ポジティブな受けはお好きですか?

ベリ子さんの挿絵につられて購入。

もう、とにかく可愛いお話でした。可愛いんだけど、それだけでもない。萌えもぎゅぎゅんと滾りました。

という事で、レビューを。
すみません、ネタバレ含んでいます。ご注意ください。









主人公はリーマン・晴流。
彼には好きな人がいる。同じ会社に勤務する久瀬くんだ。社内で出会って一目ぼれ。以来、久瀬くんにまとわりつき、「好き」を連発し、夕食にも誘い、久瀬くんの家にだってお泊りもしちゃう。

が、久瀬くんのほうはいたってクール。
晴流が家に押しかけてこようと、「好き」コールを連発しようと何ら動揺することはない。恋愛、食事、日々の生活。彼はそういったものに執着することがない性格だからだ。

だから晴流の恋心は昇華されることはなく、何も起こらない。でも、晴流はそれで良しとしている。久瀬くんのそばにいられればいい、と思っているから。

そんな晴流にしびれを切らしたのが、同じく会社の同僚で晴流のゲイ友でもある高木くん。晴流に唐変木の久瀬くんへの想いを吹っ切らせるために、久瀬くんに「一回で良い、お道具エッチをしてくれたら諦めると晴流が言っている」とうそをついてしまい…。


晴流という青年が、めちゃめちゃポジティブです。
普通の人なら心が折れそうな出来事が起きたとしても、へこたれない。
初めはあまりのポジティブさにちょっと萎えつつ読み進めたのですが、もうね、めっちゃ可愛いです。

むやみやたらに久瀬くんに愛を押し付けているのかと思いきや、そんなことはない。
久瀬くんの全てを観察し、考察し、彼が嫌がることは決してしない。
何かアクシデントが起きても、責任転嫁することなく常にポジティブに考える。

子犬がしっぽを振って甘えるような彼のしぐさに、胸をズッキューンと撃ち抜かれました。

そして一方の久瀬くん。
鈍感というのか、物事に固執しないというのか、興味のないことにはまったく無関心というのか。
常に体温が低そうな言動をとる。
が、それなのに、時々見せる紳士の態度がカッコいいんだ、これが。

常に押せ押せの晴流に流されるように行動するけれど、自分の気持ちにすら鈍感で、そこがまた可愛い。彼は晴流とともに行動するようになって、人として、成長したような気がします。

序盤は久瀬くんが自身の気持ちに気づいていないこともあって晴流に対する言動が冷たいこともありますが、後半は一転、めちゃ甘です。

そして濡れ場がエロい!

ベリ子さんの挿絵効果もあるのかな。
甘いし、エロいし、最高なんです。

晴流のポジティブさは、=彼の強さ、でもある。
そして、そんな晴流のポジティブさに影響されて人として成長した久瀬くんの強さも良かった。

しみじみ、カッコいいなと思いました。

この作品のキーパーソンは、晴流の友人である高木くん。
彼はいなくてはこの作品は成り立たなかっただろうというくらいのナイスアシストさを発揮しています。
高木くんもゲイだし、ぜひとも彼のスピンオフ作品を書いてほしいな。

ベリ子さんの挿絵は言うに及ばず。
めっちゃ綺麗だし、エロかった。
表紙の、晴流が持っているピンク色の物って…、

あれかな。「お道具」かな。

と思ったら、思わず爆笑してしまいました。

可愛くって、元気が出て。
そして萌えもたっぷりあって。

非常に可愛らしい作品でした。

3

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