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表題作恋心オノマトペ

志賀健吾 口数が少なく、真面目 英人の1歳下
早川英人 オリエンテーションで健吾と出会う

あらすじ

「お前の大切なもの(家族)、俺には奪えないよ…」

早川英人は一念発起して入った大学で志賀健吾と出会う。
真面目そうな外見に最初は仲良くなれそうもないと思っていたが、一緒にいるうちに健吾が好きになっていく英人。
酔った勢いで押し倒そうかと迷っていると、健吾のほうから押し倒してきて…。

大切なものを見つけたからこそ、しあわせが怖くなる。
正反対なふたりが見つける、本当のしあわせの形。
ゆっくりと育つ恋、一冊に。

作品情報

作品名
恋心オノマトペ
著者
かむ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
ISBN
9784758073189
3.1

(21)

(3)

萌々

(3)

(11)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
5
得点
62
評価数
21
平均
3.1 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数5

この気持ちは、思いやり…それとも…恋…?

■プロローグ
「やっと、俺の人生が始まる-」
ギャンブル三昧の父親に片親として育てられた早川 英人(はやかわ ひでと)は中学生の頃から自身の人生に絶望していた。
自分の人生を変えたかった英人は中学3年生からコツコツ働き始め、ついに大学生になった。
大学のオリエンテーションで何気なく話しかけた志賀 健吾(しが けんご)と友人生活を送っていく中で英人の心は揺れ動き…!?
堅物で寡黙な健吾と、チャラチャラしているが根は真面目な英人の恋愛成就物語。

■感想
同じ「かむ」さんの作品「きっと恋になる」と比較して、ストーリーの完成度も高く、トントン拍子に読める爽やかさがありました。
特に、登場人物の背景設定がきめ細かく、読み進めるうちに物語にドンドン引き込まれて行きました。
お互いの事を考える思いやりの心、人の温もり、優しさが繊細に描写されており、読んでいて心が暖かくなりました。
ただし、R-18描写が若干多めなので、苦手な方は要注意!

0

全編にあふれる「好意」

『恋心オノマトペ』この題名の意味を見ただけで探った時
擬音・擬態・擬声語で表現する恋心だとすると、きゅんきゅん、どきどき、わくわく、そのくらいしか思い浮かばなかった。
そこにエッチの時の音は含まれるか?(笑)
しかして、読んでみると左程予想は外れていなくて、読者ではなく主人公がそうであるという事がわかる。
自分には、キュンを呼ぶより彼等のまっすぐ一途で真面目な向き合いが大変にまぶしく
優等生、という呼び方をすると失礼かもしれないがお伽話めいたポジティブさで、でも幸せがいっぱいの二人の姿に、こうした真っ向前向き作品も却って珍しいのではないか?
そしてとても夢のあるお話だな~と現実を対比させずにお話として暖かさを感じます。


大学の入学式で英人は、堅物で真面目そうと思いながら思いきって声をかけた健吾と友達になる。
一件チャラそうな英人と真面目そうな健吾は相いれなさそうでいて
互いの堅実で真面目な部分を認めあい、そして惹かれあっていたのです。


健吾の真面目は堅実で嘘がないという現れ。
一緒にいると英人にとって案外居心地がよく、きっとそこから生まれた信頼が愛情に育って行ったのだろうか?
6話にてそれが健吾視点ではっきりと明かされます。

英人の育ちと大学生になったいきさつが驚きだ!
育児放棄したような父親に育てられ、グれた中学時代。
しかしこれでは自分が父親みたいになってしまうと一念発起して高校で頑張って勉強して学費を稼ぐ為に1年予備校に通いながら金を貯め、そして大学生になったという、
何て前向きなんだろう!!
そうした家庭の事情の暗さをみじんも感じさせない!
そんな頑張りがあるというのが健吾が英人を外見でなく中身でちゃんと見ていたという部分に繋がります。

割とすぐ恋人になりますが、健吾の家に英人を招待したのがきっかけで英人は健吾をさけるように、そして大学も休学しようとしてしまいます。
家庭の温かさを知らない英人にそれを見せてしまった事は、
英人のネガティブな面を引き出して臆病にさせてしまいます。
その後にとった健吾の行動は英人が好きだから。
英人がとった行動も健吾が好きだから。

全編通して「好き」という互いの好意があふれています。
とても夢のある話でした。

8

同じようなシーン

ネタバレ有です



1話
私は初っ端から、一念発起が一念勃起に見え、
眼科検診そろそろ行かなきゃと思い。
英人が、健吾を好きな理由。やっぱり過去に、なんかありそう。
もし、健吾が、実は八方美人キャラだったら最悪だなぁ。
寡黙な八方美人。見てみたいかも。←本編脱線
お酒の後のムラムラ。英人は、イチャイチャしたい様子。うずくのね。可愛い。
彼は、だらしない感じがしますが、実はそこまでいい加減じゃない。
健吾同様、こういうキャラは好物です。外見を見ても、あっちの方はまっさかりね。
しかも受け。言うことなし。

2話、3話
イエスマン英人。恨まれて、刺される前に、健吾と関係を深めてよかったわ。
健吾の自分より英人発言。
う~ん。そこまでの心理状況になる理由が、いまいち描かれていない感じが。
会話の流れでいうのは、個人的に嫌よ。もう少し先を見ます。
ワンコ英人は可愛いが、健吾の「ならいい」などワンコの手なずけ方が、ありがちかな。

4話
幸せな健吾の家族 英人を心理的に追い詰めていきます。
健吾は、英人のいつもと違う様子に、たった一人気づく。
2話の、健吾の自分より英人発言。
ここで、話の流れでの発言でないことは、なんとなく分かりました。

5話
英人は、健吾の家族を壊したくない。
1話の 英人はそこまでいい加減じゃない とマッチング。
問題は、健吾と健吾の家族。普通はもうちょっともめるはず。
個人的ですが、都合の良すぎる展開。
あくまで想像ですが、なんか健吾って偽善者的な雰囲気があるような

6話
二人の今までの人生は正反対 料理を本当においしそうに食べる英人。
幸せな生活を送ってきた健吾には、新鮮に映ったのかも。
興味を持ってもおかしくはない。
う~ん 何度も読み直し、健吾って、仕方ねぇなあ 俺がなんとかと感じるキャラ?
上から目線かとも思ったんですが、ワンコ英人相手なので、そこまではひどくない奴かも
5話当たりで、少し、世間知らずなセリフも吐きますが、幸せな家庭に育った人間ならではで、設定上、まあいいのかなぁと思いました。

ただ、後の展開が、同じようなシーンが続き過ぎたのがなんかなぁ。
中立になってしまいましたが、健吾に対する違和感は、だいぶ薄らいできたかも。






0

なんか惜しい

pixivで、他の作品をちら読みしてて、ちょっと良いかも?と思った時に、こちらの書籍化の話を聞いたので、あえてpixivでは読まずに購入。

ん~。悪くはないんですけど。
展開はいたって普通。
せっかく対照的な人生だった二人なのだから、もっと二人の違いを見せて、葛藤があっても良かったのでは、と思ってしまう盛り上がりの足りなさ。

あとは、アレですね。
自分が実際、苦学生(働いて入学金を貯めながら受験勉強して、入学後も学費貯めながら勉強)ってのを経験しているので、英人の苦学生ぶりはまだ甘いな~とか思ってしまった。
なので、イマイチ感情移入できなかった。ココかな。

0

うーん

pixivで書かれているのが書籍化すると聞き購入しました。
支部と書籍とで大きく変わった所はなかったのですがやはりあまり自分には合わなかったようです・・
絵はとても綺麗なので読みやすいのです。が、背景がないのがとても気になって仕方がなかったです。
あとはキャラクター(受け)のあの見た目からわんこ属性と精神面の弱さというのが好きになれませんでした。
複雑な家庭環境なのはわかりますがそこまで重く考えなくてもいいのに・・と言いたくなるような感じです、このお作品はキャラクターの性格がただ好みじゃなかっただけだと思うのでかむさんの作品は支部からこれからも応援していきたいと思います。

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