ワイルド・ワイルド・ウエスト

wild wild west

ワイルド・ワイルド・ウエスト
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×25
  • 萌7
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
52
評価数
15
平均
3.5 / 5
神率
13.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
心交社
シリーズ
ショコラ文庫(小説・心交社)
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784778117030

あらすじ

会社と妻に裏切られエリートコースを脱落した斎木明紘は、傷心を癒すために訪れたアメリカで、牧場のフェンスに車で突っ込んでしまう。そこに颯爽と現れたのは黒馬に跨った野性的なカウボーイ、ダグラスだった。だが彼は明紘を助けるどころか投げ縄で捕まえ、縛り上げてしまった。逞しく不遜なダグラスに怯えながら弁償を申し出る明紘だったが、「金の問題じゃねえ」と聞き入れてもらえず、牧場で働かされることに――!?

表題作ワイルド・ワイルド・ウエスト

ダグラス・レインハート,牧場のカウボーイ,32歳
斎木明紘,バツイチ失業中の元エリート,28歳

その他の収録作品

  • 愛しのブルライダー
  • あとがき

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レビュー投稿数2

面白かった!!!

妻と離婚し、会社も解雇された傷心の斎木明紘(受け)が、自分探しのアメリカ旅行でアクシデントに見舞われるというスタートのお話です。
そこで出会ったカウボーイのダグラス(攻め)によって明紘の運命が変わります。

明紘が車の事故を起こしたコルト牧場を舞台にお話が展開していきますが、牧場主のハーヴェイや周囲が優しい人達ばかりで人情物としても楽しむことができました。
どん底な主人公が新たな道を開くという所もワクワク感があります。
「めでたしめでたし」と思えるようなラストで満足度が高かったです。

とにかく最初から最後まで楽しくて面白かったです。
それもこれもお茶目な俺様カウボーイ、ダグラスが明るくて楽しかったからです。
俺様なわりに、明紘が完全に落ちるまで手はださないという紳士な面もあるんですよね。
やんちゃな中学生のようだったり、大人の頼もしさや優しさも見えたりでとても魅力的な人物でした。
そんなダグラスに真面目な明紘は振り回されるわけですが、ストレートで遠慮のないダグラスの軽口に真面目な返答でしか返せない2人のやりとりが妙にツボに入ってしまいました。
明紘の過去の恋愛が気になるばかりに、離婚について詳細を事細かにしつこく聞いちゃうダグラスとか笑いました。
傷を抉られる明紘w
でも裏表がなく腹に何も抱えていないからこそなんですよね。
明紘も、思ったことを何でも言えてあるがままの自分でいられる関係性に心地良さを見出します。

以前、カウボーイ同士の恋愛映画を観てから、カウボーイというとホモフォビアなイメージが定着してしまったので、こんな開けっぴろげにカミングアウトして大丈夫なのかなという疑問も少し頭にチラつきました。
しかもテキサスは保守的な地域らしいし…
でも、そんなこと気にして作品の面白さを見逃してしまうことのほうがもったいないと思うくらい魅力的な作品でした。

2

ワイルドかつ堅実なカントリー物

04年のノベルスの文庫版です。

妻(上司の娘)の浮気で離婚し、仕事も辞めさせられた
元エリート社員の明絋(受け)は
友人のすすめでアメリカへ一人旅。
だが、テキサスの平原で道に迷ったあげく
車ごと牧場のフェンスに突っ込んでしまう。
その牧場で働くカウボーイ・ダグラス(攻め)に
一目惚れされ、しばらく泊めてもらうことになり…。

明るく屈託のない人々に囲まれ
開放的なカントリーライフを送る明絋。
楽しいだけでなく、
経営が厳しく怪我のリスクもある
牧場仕事のリアルな面や、
それぞれの人物の哀しい過去なども
しっかり描かれていて、読み物として面白い作品。


落馬しケガをした明絋は滞在を延長し
せっかくなので牧場の赤字経営を立て直そうと
事務処理に奔走。
そんな中で、心優しき牧場主のハーヴェイが過去に
隣の牧場主に土地を騙し取られたこと、
その主がハーヴェイの今の牧場も
乗っ取ろうとしていることを知る。

明絋は牧場のため離婚の慰謝料を使おうとするが
ダグラスとハーヴェイはそれを固辞。


一般に、日本人は情緒的で欧米人は論理的
などと言われますが、本書の場合は
合理主義な明絋と人情派のダグラスという
組み合わせで二人の主張の違いが面白いです。

明絋は、出所はどうあれ今は自分の金なのだから
受け取ってほしいという考えですが
ダグラスは、明絋を傷つけた女性の金など
使いたくないと頑なに断る。

理屈や利益より自分の感情を大事にする
ダグラスの生き方は
利口とは言えないかもしれないけど
こういう裏表のない人だから
明絋もありのままの自分を解放できて
恋に発展していったのだと思います。
日本で、上っ面の人間関係のなか生きてきた明絋が
ダグラスにはズバズバ言い返し
牧場で生き生き働いているのがとても楽しそう。

牧場の問題が解決し、
明絋もダグラスに素直になって
ようやくラスト間際でラブシーンが来るところも
誠実な作りで好感が持てました。


気になったのは、
病院のシーンでの『看護婦』という語句。
一文目は『看護師』なのに、後は全て『婦』。
文庫化にあたり直すなら直すで徹底してほしかった;

その看護師さんがダグラスのことを
「絡まってくっついたラップのように面倒な男」
と形容していたのには笑いましたw
外国が舞台だけあり、こうした比喩表現やジョークも
楽しめる一冊です。

5

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