ボタンを押すと即立ち読みできます!
私が、無条件で好きなのは、
高校生になったばかりの、まだ卵の殻がくっついてるヒヨコみたいな男の子が、初めて他者に感じるその気持ちの名が、恋だと気づく物語。
これに尽きる。
エロなんて、あってもなくてもいいの。
っていうより、むしろなくていいの。
この、一歩進みそうで、振り出しよりも、さらに三歩戻るみたいな、
恋の駆け引き以前のすれ違い。
これをかわいい、かっこいい男の子同士でやってもらえれば、もう、それに尽きるの。
主役の二人に、幼なじみと同居のいとこ、キャラクター配置も定番王道だけど完璧。
無条件降伏で神です。
登場人物のしぐさやセリフ1つでこんなに悶えたのは久々でした。
あと1cmでキスという距離のジタバタ感です。
こういうときめきがあるからBLって止められないんですよね。
初々しいからこそ好きってどういうこと?というのも改めて考えさせられました。
人の感情って曖昧な部分があったり、言葉で表現してそれが本当に正解なのか確信が持てないことってあると思います。経験がなければ特に。
ここで描かれていたのは、恋愛感情かどうかなんて分からないけど気持ちが先走っちゃったり溢れてる感じなんです。
なるほど!と思いました。
その表現がとても純粋でストレートなので、一緒になってドキドキしちゃいます。
主人公は高校一年生そして共学なのですが、私がこのクラスにいられたらさぞ幸せだろうと思います。(笑)
守られ体質のかわいい藤沢君(受)と、幼馴染で親友の類との関係性だけで妄想爆発なのにそこに転校生(綾瀬・攻)が加わるなんて……
転校生って恋愛物では古典的な感じもするのですが、逆に凄く新鮮でした。
ただ、あて馬っぽかった綾瀬のいとこ、有貴の存在が中途半端な気がしました。
邪魔の仕方は、うざ!(褒め言葉)って思ったけど、邪魔してる途中で終わってしまった感じがして。
綾瀬へのこだわりの根っこの部分がもうちょっと見えたらスッキリしたかもしれません。あとその気持ちをどう持っていくのかとか。
古典の授業の問いで綾瀬が答えた「どうか私のことを想ってほしいものだ」がここ最近で一番萌えました。
こういった演出の仕方がにくいですね。
この2人が成長していく過程を読みたいです。
一歩一歩着実にいい大人になっていきそうな2人でした。
ピュアでピュア過ぎるお話でしたー。
もうなんなんっ!って訳のわからない言葉を発しながら萌転がった。
高校生になりたての藤沢と、1ヶ月遅れで転校してきた綾瀬のお話でした。
藤沢は明るい社交的キャラで先生にも転校生の事を頼まれるような男の子なのですが、それはいつも嫌われないように気を遣って生きてる訳なんですね。
それを綾瀬に見抜かれて、それから段々と綾瀬の事が気になり始める。
綾瀬も藤沢の事を「かわいい」と思っていて、見つめあっちゃったり、お互いの事を知りたいと言って変な空気になったりしてしまいます。
こういうシチュエーションだと男女なら、お互いにもしかして自分の事好きなのかな?ってすぐに分かると思うのですが、それが男同士では「まさか」となりますよね。
だからチュー未遂まではいくのですが、言葉が上手い具合に噛み合わずすれ違っちゃいます。
はぁ、もどかしい!けど好き!
好きになってしまったのに、それを認めてしまったら世界が変わってしまう。
怖い。
という心理描写が素晴らしかったです。
それがBLの切なくて面白い所だと思うから。
でも溢れてしまった好きの気持ちは戻れないってのが恋だ。
綾瀬も初キスだと分かって、ちょっと怖くなくなったって…可愛過ぎかよ〜。
描き下ろしもただ夏服になりお互いの開襟シャツを褒めるだけなのですが、可愛くってニヤニヤが止まらんってなりました。
とりあえずシリーズの1巻目を読んだのですが、これは最後まで読まないと気が済まないのでポチしてきます。
綾瀬のいとこの意地悪な子が男子から告白されてどうなるかも知りたいし、類の気持ちは単なる友情なの?これから変わる可能性アリ?そこも気になってます。
いい加減のピュア☆.。.:*(嬉´Д`嬉).。.:*☆ とめどない純白!
「なんだよ!まぐわえよ!」という言葉が浮かばないってすばらしいんだと思うのであります。
木下さん作品らしい作品。
いいよ!こういうピュアが読みたかった!!
いわくつき!?転向生の攻と
しょっぱなからラケットに痴漢される受。
出会いの印象はあんまりよくなくて。
クラスメートで。
知れば知るほど距離は近づいて。
お互い始めてのキスも。
お互い初めてのお付き合いも。
何気ない言葉しぐさがカワイイ作品でした。
ほっこりしたい時読みたい一作。