表題作光射す(上)

青峰大輝
黄瀬涼太

あらすじ

青峰は黄瀬が好きだった。
だが黄瀬の未来や関係を壊したくなかった青峰はアメリカ留学のことも自分の想いも告げず黄瀬を置いていく。
1年後、青峰がNBA目指してアメリカでトライアウトを受けようとした時、そこにいたのは…。

作品情報

作品名
光射す(上)
著者
アジコ 
媒体
漫画(コミック)
サークル
ガールフレンド<サークル>
ジャンル
黒子のバスケ
発売日
4

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ガチンコ両片想い

アジコさんの描く負けず嫌いで気が強い黄瀬が大好きです。

大学に入ったふたりはルームシェアはしてるけれど同棲ではない関係。
青峰は黄瀬への想いを自覚していますが黄瀬の気持ちがわからないことと彼をとりまく環境を思いやり告げずにいます。
このへんの気持ちを黒子にだけはこぼせる、こういう光と影の間柄も良いですね。

2年ほど穏やかに時は流れたある日、青峰は黄瀬に黙ったままアメリカ留学へと旅立ちます。
寝ている唇に謝罪の伝言だけを残して。
んも~!!切ない~(泣)

スポーツ選手の現実は分刻みに零れていきます。
青峰も慣れない環境や圧倒的な力に自信を失い戸惑い気味。
そして挑んだトライアウト会場で黄瀬の姿を見つけます。
にっこり笑う黄瀬…で前編は終わりです。
う~っっ!!後編が待ち遠しいっっ!!

黄瀬涼太というステータスも安穏な生活も捨てた、と言い切る瞳に意思が宿っています。
青峰大輝という光跡を追うのではなく、隣に並ぶという意思。

黄瀬の望む関係は鏡。
黄瀬が引け目を感じれば遠慮してしまう青峰なんて見たくない。
甘えて護られるだけの自分なんていらない。

たとえ青峰がそれを受け入れてくれるとしても。

甘えるのを我慢することの辛さより、青峰にとって対等じゃなくなる方が辛いと思う黄瀬は潔い~。
アジコさんの作品は青峰がより優しく(少しヘタレ)、黄瀬がより芯が強く(泣き虫なのに)描かれていて、すごく私のツボをおさえてくれて大好きなんです。

帝光時代に光の強すぎる【孤独な太陽】となった青峰は、そんな自分にも変わらず挑んでくる黄瀬が好きで、そういう彼に救われていました。
でも黄瀬はそれを知らないんです。
ボールを追っている時と同じくらいひたむなきなふたりの両片想い。
早く決めちゃいなさいっっ!!

※トライアウト(tryout)…チームに入団志望の選手がチーム関係者の前で自己の能力をアピールし契約を目指す場のことだそうです。
夏コミで買った本のうち2冊がトライアウトについて触れてましたね~。

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