ボタンを押すと即立ち読みできます!
初読みです。コメディからダークな話までジャンルの幅は広め。
電子配信もされてて、気軽に読めます。
★ymz「ハッピーバースデー」第1話(28頁、扉絵なし)新連載
大学卒業後も縁が切れずにつるんでる三人組。
今号の表紙中央が主人公の会社員・朔人(さくと)。彼の失恋を肴に、彼女持ちのショップ店員・悠太郎と、ゲイの恒助が店長を務めるバーに集います。
友人達と比べ恋愛力の低さを痛感する朔人。週末ごとに飲みにいく上司の士朗にも慰められる始末。内心、恋愛に価値が見出せない所まできてます。
その日のうちに、上司を友人のバーに連れて行くことに。すると、急にうつむいて無口になる士朗。朔人に何かを言いたげな様子ですが、言葉を飲み込んでしまいます・・・。
仲良し三人組だけで進行するかと思いきや上司も参入し、誰を軸に話がまわるのか予想しにくい展開でした。
★くも「叶結び」第1話(14頁、巻頭カラー)新連載
時代劇。神社に住み着いた浪人が、毎日筆下し祈願にくる小奇麗な身なりの男を利用しようと思いつく。神社の狛犬の化身と偽り、寝食の世話と引き換えに願いを叶えると商人に言い、まんまと家に転がりこむ。
★桂小町「ノラ猫閣下の美しい人」読みきり(40頁)
猫である吾輩が、たまたま出会った人間の恋煩いを観察するストーリー。
自由な野良猫の我輩を飼いたいらしく、閣下と呼んで口説いてくるのだが、その人間には恋人がいた。我輩は、その恋人がどうにも気に食わない。
不毛にも思える恋模様を見せつけられて、高潔な閣下(猫)は居た堪れない思いを募らせていく―――。
透きとおった雰囲気と絵柄で、コマも大きく読みやすかったです。
★はらだ「にいちゃん」第2話(32頁)
世間を知らないうちに出会った相手が悪いと、先々にまで悪影響を及ぼす怖さを主人公が体現してます。BLファンタジーが吹き飛び寒気がするはず。
終盤のオチも含めて、すごくクリミナルな印象が強い話でした。
★小松「Young oh! oh!」読み切り(44頁)
主人公は、三次元女子にトラウマを持つイケメン八方美人男子。
何度断っても告ってくる女子に困り果ててしまい、通りすがりの男を掴まえて「彼が好きだから!」と、その場で赤の他人を巻き込んだ告白劇を披露。
捨て身の意思が通じて女子が諦めてくれたのも束の間、通りすがりの男にも告白が通じてしまった!! よく見ると凄いヤンキーで、こっちも怖いw
アホ濃度の高い純情ラブコメディでした。面白かったです。
★芽玖いろは「蛇喰い鳥 逆襲編」読みきり(8頁、扉絵なし)
ラーメン屋にて。付き合い始めてから最初の千鳥の誕生日が、とうに過ぎていたことが発覚してショックを受ける二条。千鳥は当日にプレゼントは貰ったからとフォローします。二条は、自分の誕生日には(何時の間にか)千鳥にあげたプレゼントと同じモノを要求します。
★元ハルヒラ「虎穴ダイニング」第10話(32頁)
泊りがけのホラーツアーに出かける二人。日向はツアーのチラシも見れないほどの怖がりで、アカルにぴと♡とされただけでビクッ!!(← 怖がってる)
ペアで行く肝だめしも拒否して、宿に残ることを選択する日向。
温泉に浸かって帰りを待っていると、アカルが行方不明になったとの知らせが入ってきて・・・。
お化けコワイ>>越えられない壁>>アカルと夜道で二人きり
・・・日向さん、そりゃないっすよ。(でも話的には面白かったですw)
―― あくまで今号だけを読んでのイメージですが、動線を控えめにして、落ち着きのある画面に仕上げてる作品が多かったと思います。