大人しそうに見えて結構大胆だよな

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表題作となりのワカゾー

干潟鈴20歳・美容専門学校生
新木充30歳

同時収録作品ワンデーコンタクト

あらすじ

真面目が取り柄のゲイの新木は若い男が苦手。
好みのタイプは誠実な年上の男。
それなのに引っ越したばかりのアパートの隣人は
新木が最も苦手な若くてチャラそうな干潟という学生だった。
その干潟に「あんたといると癒される」と
突然口説かれキスされてしまう。
好みじゃないのに新木の胸は高鳴り――!

作品情報

作品名
となりのワカゾー
著者
沢マチコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
ISBN
9784047301009
4.1

(133)

(53)

萌々

(52)

(26)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
20
得点
551
評価数
133
平均
4.1 / 5
神率
39.8%

レビュー投稿数20

年の差なんて関係ないワ!!!!!

YouTubeのボイスコミックチャンネルでこの作品を知って、あまりにも自分のツボを刺激するので購入してみました。

個人的には良い意味で、普通の物語なのでインパクトはほとんどないように感じますが、その代わり安心して見届けられる作品かなと思いました。(ネタバレ多し)

新木さんという30歳の男性(ゲイ)と、干潟くん(20歳)の二人、プラス猫一匹のお話です。
新木さんは黒髪眼鏡っ子という受けによくある容姿。冴えない地味な印象ですが、黒髪眼鏡受けブラボーな私としては無条件で高評価です。シンプルな線で描かれた作画も好みですし、か弱い雰囲気を纏っているものの、大人としての自覚や自分の軸をしっかり持っていて、見た目に反してそこまでナヨナヨしていない所も高ポイントでした。
若い男性が大の苦手で、テレビの情報だけで勝手に偏見を持ってしまっている新木さんですが、残念なことにその地雷であるワカゾーは隣の部屋に住んでいました。

攻めの干潟くんは美容師の専門学生で、敬語を使うのも使われるのも苦手という新木さんが一番苦手とするワカゾーくんです。ペット不可のアパートなのに猫を飼育しているのを注意するため、新木さんがお宅訪問することで二人の関係はスタートします。新木さんにとっては災難かもしれませんが、「隣に住んでくれてありがとう、干潟くん」とだけ言っておきます。
苦手意識が尋常ではない攻めとの会話に多少屈してしまったり、攻めに話す内容を練習したのに緊張してなかなか出てこないところが何とも可愛らしかったです。

そこから完全に干潟くんにロックオンされてしまい深い仲になっていく二人ですが、いろいろと不安になることも増えていきます。
チャラそうな年下の若い男が、自分なんかを本気で相手にするわけない!と疑心暗鬼に陥ったり、干潟くんの過去の女が登場したシーンではこの世の終わりみたいな雰囲気の修羅場も経験します。円滑に物語が進むわけではないのですが、そこまでシリアスになるわけでもなくて基本ベースがほのぼのでまったりしていたので終始読みやすかったです。突飛な出来事があるわけではない、だからこそリアリティがあって自然と物語に寄り添える、こういう作品大好きだなァ。

しっかりと随所にキュンポイントも散りばめられているので読み進めていくのも楽しかったですし、作品を読んだ後にしばらく干潟くんロスのような気持ちになってしまうほど。苦手な敬語を使って不器用に新木さんに告白する干潟くんには揺るぎない信念を感じました。よくやった!!
どんどんスパダリ感が滲み出てくる罪深い干潟くんと、年上の包容力もありつつただただ可愛らしい新木さん…。これだけ言わせてください。「ごちそうさまです」と。いやらしい要素もさほどなく、そのようなシーンですぐお腹いっぱいになってしまう自分としては個人的に有難かったです。
年の差あり、すれ違いもあり、価値観の違いあり…。それでもお互いの不器用さや至らなさを二人でフォローし合って、どんな愛の形にしようか?と模索していくような感じが読み終えた後の心地よさを格別なものにさせたと思います。

ペット不可のアパートにいる「シロヒゲ」という、少々ワイルドな名前の猫(メス)は干潟くんが拾ってきて、名前のセンスこそ壊滅的にないものの大切に育てられています。新木さんが注意をしにお宅訪問=出会いの発端になったヌッコなので、物語にも度々登場。不穏な空気から始まったこの関係から二人が互いへの親愛の気持ちを紡いで形にしていくまで、酸いも甘いも噛み分けた環境にいつもいたシロヒゲはまさしく恋のキューピット的な存在です。飼い主である干潟くんよりも新木さんにぞっこんなシロヒゲ…。
とんでもなく優秀でとんでもなく可愛いチロちゃん(新木さんがいつも呼ぶ名前)に癒されました。

違うお話の「ワンデーコンタクト」は男子高校生の物語です。
勘違いから始まる関係ですが、真面目で天使のような優しさを持つ受けに、順調に絆されていくやんちゃな男の子が微笑ましかったです。恋愛には発展していませんが、「その青春、大事にしなさいよ!!」と若さを忘れた自分からの喝を送りました。分量もないので軽く読めてよかったです。

0

あるある~

チャラい年下×生真面目な年上

攻めのやる気なく横柄な態度があまり好みではなかったんですが、しろひげ(猫ちゃん)を介して干潟の人となりを知るうちに惹かれく様子やちょっとした優しさ、実は真面目な姿が見えて良いこやん…カッコいいやん…ってなりました。

新木もおどおどしてるかと思えば、潔いとこもあって!うぶな雰囲気なのに腹が座れば積極的なのもギャップにやられちゃいます。

あるある展開も可愛いが散らばってました!

とにかく、しろひげも可愛くって、とっても癒されました。ふてぶてしさと可愛さが絶妙~
一番身近な猫ちゃん視点の2人って仲良さが倍以上に伺える気がします!!

もう1つの短編は睨まれてると思ったら…の目が悪い人あるある!
攻めがちょっと身勝手だけども、DKにほっこり?

どちらもあるある展開、さらっとしてました。

0

ほんわかだいすき

連載で読んでましたが、とても気に入って単行本を購入。
タイトルが内容をよく表していますが、ゲイのさえないおじさんの隣にこしてきたチャラいワカゾーとの恋の話。

全体にテイストがほんわかしていて、でもその中に、ワカゾーの純情やおじさん(ごめん、30はおじさんじゃないよね)のずるくもかわいい逡巡があってキュンとします。

マンションだから飼えないけど、こっそり二人で猫を世話するところから始まります。くっついた後もご主人様達のいちゃいちゃをあきれつつ見守る猫がかわいい。

0

男カップルと猫…幸せ

猫が取り持つ男と男の縁。うーんチロちゃん可愛い、描き下ろしは何と猫目線ですからね笑〜だにゃ〜するにゃとかほのぼのして癒されました。丸々表題作だったら神でした。

ペット不可のアパートで猫を飼ってる理由を知り、得体の知れない怖い若者ってイメージが変わって隣同士行き来するようになります。
ぶっきらぼうでチャラく見えるワカゾーの求めているのは癒しだったんですね〜年上の隣人へ向ける好意丸出しの表情が良くてキュンとしました。

酔った流れでキスしてからはお互いの事を着実に意識し始めるのですが、元カノの登場やペットの存在が大家にバレ出ていく事になったりとハードルがありました。
ワカゾー君が根はとても素直だし、年上の受けもきちんとダメなものはダメ!と優しく諭せる大人なのも良かったです。

一冊の中で割と色んな出来事が起こるのですが、終始ほのぼのとした雰囲気が崩れないのがスゴイなと。優しい絵柄とキャラのマッチングの妙でしょうか、とにかく癒されました。

2人のその後が描き下ろしで見られるのですがそちらも良かったです。お互いを尊重しながら穏やかなお付き合いが続いてる事にじんわり…そしてチロちゃんにほのぼの、でした。

2

ちょっとずつ詰まっていく2人の距離

表題作シリーズと短編が1作品収録されているのですが、私はたまたま短編の方を雑誌が電子配信されているときに読んで、ヤンキー物だったので記憶に残っていた作家さんでした。
単行本として読むのはこの作品が初めてです。
表紙の色と雰囲気が日常の一コマで優しい雰囲気で和みます。
手すりを猫ちゃんが歩いていますが、この猫ちゃんもこの作品の重要なキャラ。
たまたまアパートの部屋が隣になったなんの共通点もないような2人ですが、あることをきっかけに2人の距離がだんだん縮まっていく過程が良かったです。
お互いのいい所を認めて自分もそれを見習って2人とも成長していっています。
派手な出来事は起こらないのですが、日常の平凡な出来事が描かれていて身近に感じられる作品でした。

同時収録作品は学生モノで、優等生とちょっとヤンキーの学生のお話。
優等生が人が良すぎるのですが、ぽわ~とした子で可愛いです。

3

三十路男と、シロにゃんこがかわいい!

やさしい感じの絵で、
サラッと読める一冊です。

表題作は、
年上地味眼鏡黒髪受けが
ときどき垣間見せるギャップに、
年下美容系チャライケメン攻めが
キュンキュンムラムラ堪んねぇ!
でもって非常に癒されるっ!
と、いうようなお話でした。

年上受けは物静かなタイプだし、
年下攻めはそれほど強引なタイプではないし、
擦れ違いはありますが、激しさなどなく、
穏やかに時間が流れていく感じがしました。

その空間にシロヒゲと名付けられた白猫が、
愛らしい姿を見せてくれるのですから、
攻めだけではなく、読者も癒されるんじゃないかと。

駄目なことは駄目としっかり言えて、
大人な考え方ができる年上受けの魅力が
光った作品でした。

チロちゃんこと、シロヒゲ視点の
描き下ろしには、仲の良いふたりのご主人
が描かれていて、頬がゆるみました。


同時収録の「ワンデーコンタクト」は、
BL未満な男子高校生の初々しさが
とてもかわいかったです。
(ここにもいました!お弁当男子!
 後輩君は、先輩君に胃袋つかまれちゃいました。)

1

三十路男に癒される若者

今時のチャラい若者が地味で真面目なオッサン(失礼)に惚れて変わっていく様は可愛いですな。
といってもまだ30歳で割と童顔なのでオジサンではないかな。

ワカゾーこと干潟くんはポーカーフェイスのイケメンですが、女性関係が適当で新木曰く何を考えているのか分からない。

でも根はいい子なのでタバコのポイ捨てを注意されたら素直に拾うし、将来に向けて頑張っていたりします。

元々若者への苦手意識もあり最初はぎこちなかった新木ですが、干潟の飼い猫シロヒゲの可愛さにやられいつの間にか頻繁に家に行くようになり、干潟もそんな新木に癒しを感じ···

新木に不誠実だと言われ女の子ときちんと方を付けて来る所や、苦手な敬語を使おうとしたりと新木の為に変わろうとしている姿はキュンとします。 
告白シーンはシンプルな台詞だからこそ自分の言葉で伝えなきゃという思いが伝わってきて良かったです。

一方新木も“若者"というひと括りで捉えていた物が干潟と接するうちに自分が思っているような若者ばかりではないと考えるようになります。
そしてやっぱり若者は苦手だけど、干潟
の事は好き、と返事。

しかし新木さん「大人しそうな顔してけっこー大胆なんだな」の言葉通り、盛り上がって来たらそのまま台所?玄関先?で始めちゃいます。いきなり口でご奉仕ですよ。(しかもうしろも準備して来たとか···)
ここはちょっと駆け足だったかな~
立ったままとか。
せっかく2人の初めてなんだからもう少し丁寧でも良かったと思いました。

その後すぐ引越し屋さんが来てバタバタと取り繕う感じは可愛かったです。

同棲してからの話はすれ違い···と思いきや結局ラブラブでした(笑)

飼い猫のシロヒゲ目線の話も面白かったです。こちらも甘々です。
ごちそうさまでした♡

1

三十路を舐めちゃダメです

「となりのワカゾー」ってタイトルだったのでどんな頑固親父が出てくるのかと思いきや、普通の地味メガネさんでした。

受けの荒木さんはワカゾーという言葉を使うキャラには見えないので最初は少し違和感あったのですが(職場が年配者相手にしてたのでうつったのかな?)真面目で料理上手で情に脆くて優しくて、表紙イメージままでした。

攻めの干潟は、あー!いるいる!って感じの若者。地味目な人に対して上から目線な話し方とか気怠く喋るとことか。最初はチャラいし捻くれた子かなーと思ったけど、普通に素直で可愛げがあってイイ子でした。猫好きで可愛がってる姿は可愛い。

そんなこんなで興味本位で干潟からグイグイ来られて、苦手なハズのワカゾーに絆され始めてたらチューされて、干潟の真意が分からずグルグルしてる新木さん。そのまま流され受けかーと思いきや、スイッチ入った時のギャップが!!!\(^o^)/

いつまでも若いモンにイニシアチブ取られてばかりじゃないよ?
おっさん舐めてちゃダメだよ?
と言わんばかりのお口でしてー乱れてーって美味しい+゚。*(*´∀`*)*。゚+
思わぬ新木さんのエロさに干潟がたじろぐ姿も良かった……!

お付き合いが始まった後も、干潟の方がハマってる感じにニヤニヤ。
新木さんは大人の余裕が見られてイイですね!
だらしなかったノンケ年下ワンコが年上の男に嵌るのを美味しく頂けて萌えを楽しめました+゚。*(*´∀`*)*。゚+

3

受けも攻めもどっちこイイコ

ゲイで年上好きの主人公が隣に住むチャライ若者と恋に落ちるというストーリー。

若い奴は性にだらしないとかすぐ切れるとか、つらつら書き連ねる様子は面白い。
確かに攻めキャラの干潟は見た目はチャラく、えらそうでちょっと女の子にだらしないけど、動物に優しく根はまじめでひたむきです。
二人とも「いいこ」なので無難にまとまったお話だなぁという印象。
癒しを求めて読むには、かわいくて優しくてあったかくてよかったです。
年下攻めが好きな人にもオススメだと思いました。

そこまで起承転結の大きな作品ではなかったのでさらっと読めてしまうのですが、短編でなくじっくり出会いから恋に落ちて同居するまでを追っているのが丁寧です。
主人公の新木がかなり地味な外見で、途中で干潟にヘアセットをしてもらうシーンがあるのですが、それでもかなり地味。
個人的には美形よりも地味顔に萌えるので、攻めがチャラくて受けが地味という外見のギャップもよかったなぁと思いました。

2

ふわっと読む分にはいい感じ

優しい色づかいの表紙に惹かれて購入。
表題作(全4話+α)と読み切りの短編が入っています。

表題作は、「誠実」で「真面目」な「年上の男」が好きで若者に対しては偏見を持ってる30歳地味男〔新木〕が、自分の心とは裏腹に、タイプとは正反対のチャラそうな隣人の20歳学生〔干潟〕と恋に落ちるお話。

ふわっと読む分には良かったです。
ただこれ多分作家さんご自身の心の中が無意識に投影されちゃってるのかなって思うんですけど、新木さんの発言がどうも全体的に上からなんで、そこが読んでて気になっちゃう。というかもにょる。若者に対して十把一絡げに偏見を持ってたけど、ちゃんとした子もいるんだなぁみたいな。そういう考え方で他人を見ちゃう人。
実生活では仲良くなれないタイプの人なんで、干潟君はこういう人が好きなんだね~ふ~んって感じになってしまった(^^;
攻めに同調して受けキャラを愛でながら読むことが多いんですけど、この作品はそれが出来ずでした。
なので私情を入り込ませない程度でふわっとさらっと。
ストーリーは安心して読めるテンプレものです。

しかしこの地味男、やるときはなかなかエロい顔します。
性的な匂いが一切しないのに、なかなかの魔性キャラだわー。
このギャップ嫌いじゃないなぁ♡( ´艸`)

萌評価は干潟が飼ってる子猫のシロヒゲちゃん(♀)に捧げます。
最後のシロヒゲ目線のショートストーリーが可愛かった♪
これもある意味女子目線?(笑)

同時収録の『ワンデーコンタクト』は、目が悪い人あるある的なお話でした。

2

嫌いが好きになる瞬間

好みのタイプは
誠実、真面目、年上の男
そんな真面目な新木さんが、隣に住んでいる苦手な年下のワカゾーに一言言ってやりたくて玄関の前で文句の練習をしています。いざ、出陣。ピンポーンと押して出てきたワカゾーにやっぱりドギマギして上手く言えなくなる新木さん。そしたらワカゾー笑うんです!!5分前から覗き穴で様子伺ってたって。あんなに練習してたのに実際言えないなんて~と笑うんです。その時点で本当こんにゃろってなりますよ。ワカゾー姿が、凄い鮮明に書かれてて、この二人がどう結ばれるのか…とワクワクしながら読んじゃいました。
きっかけはにゃわい~猫ちゃんのしろひげ。しろひげをきっかけに交流を持ち家に上がりお酒まで飲むようになり…キスもセックスも全部遊びと言い切る干潟。
不誠実、不真面目、若い男
好みと全く真逆な男にキスされて やっぱり最低と思いつつも心臓のドキドキが止まらない。新木さん、それが恋ですよ~!!きゃ~!!
夢に向かって一生懸命な普通の学生、将来に向けて勉強していて、猫が大好きな普通な子。そんな思いに変わっていき…恋自覚。そこからも山場があって最終的にハッピーエンド。
嫌いなタイプを好きになってしまう姿が凄く丁寧に、自然に描かれています。エチ最中にしろひげに見られて○×△~~と目を丸くする新木さんめちゃかわええ。最後のしろひげ目線のご主人二人の姿も可愛くて 最後まで楽しめた一冊でした~♪

2

意外と大胆なんです。

今どきのチャラ男×もっさり眼鏡な天使受け。

まず受けの新木さん。
見た目はもっさりと地味で黒髪眼鏡な三十路さん。
そんな彼は、料理が上手で家庭的。さらに猫好きで、猫とじゃれている姿がとても可愛くて天使です。
酔っぱらって無防備になっている姿も天使。
干潟くんが癒されて思わずキスしちゃうのも大納得。

と、そんな大人しそうな見た目に反して、思い立ったらすぐ身体が動いてしまう大胆な性格も持ち合わせています。さらに、控えめに見えて「悪いことはダメ」とはっきり伝えられる真面目さもあり、大人の男性としての魅力もたっぷり!

さらにさらに、新木さんは真性ゲイで、自分からフ●ラする大胆さもお持ちです。性に無頓着そうな真面目な彼が実はエロいなんて…干潟くん風に言うと「マジヤバイ」ですよね…!笑
あとロックバンド好きというギャップも衝撃的で萌えました!笑

そして攻めのワカゾー・干潟くん。不誠実な恋愛遍歴を持っていたり嫉妬でキレたりしつつも、新木さんに自らアプローチして歩み寄る姿が若々しくて可愛かったです。
自分で切った新木さんの髪が気になってちょんとちょんと触っている仕草にきゅん。
そして、敬語が苦手な彼が、新木さんには初めて真剣に「好きです。付き合ってください」と伝えられるようになったのが素敵でした。
新木さんの誠実さを受けて真っ直ぐ素敵な大人に成長してくれそうです。

最後シロヒゲ視点の甘々な二人に最高に癒されました。
いつまでも見ていたい、読んでいて幸せな心地になれるお隣さんBLでした。

3

とても自然でほのぼの恋愛

とても好きな作品です!
終始ほのぼのして暖かい恋愛でした。

この作品の帯に書いてある『年の差』がちゃんと描かれています。
言葉使い、見た目、態度、考えていること
10歳離れていると結構違ったりすると思うんです。そういう所がとても丁寧に描かれていて好感が持てました。

始まりは主人公(新木)が「若い人が苦手」ということ。
そこから恋愛に発展していく過程が強引でなくちゃんと道筋を追っているところが自然で読みやすかったです。
お互いを知っていくうちに変わっていく気持ちの変化が見ていてドキドキしました。

チャラいワカゾーの方(干潟)も最初は新木に対して「面白い人」ってだけでしたが次第に新木の真面目さに向き合って付き合ってた人とけじめつけたり敬語で話そうとしたり変わっていく感じが可愛いと思いました(*´`)

エロは少なめですが丁度良かったです!
絵柄もすっきりしていて見やすくオススメです(^^)
メガネ受け好きな私には満足でした!

4

年の差萌え!!

本屋さんにてこちらの本を見かけ、絵柄が好みだったので購入して
しばらく読んでいなく、先日購入したことを思い出し軽い気持ちで読み始めたのですが…これが良作で!ワカゾーと30歳の恋に何度もきゅーん!とさせられました!!
最近表紙買いも多いなか、自分的に久々のヒットでございました!!
もっと早く封を開ければよかった…!
絵柄はシンプルですっきりと読みやすいです。

【受け】新木充は30歳でゲイ。眼鏡で地味な印象の外見で、真面目な性格。
【攻め】干潟鈴は専門学校に通う学生でノンケ。見た目はチャラそうな今時の若者。
新木は引越したばかりのアパートで、隣の部屋から聞こえる猫の鳴き声を注意しようと隣人・干潟の部屋を訪ねたことがきっかけで2人は出会います。新木はゲイですが、好みのタイプは誠実な真面目な年上。若い男には苦手意識を持っていて、そんななか出会う干潟はまさに今時の若者。見た目はチャラいし敬語は使えないし…しかし干潟の拾って飼っているという猫・シロヒゲに心奪われ、そこから新木が余った晩ご飯を差し入れてあげたりと少しずつお隣さんの関係ができていきます。
しかし、ひょんなことから2人でお酒を飲むことになり、酔った新木に干潟はキスを…!?

ここからまさに今時ワカゾーと30歳の恋が始まるわけなのですが、干潟はノンケだし女の子は遊びでしかないという不真面目男!
新木は笑顔が素敵で優しくて可愛いです!いい人!!しかしラブな場面での積極的な姿がなんというギャップ!そこがまたよし!!(笑)
若い男なんて…と動揺する新木ですが、自分に本気なわけがないと思いつつもドキドキ胸は高鳴り、干潟に惹かれていきます。
新木は干潟に対して、干潟の女の子への扱いや「ポイ捨て禁止」などの注意を自分の意見としてはっきりと言える大人で、そんな新木に出会い干潟も少しずつ自分を改めていきます。干潟も干潟で猫も大切に可愛がっているし、新木に注意されたことを「ちゃんとしてぇって思った」と素直に聞き入れるなかなかいい子なのです!2人の言葉の使い方の違いなどにも年の差を感じる面もあり、そこがまた良かったですー!
美容師の専門学校に通っている干潟はもさっとした新木の髪を整えてくれますが、そのセットした姿を会社の女の子に褒められてる様子を見て嫉妬したり、会社に行くのに自分でセットしてみた新木を見て俺の前だけで~と独占欲丸出しな若さ溢れる干潟には萌えでございました!!

描き下ろしの「ふたりのご主人」は2人が可愛がっている猫・シロヒゲ目線のお話。とっても可愛くて癒されました~!

2

ワカゾーだって本気になれば…

マチコさん、デビューコミックスおめでとうございます!
書店で見掛けた時
「…マチコさん…?マチコさん…って!londonさんか!!!」と
ソッコーでレジに向かいました!!
青○ク本で存じて上げておりましたが最近弱○ダ本も…あざす!!

30歳でいかにも真面目そうな見た目で中身も裏切らない新木さんは
ゲイだけど若い男が苦手。
何考えてるかわからないし、不誠実で何に対してもだらしないから。
引っ越したアパートの隣が運悪くまさにその通りの若造・干潟くんで
先が思いやられるはずが、まさかの恋の予感…!?

敬語を使えないような、人を小馬鹿にしたような態度とか
嫌なんですけども…。
恋で変わっていくワカゾー、良かったです!!
ノンケだし、恋愛なんてたったの一度も本気になったことの無いヤツが
まさかの三十路男相手に、軽蔑されたくなくて
自分なりに頑張っちゃう姿は新木さんも絆されるわ…。
新木さん視点なので、干潟くんの心の動きは
モノローグとかには表れていませんが
チャラいかと思っていたら意外と真面目に専門学校行ってたり
アパート前で起きた事故にも臨機応変とか、やるじゃなーい!

新木さんの性格も本当に温厚で色々な面で親切で素敵な人物でした。
ちょっと冴えないタイプだけど、そこがまたいいの!w
干潟くんに対して戸惑いながら惹かれる様子も、
傷付いて苦しくなって泣くシーンもきゅんきゅんしました!!
マチコさんはちょっとあっさりめの絵柄ですが、
こういう心の動きがスキなんです♪
Hでは意外にエロいとこもw

後日談では、甘イチャほのぼのって感じで
シロヒゲちゃんのように「一生そうやって仲良くしてるニャ」でしたw

読み切りの短編「ワンデーコンタクト」は、
いつもガンつけられてると勘違いした目つきの悪い粗雑なDKと、
そうではないのに勘違いされたほわほわ系DKのお話。
やむを得ず行動を共にした、たった一日でお互いの印象が変わり
真逆の性格な二人がどんどん近づいていくもだもだ感が面白かった!

マチコさんは黒髪真面目受けがお好みなんだろうなーw
攻めは、ちょっとチャラかったり口が悪かったりしても
結局受けにメロメロみたいな感じの。
そういう攻め、私も好きです!!
どちらのお話も読後がとても良かった!

オリジナルも読めて、本当に嬉しかったんです…!!
次回コミックスも楽しみにしてます!!

3

ワカゾー成長記

帯の絵柄に惹かれて購入。
ペット禁止のアパートに住む新木さん(30歳・ゲイ受)が、
猫の声がする隣の部屋に注意しに行くところから始まります。


※ネタバレ多!


新木さんが黒髪メガネの地味な見た目なのに対して、
隣の部屋の住人・干潟くん(20歳・ノンケ攻)はチャラい
今時の若者風。
テレビの受け売りで、若い男はすぐキレるし何を考えてるか
分からないと思ってる新木さんは、部屋から出てきた干潟に
ビビりつつも、猫の可愛さにほだされてしまいます。
それから、猫に会いたいがためにご飯のおすそ分けを持って
行ったりしてるうちに、干潟はいい人かもと思い始める新木
さん。警戒心皆無。
ま~つけ込まれますよね笑
干潟の部屋に上がり込んで酔っ払って、キスされちゃいます。
ノンケが男にキスするのに「癒されるから」というのは、
理由としては大分弱い気がするのですが、そこはご愛嬌。
これですんなり上手くいくのかと思いきや、新木さんに
「もっとよく考えた方が…」と言われてあっさり引く干潟。
そんな干潟にぐるぐる思い悩んだ新木さんがちょっと避け
たりしたものの、ある事をきっかけにまた会うようになります。
そして、干潟が切ってあげた新木さんの髪型
(干潟は美容師の専門学生)でなんやかんやあって、
またキスされちゃって、今度はいい雰囲気に。
今度こそくっつくのか!?と思いきや、遊び人・干潟の所に
女性が訪ねてきて一悶着、さらにアパートの管理人に猫が
バレて干潟は退去することに…。
その後の干潟の告白が年下らしくて良かったです。
新木さんを真っ直ぐ見つめて、苦手な敬語で率直に伝えます。
そして干潟の引っ越しの日に、同じく率直に気持ちを伝えた
新木さん。
最後のエロシーンは少なめだけど、新木さんの気持ち
よさそうな表情がエロかった…!
個人的にナニがナニして…がエロエロでも、やってる
人達の表情が微妙だと萌えないので、これは満足。

続編の「ワカゾーとメガネっこ」では、一緒に暮らし始めた
二人が生活のリズムの違いですれ違ってますが、大人な新木
さんの言葉で将来が見えたのでほっこり。

全体を通して、二人それぞれの描写が良かったと思います。
新木さんは恋愛ではぐるぐるしてるけど、ちゃんと社会人
だし常識人だし、年上らしいところがある。
干潟はチャラくて遊び人だけど、将来に向けて頑張ってる
し、新木さんの言うことは真面目に素直に受け止める。
新木さんにタバコのポイ捨てを注意された後ちゃんと携帯
灰皿持ってたり、新木さんに「不誠実」と言われてちゃんと
女性に謝りに行ったり。
素直~wと思いつつ萌えました。

描き下ろしは猫目線でとっても可愛かったです。
猫に嫉妬する干潟に、シロヒゲ(猫の名前)と一緒に
「やってらんないニャ…」と思ったのでした笑


評価は「萌×2」と迷ったのですが、年上の正しい言葉に
素直な年下攻めと、あとは絵柄に加えて、キスの時の横顔の
鼻から唇のラインとかくっつき方とか絡み方とか…なんか
変態くさいですが、そういうキス描写が好みと合致した
ので、個人的な嗜好を加味して「神」です。


4

組み合わせ最高〜( ノ゚Д゚)ノ

最初絵をみて、これおもしろいのかなー?と思いましたが、

めっちゃくちゃ萌えました!


受けがたしかに地味っぽいんだけど、
攻めがチャラくてイケメンでかっこいい♡
でも年下らしい素直でかわいいところもあって…
受けも絡みのシーンではエロい顔してて本当にドキッとしました。
ギャップ萌えが盛りだくさん!!

そう思うと絡みのシーンすごくよかったと思います。最後までみたかったのも本音ですが!(笑)

もう一本短めの作品が収録されているんですけど、そっちの方も、似たような感じで目つき悪くて怖がられがちな攻めと、地味でメガネな受けです。こちらも短いしあっさりしてるけど、ほのぼのとしてて癒されます。

3

自然で、嫌悪がない


生活の中に、隣にいるようなBLがすきで購入。

元々ルームシェアものもすきです。
デビューコミックでしょうか。

絵柄も含め終始可愛さと、ほのぼのと、甘さと癒しでできていて柔らかく。

特に印象に残らないからそういっているのではなく、このお話にこの絵柄でよかった、この絵柄にこのお話でよかったと思える作品。
髪型の件は笑い含んだけれど可愛いからいっか、笑

距離を測らない干潟が距離を気にし、測り始めたらもう恋ですね。
新木もまた、大人‼︎って感じじゃないのがいい。同時に干潟くんが年下攻‼︎って感じじゃないのがいいです。

男同士を錘に感じず、感じさせない作品と彼らの世界観でした。
シロヒゲちゃん目線も可愛い!

3

ちゃんと敬語は使いましょう

新木(30歳)は真面目な年上が好きなゲイ。
新木が意を決して隣の部屋に猫の鳴き声を注意しに行くと、出てきた住人・干潟は、若さ故の傲慢さで、新木の大嫌いなタイプだった。

子猫がカワイイなんて言うのはいいわけで、実は一目惚れなのを認めたくない新木と、男相手にが初めてで自分の感情に気づけない干潟。
すれ違いながらも、二人の思いが通じて、最終的には同居に至るまでをしっかり描いた連作。
おまけの書き下ろしはネコ目線の二人の日常。

同時収録は、高校生もの。
眼鏡の真面目クンとちょっとヤンキー君の出会いのお話。
恋愛未満です。

3

雀影

セルフつっこみ
このアパートの部屋の並び、新木の201号室に対して干潟の202号室は右隣?左隣?どっち?
扉絵と本編中では逆な気がするんだけど、、、

地味眼鏡真面目っこ

受の地味眼鏡30歳の新木さんが、本当に性格も容姿も地味で真面目なとこがよかったです。
ワカゾー20歳の干潟くよのチャラさ具合もよかった。
地味真面目な新木さんが、ワカゾーに口説かれて真っ赤になったりするのかわいかったです。
真面目でちょっと堅物な人が偏見を持ってた年下の男に恋に落ちてしまう姿を楽しめます。

4

この作品が収納されている本棚

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