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表題作へたくそ王子と深海魚

日高恒生、大手航空会社のイケメンCA24
柚木野奏、出版社勤務のライター兼編集者28

その他の収録作品

  • 深海魚も恋に溺れる
  • あとがき

あらすじ

華やかな長身に、上品で清潔感のある横顔――癒しを求めて訪れたバーで、好みの年下イケメンと出会った、編集者の奏(そう)。価値観も話も合うし、この男となら最高の夜が過ごせると思ったのに…。アホみたいに腰振りやがって、このヘタクソ!! 二度目はないと心に誓った数日後――取材のため空港に赴いた奏は、密着する男性CAと対面し驚愕!! 極上の容姿に反してセックスが最悪なあの男・恒生(こうせい)で!?

作品情報

作品名
へたくそ王子と深海魚
著者
川琴ゆい華 
イラスト
緒花 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784199010385
3.5

(76)

(27)

萌々

(18)

(12)

中立

(8)

趣味じゃない

(11)

レビュー数
21
得点
251
評価数
76
平均
3.5 / 5
神率
35.5%

レビュー投稿数21

恋する気持ちに共感✧*。

タイトルが気になり購入。すごく面白かった!いいムードの出会いからの「へたくそ!」は笑いました。再会して互いの人柄を知り惹かれていく過程はリアルにキュンキュン♡共感する部分も多く、読んでて楽しかった。告白するシーンは最高。
お付き合いが始まり、ずっと好きでいてほしくて頑張る奏が可愛すぎた。対する恒生の不安も理解できるので、すれ違いは悲しかったな。言葉を尽くして想いを伝え合う2人は素敵でした。恋をする2人が可愛く甘く、幸せが溢れてた。臨場感溢れてて、一緒に恋してる気持ちになりました。オススメです✧*。

6

蝉の抜け殻 vs 深海魚



仕事をしていない時は「蝉の抜け殻」と評されるCAと「惰眠を貪る深海魚」と評される雑誌編集者のはじめての恋


雑誌編集者の奏(受け)は行きつけのゲイバーで、ゲイの友人に連れられてやって来たノンケの恒生(攻め)に出会う。
ヤバいくらいのイケメンなのに、今までの恋人と長続きしたことがないという。
恒生と離れがたく思った奏は早々に関係を持つのですが、これがとんでもなくSEXが下手な男でした。思わず「ヘタクソ」と叫んで逃げ帰ってしまいます。
その直後の取材相手がなんと恒生だったのです。
気まずい思いをしながらもお互い仕事と割り切って取材したのですが、話もあうし、仕事をしていない時はだらだらしているところとか似ているところが多いことに気づきます。
SEX以外は全部好みの男。
恋人になる条件に身体の相性が外せない奏は残念に思うのでした。


表題作にあるヘタクソというのはSEXがヘタクソという身も蓋もない話で、なかなかいない攻めでした。ヤバいくらいのイケメンなので奏にしてみたらびっくりでしょうね。
ガツガツと腰振るだけで相手を思いやらないSEXをする人だったので横暴な人かと思ったら、単に勉強不足なだけでちゃん教えたらできる人でした。

恒生からの告白に奏は頷きたいけど、相手はノンケだから勘違いかもしれないし、もし本気でも自分は今までいつも最後には呆れられて振られることが続いているしで中々頷けません。


最終的に、ドラマなんかで仕事ほっぽりだして恋人追いかける心理がわからないと言っていた恋愛音痴の奏が合コン会場に乗り込んで強奪するまでに成長して(してない)、本当に好きになったら変われるんですね。


後半はお互い好きすぎて空回りしてしまう2人の話。
付き合いだしてから、忙しすぎて、中々時間が合わない2人。
奏は恒生を逃したくないと今までの反省を生かして愛される男になるべく色々勉強し部屋の模様替えや服装、美容など変えていこうとするのですが、それを浮気と勘違いする恒生。
恒生はオフの時のダルダルの奏もひっくるめて好きなのに、このままではダメだと思ってしまう奏。恒生にために頑張ってるのに報われません。
最初にSEXが「ヘタクソ」だったことがここにきても恒生に自信をもたせません。
とにかくお互い忙しすぎて話をする時間がなくすれ違ってしまうのです。
どちらもとても忙しくて時間がない中なんとか会いたいと頑張るふたり。
「最愛の恋人に会うため懸命に水面を目指す深海魚」と自分を評する奏の姿が一生懸命泳ぐ深海魚の姿が思い浮かんでとても切ないやらかわいいやら。

お互いを思いやっていればきっと大丈夫。
2人で仲良くだらだらとオフの時間を過ごしてほしいです。


3

甘々すぎてギュンッとくる

 男漁りとか、出会いを求める場で出会うシチュエーションが好きなので、序盤でもうきゅんとしました。
 手馴れたグイグイ系の誘惑受けが最高。あと、攻めが一途で良かったー! えっちが下手くそという特徴も新鮮で面白かった。
 余計なシーンが少なめで、脱線しないから集中して読める。
 恒星の「でもえっちがアホみたいに下手くそ」ってセリフ、自虐ネタ言いたくなるのはわかるけど、何回も言いすぎてめんどくせえwwってなった。
 前戯からえっちの仕方まで教えながらするのえちち……。

 わー甘々ハッピーエンドだったなーそろそろ終わりだろうな、って残りバー確認したらまだ45%くらいでびっくりした! ボリューミー。

 トレーニングをして鍛えた奏のバキュームアナルで恒星が秒でイったところ可愛かった。
 
 奏が、男のスタイリストに勧められた服を着たり、外波への仕事メッセを恒星に誤送信しちゃったり、インテリアや体のケアに気を遣い始めたりしたことで、恒星が「もしかして他にいい人がいるんじゃないか」って浮気を疑ってしまう。
 誤解をとくシーンが物凄く甘々です。

 あまあまラブラブイチャイチャが微笑ましい。

 「あばたも鼻くそも、えくぼって言いそう」ってセリフがあるんだけど初耳でググりました。

1

ヘタレではなく下手

いやぁ、この着眼点、萌えました。
ただ突っ込んでガンガン攻めるへたくそな奴。

経験はあるけど、仕事が優先で恋愛は今ひとつなゲイの奏。
男性CAとして黒一点の職場で頑張る攻めの恒生。
お互いにいい感じでやっちゃったんだけど、なんと恒生はド下手くそ(笑)相手を無視したSEXに奏は恒生を置き去りにして立ち去る。

ところが、仕事で再開してしまい…そこから彼らの恋が始まります。
純粋な気持ちをちゃんと伝えながら進んでいく恋愛ストーリーは、読んでいてほっこりするお話でした。仕事から離れてだらけてゴロゴロしている姿を深海魚ってなぞらえるのは、すごいなって。私も休日は深海魚!(笑)

ちょっぴり恒生が嫉妬する所もありますが、そりゃあれだけ変化したら浮気を疑われるでしょう〜でもちゃんと話をしようとする奏ってえらい。そういうところはしっかりしているよね。お互いにすれ違いの生活だから、少しでも時間が共有できるように一緒に住もうっていうのもいいな。
恒生が、下手を脱出したのがどこか?がちょっとわかんなかったかな。
単純に、急ぎ過ぎてただけだったのか。そうだとしたら奏もあそこまで下手って言い切るのも可哀想だったかも。まぁ、恒生自身もゲイビで勉強したってことか。

ただ、これからもっと二人の仕事は大変になるだろうから、お互いに理解しあってバランスとりながらずっと仲良くやっていって欲しいなと思います♪

1

へたくそ可愛い

出落ちがすごい!!
超絶モテそうなイメンなのにHが下手くそ!
期待MAXの出会いから最悪な一夜…
そこから人となり知って好きになり深め合う!
手取り足取りえちちを教えてあげるって最高ですね!!
これまた甘え上手な攻めでよちよちわしゃわしゃしたくなる可愛さ~~~

お互い恋愛下手すぎるから、頑張り合わないでいようってとこも、でも好きだから頑張っちゃうとこも、不安になっちゃうのも良い。必死なワンコの可愛さったらないですね!
へたくそを引きずりすぎなのは笑ってしまいます。
奮闘してはしょげて、しまいには鍛え上げられたインナーマッスルに陥落するのが可愛すぎてしんどい……

年上受けからの『おいで』威力も個人的に大好きな挿入部に指を添えるシーンもあり、さらにさらに、孔に触れて観察する大おまけ付。ニッチな性癖もりもりでした!!
愛されてる~~~って感じのえっちに満たされました!!!!

好きだから努力しようって頑張る姿も好感もてました!!!

1

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