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表題作早暁のゼラニウム

花島駿一, 税理士 27歳
海留(カイル), 雨の夜に駿一が拾った男

その他の収録作品

  • ゼラニウムと六の花
  • 銀のアラザン
  • あとがき

あらすじ

「死んでもいいよ。誰かにそう言って欲しいんだろ?」
花島駿一はある雨の夜、傘もささず自分を痛めつけるかのように雨に打たれている男に出会う。放っておくことができず、駿一は男を自宅へとつれ帰る。だが部屋に入った途端男は「あんたが死にたくなくなるくらい、愛してあげる」と駿一を押し倒し…。

作品情報

作品名
早暁のゼラニウム
著者
千夜時久睦 
イラスト
水名瀬雅良 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHY文庫
発売日
ISBN
9784813041351
4

(2)

(1)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

雰囲気は好きデス

2014年に出たこちらは作者さんのデビュー作、エブリスタなどのサイトに発表されていた作品に加筆修正したものだそうです。
雨の夜にばったり出会った攻めと受け。どこの誰とも知れない受けを攻めは自宅に連れ帰ったのが始まりで、ヤクザにつきまとわれても愛を貫き通す、という話なのですが、展開が唐突で無理がある感じがしました。
出会いから家に連れ帰り、まずエッチになりその後受けが居つく設定にまず?となってしまいますし、そこからもう恋愛みたいになるのがちょっと不自然かな。その後も攻めの事情が突然描かれ、受けに執着するヤクザがなぜか登場。
受けの前の失恋相手の夏目とかいう男の下りが一番ワケが分からず、いらない場面だったと思います。
構想不足というか要素をあれこれ盛り過ぎた印象は否めませんが、それでも全体的な雰囲気は好きです。
受けの美青年の感じと、攻めの敬語口調には萌えました。
何より、水名瀬先生の表紙とイラストがいいです。キャラクターとストーリーの展開を的確に把まれて素敵に表現されています。
デビュー作以降は出されているのか不明で、もしかしてこれが思ったようにはいかなかったのかもしれませんが、サイトなどでは書かれているのでしょうか。他にも読んでみたいと思いますし、今後も是非がんばっていただきたい作者さんです。

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