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魔性のビッチ男子とオトナな義父、恋愛未満の同居性活!!
「家庭内性愛」 8割
「ビター・ビタースイートカフェ」 2割
【家庭内性愛】
「家庭」とはいえ、血の繋がりはまったくありません。
元保護観察官が訳アリの受けを引き取り、家族になります。
じっとりシリアスな雰囲気でした。
というのも、受けの境遇が辛い…。
父に利用されてウリをさせられたり、弟に裏切られたりして性依存症に…。
そして叶わぬ恋をしている。
何もかもを諦め、誰も信じないような暗い目が印象的でした。
それでも、つい「好き」と口走ってしまってからは受けが攻めの元を去り、なんと6年もの年月が経ったのにも驚きました。
しかも受けが苦しんでいる間、弟の方が先に幸せになってるし…。
一番遅く幸せになったのが受けでした。
【ビター・ビタースイートカフェ】
カフェの常連と店員のお話だったのですが見事に地雷でした…。
というのも、登場人物に表記されていませんが、攻めが体格小で攻めより可愛い…。
自分が受けと知った佐倉も驚いていました。
気にはなっていたけど、レビューを見なかったら購入しなかった作品です。
なぜに、この題名なのか・・・内容とちょっと違う気がするのは私だけでしょうか?www
しかし、ストーリーは良かったですね。
最悪な毒親、悲惨な生活を強いられた不憫な受け、そして貞操観念ゆるゆる、歪んだ思考。
前半は、読んでて痛いこと痛いこと・・・
そこで、またやっちゃうんだぁ〜それも、嬉しそうに・・・とか、思ったりして。
後半にかけて〜立ち直っていく姿が良かった。
不憫な受けが、幸せになる様はどストライク!
でも、父親が後半に出て来なかったけど、この父親に制裁を加えて欲しかった。
『シュガーレス』という原題は、とても秀逸なタイトルだと思う。
読んでいて甘さを感じる瞬間は確かにあるのだが、後味が とにかく苦い。
例えば、死別でバッドエンドを迎える作品の読後よりも ずっと自分の心は重いまま。
主人公を更正に導いてくれたり温かい気持ちにさせてくれる出来事もあり、その度に彼も自分の「歪み」を自覚して軌道修正しようと行動する。
でも私に浮かんだ映像は、曲がった土台に一生懸命何かを高く積み上げている主人公の姿。
元に戻すのも 先に進むのも困難な時は、逃げたっていい・・・
それまでは限られた選択肢の中から自らの意思であるかのように、理不尽な道を選ばされてきた。
でも物語の終盤では、強い意志を持って未来ある選択をする主人公に少しだけ私の心は軽くなった気がする。
ひとまず積み重ねてきたものを一緒に支えてくれる人を手に入れて、少しずつ陽の当たる場所を歩き始めた彼。
そして光があるところには 必ず影もできる。
最後まで読むと『家庭内性愛』という、どこか淫靡な響きのタイトルが しっくりくるなぁと思ってしまった。
すごく重くて、読んでて辛かったです。自分の中で神評価という域ではなかったけど、萌の評価をつけることすら躊躇ってしまって中立。個人的に萌というのは0に等しく、言葉にし難い作品でした。
ただただ主人公が可哀想で仕方なく、双子の弟も可哀想で…。可哀想っていう一言ではおさまらないです。そして、父親と双子を汚した人間達への嫌悪感が読中も読後も9割を占めていて、今でもムカムカします。だから、これだけ描ける作家さんは素晴らしいのですが、もうBLどころじゃなかったです。ラスト、主人公は報われたのかもしれないけど彼のこれまでの辛さを考えると、「良かったね!」とはとても思えず、幸せが足りない、もっと幸せになって、と思ってしまいました。
弟が主人公の元カレと繋がりができていて四コマで楽しげに描かれていたので、そこが少しの救い。弟も相当トラウマだろうし、やっぱり主人公が可哀想すぎる…フィクションということを重々承知でもつらい。双子は幸せになってね本当に
タイトルのわりにやけに神率が高いのが気になって読んでみました。
正直、何故これをピアスレーベルで出されたんだろう?と思いたくなるような内容でした。
めちゃくちゃシリアスです。
「家庭内性愛」というタイトルは、ピアスっぽさを出すために出版社の担当さんが付けられたものだとか。(元のタイトルは「シュガーレス」だそうです)
主人公(莉樹)の子供時代があまりにも悲惨すぎて痛ましいです。。
双子の片方(兄 莉樹)に売春をさせて、その金でもう片方(弟 恒)を高校に行かせ、自分は働かずに酒とパチンコ…父親に吐き気がします。
それでも弟が何も知らずに綺麗なままでいられるならそれでいいと健気に生きているのに、その唯一の希望(弟)を今度は隣人のこれまたクソみたいな男に汚されて…最後は弟本人からの拒絶。
少年院送りになったことで、この狂った環境から救い出されて良かったとすら思えます。
誰かから自分を「欲しい」と言ってもらえるのが嬉しくて、喜んでもらえるのが嬉しくて、感謝されるのが嬉しくて、する必要がなくなってからも売春をやめられないでいる莉樹が、初めて性関連ではない事柄で他人から感謝されることを経験し思わず涙を流してしまうシーンは堪らなかったです。
作品の中では莉樹の17歳から28歳までの11年間が描かれています。
ゆっくりながらも少しずつ成長して、長い年月を経てようやく結ばれた雨谷とベッドで交わす結婚式のような誓い。
最後の1ページにはジーンときました。
家族の挨拶、ちゃんと言えたね!(涙)
一緒に入っている短編はチビッコ攻め。
これは全然アリですね!
可愛い方が上なの、結構好きです。ギャップ萌え!
評価悩みました。
お話の流れが美しいものに神を付けたい質なので(偉そうにすみません…)、話の流れをぶったぎってまでエロ描写を何ページも過剰に挟まれると邪魔に感じて萌2止まりになるのですが…
ピアスは毎話Hシーンがないとダメなんだそうで、そんな縛りの中でもお話を止めないように頑張られている作家様に敬意を表して「神」で!