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表紙がめちゃくちゃカッコいい、色っぽいですよね。
そして内容がこのイメージにぴったりでした。
冒頭から、白昼堂々の行きずり濃厚スケベinオフィスで始まり、”おぉぉっ!”と引き込まれました。遠野先生の作品は、高等遊民たちがブルジョワ的な恋愛するようなものばかり読んでいたので、個人的にはちょっと新鮮なテイストでした。
受さんがビッチで、攻様が絶倫なので、エロ多めなんですけど(♪)、サスペンス要素(受さんが幼少期に遭遇した強盗事件の真相にせまる!)が強めな展開でした。正直、サスペンス要素はなくてもいい派なのですけどw、攻受のキャラと笠井先生のイラストが最高だったので、不得意要素に引っかからずに楽しむことができました。
事件を通して絆を深めた二人が、さらに絆を深めるお風呂場での出来事、受さんへのおしおき”剃毛”がかなり性癖に食い込んできました。攻様の執着の証、つるつるにされて誓いをたてる受さん(ビッチは卒業)、厳かな二人の愛の儀式に最高に萌えました。
もうページを開いて1行目からどエロいセックスの描写!
一気に物語世界に引き摺り込まれた…さすがだなぁと思いました。
社長室に近所の工事現場の若い作業員を連れ込んで荒々しくヤってる線の細い美形。
その最中に冷ややかな表情を動かさずに平然と入ってくるもう1人の逞しい美形。
咥え込む誘い受けは人材派遣業の社長・里村。
部屋に入ってきたのは、里村に融資をしている金融会社の社長・長谷。
長谷は里村に個人的な融資をする代わりに、自分の言う通りにカラダを差し出せ、という条件をつけていた…
里村は大変な負けず嫌いで、長谷との時間以外は自由だろ、とわざとビッチな振る舞いをしているわけです。
そんな感じで、嫌々抱かれているテイの里村と、傲慢な君主としての長谷の姿が描かれていくわけですが。
里村の見る悪夢から、里村の子供時代のエピソードへと続き、とんでもない不幸な事実が炙り出されてくる。
里村は、強盗殺人事件で両親を殺された犯罪被害者、だったのです。
そこから物語はグッとサスペンス寄りにスピード感を増していき、それは私の好みにピッタリ!
ページを捲る手は止められず、一気に読んでしまった。
もちろん、長谷と里村の関係性もどんどん変化していきます。本音を見せなかった長谷が実は執着的溺愛男だったり?
里村の超有能な部下・青柳や、長谷の同級生の超エリート警察官など、脇役も魅力的。サスペンス的にも読み応えがあり、大変面白かったです。
萌x2で。
2015年刊。
最初は華やかさとは程遠い印象だなぁ…といった第一印象を受けた。
攻め受けどちらも同じ起業家で若社長だというのに、片やヤクザと勘違いしそうなローン会社経営のコワモテな男だし、もう一方はIT企業に特化した派遣会社経営ながら多額の借金を背負っている美貌自慢のビッチだ。
借金の見返りに"期限付き契約愛人"の条件で長谷となし崩しのセフレ関係を持っていた里村だが、ある日、19年前に両親を殺害して姿を眩ませている犯人らしき男に出逢った偶然から二人の関係に変化が現れる。
里村は警察を当てにせず独自で犯人と思わしき男を探っていくが、その男がヘテロだった為、彼が色仕掛けを使わない追跡だったのが逆に読み易かった。
展開がサスペンス要素に切り替わっていったおかげで印象が好転する一冊となった。
肝心の二人については、身体の関係を続けている中で、長谷も里村もお互い相手の事を気にかけているのにツンツンしている可愛げの無さが逆に微笑ましく感じた。
長谷の友人・野上、里村の片腕・青柳といった他人を介してようやく距離を縮めていけるまどろっこしさってのもいい。
野上曰く、長谷にも早いうちに両親と死別しているといった里村と共通する過去があるらしいが、彼の過去については作中では詳しく触れられていない。
今回は事件解決後に二人の関係が上手くまとまったので長谷の生い立ちは分からず終いだが、もしかしたら彼の過去には拘らなくてもいいのかも知れない。
いざ両想いとなってからの里村へのお仕置きが剃〇ですか…
もうこれだけで長谷の執念深さが垣間見えてしまう気がするのだった(笑)
情熱シリーズの遥と佳人に通じる、もどかしさと安定感v
お互いに心の距離は保ちつつ、身体は濃厚に繋がっているという。
そんな関係から始まるわけですが、
遠野さんのパターンからして攻様が受に夢中なのはわかる。
(そっけない態度を取るほど中身はめろめろv)
問題はどうやって受が、憎からず想っている自分に気づくのか。
そして、どうやって自分でそれを認めていくのかの展開なのですが、
その辺が今回は結構はらはらさせられました!
確かに里村の、甘い軽率な行動は、おいおい!と思いますが、
真実が分かり全てが終わるのなら、
最悪死んでもいいとさえ思ってしまう心情にほろりとさせられてしまいました。
長谷は、入り口はサイテーですが(借金のカタに身体って!)、
後半は安定のスパダリ感。
なにやら、過去や背景に色々背負っていそうですが、
このお話もシリーズ化すれば今後つまびらかにされるのではないかと期待v
ちょっと色々軽率すぎ(行動も男関係も)の里村さんと、
表に出さないにも程がある!な長谷さん。
そして、やっぱり気になる青柳さんと野上さんv
この辺は次巻が出ているので、楽しみに手に取りたいと。
定番でありながら、どきどきはらはらと一気に読破。
その辺は遠野さんの持って行き方の上手さで流石です。
今後にも期待しつつ、評価は「萌×2」で!
笠井あゆみ先生の表紙を見ただけでテンション上がります。
1ページ目からハードな展開で、そのまま一気に読み進められます。
長谷さんは相当な手練れで 里村くんを和室の座卓に組み伏せて、泣こうが喚こうがよがらせつづけます。
ファインダーの麻見と秋仁のようなお似合いのカップルと思います。
電子で読んだのでイラストなし コレは失敗。
面白かったので、紙にすればよかったなぁ〜 (・∀・)