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この本、まさかこんなに泣きながら読むことになるとは思っていなかったのですが...はぁー、読み終えた今とってもほかほか気分で満たされています。
とあるきっかけで、ひとつ屋根の下共同生活をすることになったゴロウ(容姿はショーモデル・ニートらしいのですが作中あまりそう見えないのがよい)&ジロ(ちっちゃいリーマン・実は"次郎丸"しかも名字)。ふたりでの毎日は、特別なにかが起こるでもなくほのぼのしているもの...なので、小波がちょこちょこ来るような感じでクスッと笑いながら穏やかに読めます。でも私には、気がつくとものすごい夢中になって読み終えていた、というような一冊でした。絵もセリフもじわじわと沁みましたし、ちょうど今こういうのを求めてたんだと思う。
あたりまえのことのようだけど、その「ありがたみ」や「シアワセ」はつい忘れがち。だれかがいれば、だれかといれば、「単なる日常」ほどドラマティックなものはないんだなと思わせてくれたステキなお話でした。ひとりだったら外で足をバタバタして大笑いなんてできないもの。そしてちゃんと彼らならではのキュンもあり、想像もしてなかった(笑)色っぽいシーンもあり、この運びは流石です。
それにしても実に天使みたいなふたりで、ホントいつまでも見ていたかった。読みながら思わず笑顔になってしまう福々しいジロさんと、おそらく髪をショートにしたらカッコよくなりすぎてしまうであろうゴロウさんを、好きにならずにはいられません。
ラスト1ページのおまけがまた、すごくよいのですよねぇ。
すばらしいセンス。あとがきも楽しかったです。
好きな作家ですが、ますます好きになってしまった。
ぜひたくさんの人に読んでほしいと思える温かい作品です!
可愛かった(*´Д`*)心からホッコリする。
過激な陵辱ものも好きですが、こういうゆるっとかわいいのは
ホントウに癒されますな。
嬉しそう、寂しそう、悲しそう、楽しそう
目いっぱいの顔がすごく好きでした。
凸凹な二人の共同生活。
触れられたいけれど触れられない距離から
最後の急接近までがすごくキュン。
結局のところ合体まで至らない二人ではありますが
それはそれでなんだか可愛くて良いなと思うのです。
ジロさん攻とか見たいな。
一生懸命な姿にトキメク、ゴロとか・・・いいっ!
この話なんだろう、
1ページ中の情報量は少ないのに、
何度読んでも切なくて愛しくて、
泣いちゃうんです。
人懐こくて図々しいゴロウさんが、
大好きなジロさんのほっぺに触るのを怖がって震えたり、
寝ている時にそっとキスしたり、
「愛しい愛しい」という気持ちがすごく伝わって切ない。
ゴロウさん→友達じゃない好き→ジロさん
ジロさん→友達として好き→ゴロウさん
だったはずが、2人での生活を失ってから少しづつジロさんの気持ちがゴロウさんに追いついていきます。
2人は気持ちを通じ合わせるんだけど、
ジロさんの気持ちはもしかすると、まだ家族としての愛情なのかもしれない。
(と、私は勝手に感じたのですが)
こういったところもまた切ないんだなぁ。
天日干ししたふかふかのおふとんにごろごろしながら2人でお月見したり、
疲れて帰ってきたジロさんをゴロウさんがよしよししたり、
ちょっとしたエピソードの積み重ねが絶妙です。
2人の生活がどれだけ大事なものだったのかを
そっと優しくしみじみと覗かせてくれて
2度3度と読めば読むほど泣けてきます。
手放せない本になりました。
元がモバイル配信されてた作品なので本にすると不思議な感覚ですが
内容は作家さまの目標でもある日常を描いた作品です。
ひょんなことから同居することになった2人の日常。
グータラそうなゴロウさんと、しっかり者のジロさんと。
ほのぼのからシリアスまで、とっても引き込まれる作品で
読んでるこっちも笑ったり、泣いたりで
いつまでもこの2人が一緒にいられればいいなという感じ。
恋愛面に関して言えばまだ最後まで結ばれてはいませんが
途中までは進んでるので、それももうすぐ…
って「おまけ」を読む限りでは、なかなかそれも…
でもジロさんのあの笑顔見たらねぇ(^^;)
ふんわりとした雰囲気が好きな私には、まさに神作品でした!
ゴロウさんの長髪も、ジロさんの大福のような頬っぺも、ふかふか食パンで眠りたいと言う話も、みんなふんわり。それでいて、片想いあり、喧嘩あり、別れ(?)あり、で、単調ではない感じ。喧嘩やすれ違いも、ふんわりと切なくなって、読後感が凄く優しいです。ヒモなゴロウさんが努力して変わろうとするのも、読んでいて心が温まる理由なのかなぁと思いました。
ただ、エロや恋愛の激しさ(嫉妬や当て馬など)を目当てで読むと、少し物足りなく感じるかもしれません。あと、コマ割りが苦手な方も居るかもしれません。そこは好き好きかなぁと思います。
ところで、この題名を見た時、ジゴロって言葉を連想したんですが、ジゴロってフランス語なんですね。ゴロウさんのイメージがなんとなくパリジャンだったので、ぴったりだなぁと思いました。