ずいぶん悦さそうじゃね? ナマいやって言う割にはさ

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表題作妖精様としたたかな下僕

津森大樹 葵生の高校・大学の後輩で同じ会社
小嶋葵生 レコード会社勤務・DT部員 25歳

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  • あとがき

あらすじ

「おまえ、今日から僕の下僕になれ」童貞たちが集うDT部は四人中三人が「彼氏」を作ってしまい、創部目的はうやむや状態。
残る小嶋葵生には部員にも言えない秘密があった。実は葵生は大学時代から、後輩の津森大樹と不本意なセフレ関係にあったのだ。
元カノの身代わりと知って好きだとも告げらず、下僕使いを条件につきあいに応じる葵生。
おかしな関係を断ち切ることもできないまま、仕事で思わぬトラブルに見舞われて…。

作品情報

作品名
妖精様としたたかな下僕
著者
鈴木あみ 
イラスト
みろくことこ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
妖精男子
発売日
ISBN
9784576150079
3.8

(8)

(3)

萌々

(1)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
31
評価数
8
平均
3.8 / 5
神率
37.5%

レビュー投稿数1

すれ違いな2人

DT部、最後のメンバー葵生のお話です。
同級生執着もの、幸薄系裏社会もの、セレブ親族ものと続いてきた妖精シリーズの4作目は年下ワンコ攻めです!

懐いていた可愛い年下ワンコと思いがけず関係を持ってしまい、気持ちを自覚した途端にちょっとした誤解ですれ違いが生じてしまいます。
そのかけ違ったボタンがズレたまま、4年も歪な関係を続けてきた2人。

正直、攻め様の津森君があまりに葵生を甘やかしまくっているので、付き合ってないって言ってるけどお前らラブラブだろ!っていうのが冒頭からダダ漏れです(笑)
なので、裏表紙にはセフレだの下僕だの身代わりだの。穏やかでない単語が並んでますが、私は甘々だなぁって思いながら読めました。
ただ、読者目線で俯瞰して見てるからこそラブラブじゃん!って言えるのであって。
好きだからこそ怖くて言えない事があったりだとか、関係が始まったきっかけがきっかけだけに踏み込めない、そんな2人がお互いの本当の気持ちを確認できないままでいるのが胸キュンでした。

7

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