ふれるだけじゃたりない

furerudake ja tarinai

ふれるだけじゃたりない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神16
  • 萌×220
  • 萌5
  • 中立3
  • しゅみじゃない10

37

レビュー数
7
得点
178
評価数
54
平均
3.5 / 5
神率
29.6%
著者
川琴ゆい華 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
スカーレット・ベリ子 
媒体
BL小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
価格
¥620(税抜)  ¥670(税込)
ISBN
9784403524677

あらすじ

晴琉が告白した久瀬から返されたのは「きみに興味がない」という一言。 でも拒絶されなかったから、ずっと好きでいる予定の晴琉だったが……?

表題作ふれるだけじゃたりない

久瀬龍之介、晴流が一目惚れした他部署の同僚29
末永晴流、EC事業運営会社勤務の会社員26

その他の収録作品

  • きみにしか興味がない
  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数7

逆転サヨナラホームラン


他人に興味がない攻めと超ポジティブな受け
「好きの反対は嫌いではなく無関心」とはよくいいますが、最も難しい相手を想い続ける受けのがんばりそれが実る話とその後の攻めの豹変ぶりが楽しめる話でした。本人が全く興味がなかったとはいえ、どうみても受けはストーカーでした。

<あらすじ>
成末晴琉(受け)は社内で「触るな危険。低温火傷注意、難攻不落につき観賞用」とまでいわれる何人にも興味を持たない男・久瀬龍之介(攻め)に恋しています。
告白しないと始まらないと思っている晴琉は、相手が嫌がらないのをいいことに積極的に話しかけ遊びや食事に誘い、家まで押しかけ親しくなろうと一生懸命になります。が、自分が恋愛対象としてみられていないと思い知った晴琉は久瀬に告白するのです。答えは一言「興味がない」。
それでも、嫌われているわけじゃないならと超ポジティブに解釈し、態度を改めることなく、会社では昼食に誘いお泊りに行きと相変わらず久瀬にべったりしてかれこれ1年2か月。
無毛な恋をしている晴琉を心配するゲイ友・高木有朔のアドバイスにより押すのをやめて引いてみようとばかりに会うのを控えてみた結果、結局ちょっと気になった久瀬に声を掛けられたことで前より好きになってしまい諦め方がわからないと落ち込んでしまいます。
それを見た高木は久瀬に「「お道具エッチ」をしてくれたら諦める」と晴琉が言っ
ていると嘘を行ってしまいます。それは、誠実でない返答をしてくるだろうと見越しての、晴琉を幻滅させるための嘘だったのですが、なぜか久瀬はそれを受け入れると言ってきたから大変。
うろたえる高木に一度でも久瀬に触れるならと晴琉はその嘘にのることにするのです。


両視点で読めるので晴琉の超ポジティブな考えがも、久瀬の全く関心のない様子も読めます。
特に久瀬視点では全く興味をもっていなくて、いつも勝手に傍にいるけど自分の邪魔をするわけでもない晴琉を無意識に受け入れていっている様子がわかります。
きっとこの時点で特別になってきているんですが本人だけがわかってなかった。
傍にいるのは嫌じゃないけど何とも思っていない久瀬が晴琉に高額なクリスマスプレゼントをもらったことで改めて晴琉の気持ちの重さを再認識し、意識するようになるのです。
高木からの「お道具エッチ」についても、びっくりはしますがいままで側にいても性的な事は一切感じさせなかった晴琉の心遣いに気づき、せめて最後くらいはと承知するのですが、それが久瀬にとっての年貢の納め時となったしまいます。
高木が「9回2アウト2ストライク」と評しますが、本当に最後の最後のお別れエッチで久瀬の考えが180度変わってしまうのが笑えます。
晴琉のエロい姿が忘れられず・・・日常生活もままならなくなる久瀬。

最後にするという宣言通り晴琉は距離を持って普通の同僚として接してくれるのですが、反対に久瀬は前回のエッチが忘れられなくて・・・
さんざん晴琉の好意の上に胡坐をかいていた久瀬が慌てふためく様子が楽しいし、告白の仕方すら知らず、告白したつもりがただエッチがしたいかのような発言をしていたり今まで自分に興味を持ってくれた人に対してしていた行為の仕返しを受けている感じが笑えると共に、高木から聞かされる晴琉の様子に晴琉の健気な様子を思い浮かべて切なくて泣きそうになりました。

後半はずっと変わらず久瀬が大好きな晴琉と、晴琉が好きになればなるほど自分の今までの行動を鑑みて今は晴琉は自分を好きだと言ってくれるけどいつか愛想をつかされるかもしれないとあせり、今まで通りでかわらない晴琉にもっと会いたいと思ったり後輩女子に嫉妬していることを言うのは重いかもとぐるぐるしている今までの悪行にしっぺ返しされる久瀬が楽しかったです。



最後に久瀬家族が晴琉に会いに来るというところで終わりましたが、久瀬の母親
と妹と晴琉の初邂逅が見たかったです。
晴琉はきっと女性と友人になるのは得意そうなので母親や妹とも仲良くやってい
けるんじゃないかと思います。

ノンケを落とす時、攻めでも受けでも色っぽく迫って身体から入る話が多い中、今作は攻めが全く他人に興味がないというのもありますが、「お道具エッチ」の
話が出るまで一切性的なことを意識させなかったのは新鮮だったし、良かったです。身体から入って意識して絆されるという展開はちょっと食傷気味だったし、そんなに簡単に絆されるなよと醒めてしまうことが多いので。
友人のアドバイスにより引いてみたのも、久瀬の反応を見るというよりは自分が久瀬と接触しなくて大丈夫だろうかという諦めるために試したみたというのが久瀬には何も期待していないというのがわかりやすくて面白かった。
それほどの久瀬が豹変するギャップが楽しかったです。

1

これは『良いエッチ』

とてもとてもポップな表紙にやられてしまって購入。
でも、この表紙から読む前の受けさんイメージは『恋する乙女』だったんですけれど、読んてみると晴流はもっと潔い感じで好感度UPです。

あたしは晴流くん、とっても男前に感じたんだけどな。
だって、素っ気ない態度を取られても拒絶されない限りはずっと久瀬の側にいて、20年後に「もうずっと一緒にいるしかないでしょ?」と追い詰める長期計画なんて、実に前向きでたくましいと思うの。
だけど自分勝手じゃないんですよ。
久瀬の趣味嗜好を充分理解して、映画オタクである彼がそれに没頭している時は決して邪魔しないし。
そして、何と言っても自分なりの『久瀬の良さ』を知っていて、それが彼の『塩対応』を凌ぐほど素晴らしいものだって解っているのがね、とっても素敵だなと思ったんです。

対する久瀬なんですが。
確かに過去の女性に対する態度は酷いとは思うんですけれども。でも、大なり小なり、こういう所がある男って結構多いんじゃなかろうか?
ちなみに、お話の冒頭で久瀬に届く『映画シリーズ6本とボーナスディスク3枚がついたブルーレイのフルコンプ』ってSWシリーズだよね?
で、晴流がクリスマスプレゼントで久瀬にあげたフィギュアってマーベル系の奴だよね?
この手に夢中になってる男子の中には『久瀬みたいな人いるいる』感が満載なんですけれども(笑)。
久瀬の場合は『映画』なんだけれど、それがPCだったり、車やバイクだったり、アウトドア関係の何かだったり……それに没頭している時に邪魔すると一気に機嫌が悪くなるのよ、彼らは。
いませんか?こういう男子、皆さんの周りに。
ごめん、あたし、割とこういう人嫌いじゃないんですわ。
むしろ、べたっと優しい人より好き。

ただですね、久瀬みたいな人って、酷い言い方だけれども『視野狭窄』なんだと思うのね。
周りが見えていないから、割と幸せを逃す傾向が強い(笑)。
久瀬は晴流の大らかで、でも一途な愛情に気づいた(『押してダメなら引いてみな』作戦、ナイス)。
そこから、晴流の愛情を失いたくないとジタバタする久瀬は可愛らしいですよ。
もう、ニヤニヤが止まらなかった。

そもそもの始まりが『お道具エッチ』ですから、その手のシーンは多いです。
でも、爽やかなんですよ。
2人とも勝手じゃないからだと思うんです。
どうすれば2人で良くなれるかを、その最中に伝え合っているのがすごく好みでした。お互いを大切にしているのがよく解ったし、何と言っても色っぽかった!(科白が脳内再生されちゃったんですもの)
最近、自分が枯れてきた所為か、濡れ場が多いと笑っちゃう(失礼)か、白けちゃうことが多いのですが、このお話は濡れ場で萌えました。

2

ちょっと雑

設定はすごく好みで、最初の方は面白かったんですけど、攻めが気持ちを自覚してからくっつくまでの過程がちょっと雑だった気が…
半分以降は甘々でした。甘々ラブラブターンよりもくっつくまでの過程が好きなので、そこはもうちょっと丁寧に書いてほしかったです。キャラも設定も良かっただけにちょっと残念!

0

目覚めた

甘い。というか汁ダクというか。半分ぐらい色っぽいシーンだったのではと錯覚するぐらい絡みシーンが汁ってました(私比)。普段、表紙が滴ってる感じの本は買わないので、久しぶりに色っぽさ多めのお話読んで、楽しかったです。きゅううと切ない部分もあったので、それでお話が引き締まったように感じたのかも。「雑誌掲載分130Pほど+本編続き118Pほど+あとがき」でした。晴琉の前向き姿勢が好きだったので萌2よりの萌にしました。前半にある粗塩対応が平気な方、お道具が大丈夫な方限定でおススメしたいです。

会社(新橋)の本社部門に配属変更となった晴琉が、エレベーター内で偶然出会った久瀬に好感を持ったのが1年前。そこからひと月たたずに休日の久瀬宅訪問&ごねて宿泊get。認識してもらおう!と告白したものの彼からの回答が「きみに興味ない」w すげー。でも晴琉がひたすら前向きなのが凄くて諦めなんてしなくて。本部オフィス女子の間で「低温火傷注意、鑑賞用」とタグ付けされている久瀬なので、「拒絶されてる訳じゃない」と継続アピール中していたのですが、久瀬絶ちをしてみたら、ある日社食で前に座ったのは久瀬で・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
高木くん(同僚、晴琉がカミングアウトしたことによって知り合ったゲイ仲間、いい子や)、後半で晴琉に絡んでくる女子1名ぐらいかな。

**以下より内容に触れる感想

粗塩対応の久瀬、なんでこんな人に興味ない人間になったんだしょうね?好き♡なんて感覚、ほっておいても降ってくるものだと思うのだけどな。つきあってから「名前なんだったっけ」なんて聞かれたら、あたしゃ殴るよ(笑)
やっぱり恋愛初心者の頃のあれやこれやがダメだったのと、もって生まれた性格なのかな。だとしたら、ちゃんと人の気持ちも自分の気持ちも少しは分かるようになったので、晴琉にもっとちゃんと感謝してよね!と思った次第です。
途中、超粘着質に変貌を遂げた後、一度目覚めたら大変男前だったので、素晴らしい!と思った攻めさん。これは攻めに対する怒りが勝つか、耐えて最後まで読んで「おお」と思うかで評価がすごく分かれる気がしたお話でした。

SSの感想の方にも書きましたが、めっちゃ頑張ってくれた高木くんのスピンオフが読みたいです!先生よろしくお願いいたします。

7

興味がない≒嫌われていない≒好きになってくれるかも!?

今回はシステムグループサブチーフと
フルフィルメントグループ社員のお話です。

受様よりで
ノンケな攻様への恋心が実るまでと
攻様よりで
受様への恋心に戸惑う後日談を収録。

受様は衣料品のネッ販売の運営会社に就職、
新卒で有明の運営管理部に配属されますが
1年前に新橋の本社に異動になります。

所属初日に閉まりかけたエレベーターを
開けてくれた親切だがそっけない男性社員に
胸をときめかせてしまいます。

この男性社員こそ今回の攻様になります♪

受様は社内でもゲイである事を
カミングアウトしていて
思い立ったら即行動を信条としています。

攻様は同じEC事業部の隣接部署
システムグループのサブチーフで
フルフィルメントグループに
異動だった受様は

部内研修の担当でもあった攻様に
積極的に声を掛けてお近づきになり
出会って3日目には告白します。

「攻様のことが好きだから仲良くなりたくて」
と言う軽い言い方をした故か攻様には
単純な好意と解釈されてしまうのです(笑)

その後も受様は
攻様とのランチを日常化し
しれっと終業後の約束を取り付け
ぬるっと休日のお宅にお邪魔した上
ごねてお泊りまで決行します。

いくら受様に押し切られたとは言え
好意をアピールしてくるゲイを
平気な顔で家に泊めるのは
あまりにも無防備すぎるのでは!?と

そこで受様はやっと
自分の想いが攻様には全く伝わらず
意識もされていない事に気づき

改めて真剣に恋愛感情があると
意識してもらえるように
告白をするのですが

攻様は表情も変えずに返した答えは
「きみに興味がない」でした。

受様は胸に風穴が空いた様になりますが
攻様は低温が定温の粗塩対応で有名で
女性社員にも難攻不落な観賞用と
評判の男だったのです。

ポジティブで前向きな受様は
嫌いや無理という決定的な拒絶ではなく
「興味がない」なら
まだ自分にもチャンスはあると
何かにつけて攻様に愛を叫び続けます。

攻様にとって聴く気のない言葉は
BGMの如く流されている様ですが
受様が誘うと時間さえ合えば
受様に付き合ってくれるのです。

そんな受様と攻様の微妙な関係は
1年と2ケ月ほども続いていて
受様は押したり引いたりで少しづつ
攻様を懐柔しつつあったのですが

受様の同僚であるゲイ友には
常に歯がゆい関係と写っていて
攻様に腹を立てていた彼は攻様に

受様がお道具でもいいから
1回エッチしてくれたら攻様を諦める

と言っているという投げやりな嘘を
ついてしまうのです!!

攻様は驚きながらも
受様に了解の返事をしてきて
受様はどうせふられるなら1回だけでも
攻様とエッチをしたいと思うのです。

そうして2人はラブホで
お道具エッチを果すのですが…

受様視点よりの雑誌掲載作のタイトル作に
攻視点よりの続編をプラスして文庫化した本作は
自分に興味がないは眼中にも入らない攻様と
ポジティブで積極的な受様とのラブコメです。

川琴先生はシリアスからラブコメまで
色々書かれていますが
明るいラブコメはMYツボ押しまくりなので
発売を楽しみにしていた1冊です♪

表題作は基本的に受様視点が主体ですが
攻様視点が挟み込まれているので

受様の積極的な言動に隠れた
切なさにドキドキし
興味がない事はしなくないはずの攻様が
受様の言動は無自覚に受け入れてる様に
ニマニマしつつ一気読みでした♪

攻様は目端が利いて仕事もできるイケメンで
女性にもモテますが
興味がない事はしたくないタイプな為に
粗塩対応でお付き合いも長続きしません。

ゲイの受様はそもそも恋が実りにくく
また積極的にアピールしつつも
いつでも相手との一定の距離をもって
引き際を抑えています。

そんな受様の気持ちをわかりつつも
攻様の元カノが大学の先輩だったゲイ友には
攻様相手では受様が幸せになれるとは思えず
攻様に受様から手を引かせようとして
ある嘘を吐いてしまいます。

その嘘がきっかけで
受様と攻様は一夜を過ごすのですが
その結果変わったのは攻様のほうという
結果オーライな展開に(笑)

そんな2人の誤解とすれ違いが解消されて
めでたく恋が実るまで楽しく読めました。

続く書き下ろしの続編は
表題作とは逆バージョーンで
基本的に攻様視点が主体で
受様視点が挟み込まれているので

恋を知った攻様のヤキモキに主体が置かれていて
攻様が甘々なダーリンになっているのが
とっても面白かったです♡

フェア店ペーパーは
受様のゲイ友視点のお話なのですが
ぜひ彼の恋バナも読んでみたいです (^O^)/

今回は川琴先生の既刊から
『あべこべな僕らの恋デイズ』を
おすすめしたいです。
MYツボ刺激しまくられた1作です♪

5

立場逆転みたいな!!(*´▽`*)

これね、最初がとてつもなく取っ付きにくいのです。私だけかもしれないけど。
だって、ストーカー一歩手前の暑苦し過ぎる愛情を向ける受けと、全然理解不能の宇宙人みたいな攻め。
受けはともかく、攻めにイラついて仕方ない。
お前は何様だよ的に。

が、とあるエピソードをキッカケに、ガラッと様相が変わるのです。
立場逆転みたいな!
攻めザマァみたいな!!
ちょっと今回は合わなかったと思ってたのに、ここからひっくり返す作者さんの力量にビックリですよ。
そんなワケで、私と同じく序盤でつまずいた方も、その後に激烈な萌が(多分)待ってる事と思います。
ダメダメな攻めが受けにガツンとやられてしょぼくれる様を見たい方。
ぜひ、今作をご覧下さい。

内容ですが、超前向きで恋愛脳の受け・晴琉と、対人スキルが果てしなく低い無関心攻め・久瀬による、ほのぼの可愛いラブコメになります。
久瀬に惚れている晴琉が、彼に猛アタックしてるのが序盤。
そこからちょっとした手違いにより、お道具を使ったエッチをする二人。
このエッチを最後に久瀬の事を諦めるつもりで、彼との交流を絶つ晴琉。
しかし、晴琉とのエッチ経験した久瀬は、何故か晴琉の事が頭から離れず-・・・と言ったものになります。

と、こちら、序盤は一心に愛情を向ける晴琉に対して、冷たいと言うか傲慢過ぎる久瀬。
別に偉そうにしてるワケでは無いのです。
ただ、晴琉の溢れんばかりの愛情と優しさをですね、与えられて当然みたいに全然意識してないトコがイラッとくるんですよ。
何様だー!ヽ(`Д´#)ノ
いや、受け贔屓なもんで。

それがそれが、晴琉との一夜から激烈に変わる立場。
久瀬はですね~、驚くくらい人の感情というものに鈍いんですよ。
そして、言葉が不自由。
晴琉とエッチをした夜(お道具エッチで実際の挿入は無し)、初めて晴琉自身をしっかり見つめた-。
そして、やっと気付く自分の恋心。
鈍い! 鈍すぎるよ・・・!!
そうなるともう、今度は逆に晴琉に触れたくて触れたくて仕方ない。
で、思春期の高校生並みに晴琉を抱きたくて仕方なくなった久瀬は、「(エッチを)もう一回したい」と最悪な告白をする・・・。
そこで猛烈に怒った晴琉からキレられ呆然とし、その後はしょぼくれる、みたいな!!

私は攻めザマァが好きなんですよね。
あと、こういう立場逆転も萌えて仕方ない!!

その後はまぁ当然、二人は結ばれるワケですが。

私は攻めザマァが好きなのですが、攻めがガツンとやられるのに萌えると共に、そんなちょいダメダメな攻めを、それでも受けが選ぶ所に更に萌えるんですよね。
愛だなー!!(*´▽`*)
いやもう、思いが通じ合った二人の、あまりの甘さに悶絶しましたよ。
久瀬がすっかりワンコみたいになってるし!!


と、ここまでが雑誌掲載作で、この後に書き下ろしがあります。
こっちはもう完全な痴話喧嘩。
くっついてる二人のイチャラブはいいですな、と言った感じです。

そんな感じの、個人的に超好みの作品でした。
あと久瀬をけちょんけちょんに言ってしまいましたが、実は一本筋が通っていて、そこまでダメダメではありません。
どうようもなく鈍くて言葉が不自由なだけです。

5

ポジティブな受けはお好きですか?

ベリ子さんの挿絵につられて購入。

もう、とにかく可愛いお話でした。可愛いんだけど、それだけでもない。萌えもぎゅぎゅんと滾りました。

という事で、レビューを。
すみません、ネタバレ含んでいます。ご注意ください。









主人公はリーマン・晴流。
彼には好きな人がいる。同じ会社に勤務する久瀬くんだ。社内で出会って一目ぼれ。以来、久瀬くんにまとわりつき、「好き」を連発し、夕食にも誘い、久瀬くんの家にだってお泊りもしちゃう。

が、久瀬くんのほうはいたってクール。
晴流が家に押しかけてこようと、「好き」コールを連発しようと何ら動揺することはない。恋愛、食事、日々の生活。彼はそういったものに執着することがない性格だからだ。

だから晴流の恋心は昇華されることはなく、何も起こらない。でも、晴流はそれで良しとしている。久瀬くんのそばにいられればいい、と思っているから。

そんな晴流にしびれを切らしたのが、同じく会社の同僚で晴流のゲイ友でもある高木くん。晴流に唐変木の久瀬くんへの想いを吹っ切らせるために、久瀬くんに「一回で良い、お道具エッチをしてくれたら諦めると晴流が言っている」とうそをついてしまい…。


晴流という青年が、めちゃめちゃポジティブです。
普通の人なら心が折れそうな出来事が起きたとしても、へこたれない。
初めはあまりのポジティブさにちょっと萎えつつ読み進めたのですが、もうね、めっちゃ可愛いです。

むやみやたらに久瀬くんに愛を押し付けているのかと思いきや、そんなことはない。
久瀬くんの全てを観察し、考察し、彼が嫌がることは決してしない。
何かアクシデントが起きても、責任転嫁することなく常にポジティブに考える。

子犬がしっぽを振って甘えるような彼のしぐさに、胸をズッキューンと撃ち抜かれました。

そして一方の久瀬くん。
鈍感というのか、物事に固執しないというのか、興味のないことにはまったく無関心というのか。
常に体温が低そうな言動をとる。
が、それなのに、時々見せる紳士の態度がカッコいいんだ、これが。

常に押せ押せの晴流に流されるように行動するけれど、自分の気持ちにすら鈍感で、そこがまた可愛い。彼は晴流とともに行動するようになって、人として、成長したような気がします。

序盤は久瀬くんが自身の気持ちに気づいていないこともあって晴流に対する言動が冷たいこともありますが、後半は一転、めちゃ甘です。

そして濡れ場がエロい!

ベリ子さんの挿絵効果もあるのかな。
甘いし、エロいし、最高なんです。

晴流のポジティブさは、=彼の強さ、でもある。
そして、そんな晴流のポジティブさに影響されて人として成長した久瀬くんの強さも良かった。

しみじみ、カッコいいなと思いました。

この作品のキーパーソンは、晴流の友人である高木くん。
彼はいなくてはこの作品は成り立たなかっただろうというくらいのナイスアシストさを発揮しています。
高木くんもゲイだし、ぜひとも彼のスピンオフ作品を書いてほしいな。

ベリ子さんの挿絵は言うに及ばず。
めっちゃ綺麗だし、エロかった。
表紙の、晴流が持っているピンク色の物って…、

あれかな。「お道具」かな。

と思ったら、思わず爆笑してしまいました。

可愛くって、元気が出て。
そして萌えもたっぷりあって。

非常に可愛らしい作品でした。

5

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