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表題作名無しの神様ご執心

水無月,「神」と名乗る金髪男性
佐々倉陽都,骨董屋の孫

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

骨董だらけの家に住む陽都は、祖父の部屋で酒を嗜む金髪男性に出会う。自分が「神」だと名乗る男は、祖父が生前手に入れた瑠璃石が実体化したものだという。陽都がうかつにも「水無月」という名前を与えたせいで彼と契約を結んだことになり、一緒に暮らすはめに。共に生活をしていく中で陽都は、気づけば夜伽をしてしまい…!?

作品情報

作品名
名無しの神様ご執心
著者
髙月まつり 
イラスト
明神翼 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
ISBN
9784861347085
2.5

(4)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
4
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

神と信者が恋をする

好きな作家さんのお一人でいつも攻め像はどちらかといえば、電波的な俺様で
受けが大好きな雰囲気の作品がセオリーだと思っているのですが、
受け像は今までの主人公たちとテンション行動ともに同じ感じで安心感があります。

でも攻めはいつもよりも大人しい気がしますね、神様ですから俺様は無論なのですが、
受けの陽都に対しての行動が今までの作品よりも抑え気味と言うか見た目は華やかで
キラキラ金髪神様なのにどこかしら落ち着きがあります。

骨董家業を営んでいた祖父が亡くなり祖父の家に陽都が生まれる前から住んでいた神様
祖父にどんなことがあっても絶対に手放してはいけないと言われていた青い薔薇が
その神様のご神体で神様なんて信じられないと思っていた陽都は二度と普通に歩く事が
出来ない怪我を治してもらったことで神様なのだと信じ名前が無いという神様に
名前を奉納し、祖父亡き後の信者1号になります。

内容的には特別の信者と言われながらもエロいことをされている間に信者としてよりは
恋する男の子になっている陽都が、でも神様は恋愛なんかしないと、いくら特別でも
神と信者以上の関係にはなれないと思い込み誤解し、神様が新しい信者を得ると
胸にモヤモヤと嫉妬しちゃい、神にはそれが可愛いと愛いやつだと思い口にも出すが
意地っ張りでもある陽都は素直になれない感じでしょうか。

俺様おしゃべりな神様ですが、過去に大事な存在がいて、それを陽都には教えないのも
今までにない、攻め像でチョイ切なさも感じますが基本構成はラブコメです。
それにこの作品に出てくる女性は竹を割ったような性格が多くて個人的には凄く好き。
この作家さんの作品はいつも後味が良くて好きですね。

3

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