ファザー・ファッカー

father fucker

ファザー・ファッカー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神46
  • 萌×222
  • 萌11
  • 中立4
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
9
得点
355
評価数
85
平均
4.2 / 5
神率
54.1%
著者
暮田マキネ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
価格
¥670(税抜)  
ISBN
9784815500177

あらすじ

平日は親子、週末は恋人
好きだった男の息子と寝ています
息子×義父の歪(いびつ)な背徳BL

「僕はただ、あなたの愛が欲しかった」

真(しん)と明(めい)は親子だけど、血は繋がっていない。
真の本当の父親は亡くなった明の親友・マコトという青年で、明の想い人だった。
日に日にマコトに似ていく真に、明はマコトの面影を重ねてしまう。
そんな明の感情に気づいている真は、それを利用して身体だけでも手に入れようとするがーー

表題作ファザー・ファッカー

鳴沢 真,明の義理の息子,実の父親にそっくり
鳴沢 明,真の義父,真の父親に想いを寄せていた

その他の収録作品

  • I never knew.

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数9

背徳感あふれるストーリー

作家買い。

暮田作品の『還らずの夏』に収録されている『All things I know.』の続編。『All things I know.』を未読でも話は理解できると思いますが、前作ありきの続編なので読んでいた方が理解は深まるかと思います。
基本的に電子書籍はあまり購入しないのですが、この作品は電子で単話買いしてたほど好きな作品。コミック化されるのを楽しみに待っていました。

という事でレビューを。ごめんなさい、ネタバレ含んでいます。







明とサエは離婚したばかりの元夫婦。彼らの間には高校生の息子・真がいるが、真と明の間に血のつながりはない。
真は明の親友であり長年の片想いの相手でもあるマコトと、サエとの間に生まれた子ども。けれど真が生まれる前にマコトは亡くなり、真を守るために明とサエは結婚し「家族」のかたちを築いてきたという過去がある。

マコトに想いを告げることができずに、それでもマコトへの想いを断ち切ることができなかった明は、成長しマコトに似てきた真と関係を持つようになるが…。

というのが『All things I know.』からのお話。

『All things I know.』はほぼ真視点で描かれているのに対し、今作『ファザー・ファッカー』は真と明の視点が交互で描かれている。

マコトを忘れられずに、ずっと想い続けている明。
そんな明を子どもの頃から好きで、明のマコトへの想いを利用して身体だけ手に入れた真。

もしかしたら、養父とはいえ、息子と関係を持つ明に悪感情を抱く方もいらっしゃるのかなと思うのですが、「真の父親」であり続けなくてはならないという明の葛藤がきちんと描かれているために、彼の昇華できずにくすぶり続けるマコトへの恋慕の想いが透けてみえてくる。そんな彼の想いに胸が締め付けられました。

そして、そんな明を一途に思い続ける真にも。
真の、他の人(自分の父親)を想い続ける明に対する愛情が交差する、背徳感あふれるストーリーに萌えが滾ります。

明が愛しているのは、マコトなのか、それとも真か。

初めはマコトに似た容貌を持つ真を身代わりにしていた明ですが、少しずつ真に惹かれていく心の葛藤もきちんと描かれている。そして、どれだけ体を重ねても、明の心を得たという実感を得る事のできない真の悲しみも。

明、そして真が、相手を守り、そして自分の想いを遂げるために、その時々で下す判断が切なく胸に迫りました。共依存、という言葉がしっくりきますが、最後、二人が決めた未来に思わず落涙しました。

この作品はBLらしからぬ、というのか、女性の存在が常に大きく横たわっています。
明の元妻であり、真の母親であるサエ。
サエという女性は好みが分かれそうなタイプだな、というのが正直な感想。

自由で、自分の気持ちに正直で。
すごく勝手な女性だなと個人的には思うのだけれど、彼女がいなければこのストーリーは成立しないのも事実で。
最後に、彼女が流す涙にほっと一安心しました。

明は、心にずっと秘めた想いを持ち、また、地味で清楚なビジュアルを持ちながら快楽に弱いというギャップも良し。昼間の真の父親であるときの顔と、週末のマコトの恋人になるときの顔の差にも萌え。
そして真も。
明を想い続ける彼の想いの深さと若い行動力が素敵でした。

できることなら、明と真が幸せな生活を送っている姿も読みたかったと思うのだけれど、あえてのこういう終わり方で余韻があって非常によかったと思います。

8

ただ一つの願い

奇抜な設定とは思いませんが、胸打つシーンがあり、読み終わって読んでよかったなって感じたので"神"にしました(^^)

明(受)が学生時代想いを寄せていたマコトは、息子の真(攻)を残して死にます。真を育てるために義父となる明…日に日にマコトに似てくる真…平日は親子として過ごし、週末は真を"マコト"と思って抱かれる明。真は明を愛し、明はマコトを思い続ける…切ないというか、歪んだ愛というか、でもそれを互いが納得してるならいいのかなとか、複雑な気持ちになりました。
口では"マコトでいる"なんて言いながら、"真"として愛されたい真…当然ですよね。明を一途に想う真は、もはや健気というより依存!?明は明で、その気持ちに気がついていながら、"マコトでいること"を拒否しないのをいいことに真に甘えるんですよね。。こじれてるなぁ。

そんな歪んだ愛を共有する2人ですが、明は真と離れることを決意。真の母親であるサエに明は、"マコトがずっと好きだった。似てきた真といるのがつらい。真はこの気持ちを知らないから、知られずに真から離れたい"と伝え、真と離れ名古屋へ行きます。私は、歪んだ愛が形を変え始めたと感じました。明が"マコト"ではなく"真"が好きだと自覚したんだなと。そう自覚したからこそ、離れたいと思うくらい、真が大切なんだなと思いました。互いに思い合っているのだから一緒にいればいいじゃないか、確かにそうだと思いますが、一緒にいるからって幸せとは限らないし、現状のままでは明は自責の念に駆られて生きていくと感じました。どうすれば幸せになれるのかなぁ…。

明を追いかけて名古屋へ行く真。明といられないなら、殺してくれ…。明のいない生き方が出来ないと伝える真に、"できる"と伝える明。真から、マコト以外を愛そうとしない明が何言ってんだよ的に責められますが、"(俺には)できたんだよ お前を愛せたんだよ 真"と、切なそうな優しい笑顔で話す明。あぁ…認めることが出来たんだ明(/ _ ; )だったらマコトじゃなくて俺でいいじゃん…そう真は伝えて抱き合い、2人は心身ともに結ばれます(^^)この後が1番好きなシーン!!明はマコトにただ一つ願うのです…
"愛されることを 愛することを 許してほしい"
明と真は、他に望むものはありません。ただ、この愛だけが欲しかったのです。

新しい家庭を持ったサエが、お彼岸にマコトの墓参りをするシーンで、この話は終わります。サエの娘に、サエへ"ごめんなさい"の言葉と、花束を託す明と真。泣き崩れるサエに対し、仲良く歩く明と真の後ろ姿が眩しいなと感じました。

描き下ろしは、真の足の指が好きな明のお話です。昔から足をさする明を思い出し、"真"としてずっと大切にされていたと感じた真が可愛らしくてキュンとしました(^^)

Renta!さん特典は、真が友人に恋人の話をします。私も思っていましたが、明の目のホクロはマジでヤラしく感じます(〃ω〃)

話の内容自体は、片思いしてた親友の息子に、親友を重ねて抱かれる…こじらせ愛なので、特別奇抜な設定ではありません。しかし、すごくイイなと感じたのは、綺麗事だけじゃなくて、人間の欲深さが伝わってきたり、"息子と愛し合うことを許してほしい"と親友に願う明に胸打たれたからです。きっかけは"想い他人の息子"だったから関係を持ちましたが、そんな真が好きで、真を偽って愛していた汚い自分が嫌で、ずっと真は一途に思ってくれていて、その気持ちが綺麗で、汚い自分とは違う。真の幸せを願いつつ、突き放しながら、でもやっぱり思いを伝えた明は欲深で、愛されたいと願ってしまった。真と明に伝えたいです…これからは"真と明"であることを偽ったり隠さなくて、幸せを感じてくださいと(^^)

3

ほくろが色っぽいの

『還らずの夏』収録の短編「All things I know.」の続編ですが、この短編については残念ながら記憶にないけど、単独の長編作品として読んでも十分におもしろかったです。
余白とモノローグの多い画面構成に、ドキドキしながら読みました。
「息子×義父の歪(いびつ)な背徳BL」ストーリー、この二人の病み加減が実にいい具合で、かなりインモラルな関係ではあるのですが、こういうの嫌いじゃないです、っていうか、かなり好き。
そして、この和風顔の絵や画面の構成も好き。
顔のアップの大ゴマや、パーツのみ背景なしやモノローグのみのコマが割合多いのですが、実はこのタイプの画面構成が好きで、好きで、
というわけで、おまけで神!


3

短編のインパクトを超えられなかった続編…

『還らずの夏』に収録されている短編「All things I know.」の続編です。
義理の父と息子の背徳愛。

真(シン)が生まれる前に死んでしまった実父・マコト、真を育てるために明に甘えて再婚した母・サエ、昔も今もマコトを愛している義理の父・明(メイ)、そして明を愛している息子の真…
そんな複雑な関係性を、手書きの英文とシンプルな直訳文で説明した短編は、複雑なのに淡々としている意外性が印象的で、マキネ作品の中でも群を抜いて好きな作品です。
でも、詳しくは後述しますが、本作を楽しみたいなら、短編は読まないほうが良い気がします。
(前作を読まなくてもストーリーはわかると思います)

明はマコトを忘れられないゲイ、女との結婚なんてしょせんうまくいくわけがなく、サエは真を置いて出て行ってしまった。
そして名が真を育て、真がサエと面会する木曜日だけ、明は出会い系でマコトを探して欲望を発散させる。
その全てを知っていて、明を愛している真は、マコトそっくりな自分がマコトになると明に迫り、二人は親子であることをやめた。
ここまでが短編のあらすじ。

続編、真と明は親子として暮らしつつ、週末だけ真はマコトになって明を抱く。
真も明も欲望だけは発散できても、真は明を追い詰めて縋っているだけだと感じ、明は真を汚している罪悪感しか残らない。
バッドエンドな未来しか見えない背徳的関係…

その先は真は明を愛しているから、マコトの代わりではなく、明にも自分自身を愛して欲しいと思うようになる。

いつしか明も、自分が汚しているのはマコトであって真ではないと思いこもうとする…
あんなに愛していたはずのマコトなら汚しても良くて、真だけは守りたい、それは育ててきた父としての感情もあるかもしれないけれど、明はマコトの代わりではなく、真自身を愛しているってことでしょ?
でも真を愛していても、マコトとしてしか愛することはできない。
自分が真を殺し続けていると自覚した明はある決断をする…


真はまだ高校生なのに、ひたすら明を求めて、明もカラダだけはその愛に応える。
背徳的だけど、リミット付きで許されたその時間だけは愛を解放する。
真、明、それぞれの刹那的な想いが心に刺さってくるストーリーです。


大好きな短編の続編です。もちろん期待していました。
明の過去を膨らませ、真、明、それぞれの心情を丁寧に追い、背徳愛なのに純愛のように感じさせるストーリーは名作だと思います。
もし短編を読まずに本作を読んでいたら、手放しで褒めたたえていたと思います。

でも短編を知っていると、もし続編を作るとしたら、こうゆう展開になるんだろうなって、予想の範疇に収まったままだったのも事実…
良くも悪くも「All things I know.」はインパクトを残す名作でした。
その続編『ファザー・ファッカー』は、その名作を膨らませてのばしているように感じてしまいました。

3

No Title

『捨てるんじゃない 俺のものだと思ったことは一度もないよ』

義理の親子で普段は家族、週末だけは恋人という設定が面白いと思ったので購入しました。

当初のネームはもう少し明の倫理観が壊れてる感じだったけど編集さんの反対でかなりまともな路線にシフトしたそうですが、
元々アブノーマルな話だから振り切ってしまった方が良かったのでは。

書き下ろしでは明が真の足先をいじったりする理由が説明されていますが、確かにわかりやすくなったけどこれは少々蛇足かなと思いました。

0

好きなテーマなのに。

禁じられた関係は大歓迎の私としては、義理の親子、さらにライバルは故人となっている実父なんてすごい魅力的な設定で大好物になってもいい作品なのに、なんでかちょっとモヤモヤが残りました。

何を失ってもかまわないくらい義理の父親のことが好きな真と、真の父親のマコトに親友以上の想いをつのらせ、マコトの死後は義理の父親となり育ててきた明。

週末だけは真は瓜二つの父親マコトになり、明を愛するという始まりは面白かったのですが、二人の想いがなぜそこにたどり着いたのかという動機付けが無かったのが残念でした。

死してなお、明のマコトに対する拗らせた想いに応えてあげたいと思ったとはいえ、なんで真は明に対して親子の情以上のものを求めるまでに行き着いたのか?
一方の明も、マコトに告白さえさせてもらえなかった悔しさや寂しさといった復讐にも似た思いや、日々想い人に似てくる息子の姿に亡きマコトを重ねてしまうということはあったとしても、産まれる前から息子として慈しみ育ててきた子どもに対して、歯止めを打ち破るほどの大きなできごともなく劣情にシフトするものかなぁ?
そもそも木曜日は離婚した妻の元に真が行くからといって(確かに想い人と結ばれた宿敵とはいえ、離婚はしたものの夫婦として子育てしてきた相手なのに…)毎週マコトの代用品に抱かれて寂しさを紛らわせたり苦しい想いを発散させるという明の行動自体、う~ん…。

そう考えてしまうと、その後の展開が各々相手を思いやるがために苦しい選択をする切ない流れだったにも関わらず、いつもならうるっときたり、きゅんときたりするはずだったのが、すとんと腹に落ちない消化不良気味な話で終わっちゃったなぁと感じました。好きなテーマだっただけに、ちょっと残念でした。

4

腑に落ちない所がある

テーマは重くシリアス。
そこにチャレンジされたのは素晴らしいと思います。
(このタイトルもある年代の人は引っ掛かるタイトルかもですが)印象に残ります。

ですが、テーマが深ければ深いほど、登場人物がなぜそこに至ったのか丁寧な描写が必要だと思います。そうでないと、ただショッキングな内容が書きたかったのではと(そこを売りにしたかったのではと)読者は思ってしまいます。キャラに共感できないまま置いてけぼりのままだと消化不良になって満足できません。

題材は悪くないのにこの作品はそういう部分がありました。
人物の掘り下げが浅いせいか、なぜ二人がそうなったのか最後まで理解できませんでした。相手を愛おしいと思う気持ちと恋愛感情(劣情を頂いてまでも相手が欲しいと思う強い気持ち)は似て非なるものだと思います。そこの描き分けができていないとよく分からないお話になるなと思いました。

あと一つ、掘り下げて欲しかったです。

4

歪だけれど後味はすっきり

 題材がとても良かったと思います。真が好意を寄せる義理の父である明は、かつて真の本当の父であるマコトに恋をしていました。真がまだお腹の中にいる頃にマコトは亡くなり、明は真の母であるサエに頼られ結婚してしまいます。マコトが生きている間、彼がサエと付き合っていたこともあり、彼に対する想いをひた隠しにしてきたからこそ、どこにも昇華できなくてずっと引きずっている明。それを理解している真は、マコトと重ねてもいいからと明に関係を迫ります。

 この作品で好きなポイントの1つは一見どろどろしているようにも思えますが、実は誰も悪意を持っていないし、責められる存在でもないところです。マコトは最期まで明の良き親友だったし、サエも物事の表面しか見えてないのですが悪気はまったくありません。明は真から迫られなければ一生手を出さなかっただろうし、真も迫る時には明に逃げ場を与えているんです。そして、明がマコトに想いを伝えられないまま先立たれ、恋敵であった存在と結婚する羽目になり、さらにはマコトと瓜二つの息子に迫られるという三重苦に面しているにも関わらず、自分の悪いところにもしっかり向き合って、真のために好きでもない男に靡いたふりができるくらい強いところも良かったですね。最後には、明の気持ちが徐々にマコトから真に対する好意に変化していたことが伝えられ、長い期間がかかった分印象に残るラストだなぁと思いました。

2

前作読んでないと分かりにくい?

うーん。この作品の序章ともなる「all things I know.」を読んでいないので二人がこういう関係に至った経緯がよくわからなかったのかなぁ。週末になると真として義理の父親の部屋に入っていく冒頭は物凄く背徳的でエロかったのですがそれ以降エロく感じるところがあまりなかったです。

始まりはこんな感じで謎めいていてもいいのですがそのあとに息子に亡き人への面影を感じる場面や逆に息子が義理の父親に欲情したきっかけなどをこの本から読む読者用に少しでいいからおさらいしてほしかったです。

最終的に母親の携帯から転居先を知ることになりますが本当に関係を断たなくちゃいけないと思うなら元妻にも転居先は教えずに行くべきとも思いました。

受けの目元のほくろは色っぽくて好き♥個人的には偶然再会した一度限りの相手の方が幸せになれるのにと思ってしまいました。

1

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