電子限定かきおろし付
ドラマCDを聴取したので久しぶりの再読。
原作ーCDー原作、と摂取するのがお勧めです。
陰キャ、オタク、自己肯定感低めのレイヤー、日並景太が、同級生の一軍男子、陽キャの漆原覚と、イベントで遭遇するところから物語が始まります。
共通点のない2人ですが、趣味と活動内容が、オタ活で、コスプレにかける熱が一緒なのが、まぶしい青春そのもの、です。
BL漫画だけど、男性高校生の甘酸っぱい青春漫画、という印象が強いです。
ちょいちょい、BLっぽいシチュエーションやポーズが差し込まれてくるのは、かわいく楽しいです。
昭和の男子高校生がわちゃわちゃやってるドラマのような、いい意味のエッチさがあります。
そのため、絵が綺麗でキャラクターの線も細目なので、ふわふわ現実味のないボーイズラブの印象にもなりかねないのに、そうならないところが秀逸です。
ゲームとか漫画だけだと動きがなくなり、指先と画面とコントローラーだけになってしまいますが、コスプレ、ということで、2人がいろいろ動き回って活動しているのも、青春らしいです。(昭和生まれの感覚なのでちょっと偏見含む)
衣裳の材料代やウィッグ代、メイク道具代が高校性のお財布に厳しいところや、そのためにアルバイトをしている、始めるところも、まさに青春。
ボーイズラブになるちょっと手前の友情と青春を多めに味わえる素敵な作品です。
初めての先生です。表紙がとっても可愛くて手に取らせて頂きました。コミュ障オタクの日並くんは女の子になりたい!という願望がある訳ではなく、女装(女の子の格好)がしたいという子で、人気者の漆原くんに見事なコスプレイヤーへと変身されても彼へのドキドキというよりはコスプレそのものへの探究心に溢れている所がとても好感に思えました。
対して、漆原くんはどんどん可愛くSNSでも人気になっていく日並くんに対して早々に恋愛的な意味で好意を持ち始めていて、見た目の派手さとは対照的にまっすぐ気持ちを伝えてくる誠実さも素敵でした!!
コスプレやSNSの使い方、即売会での様子など、実際に行ったことやった事がある人は「わかる〜!」と共感できる部分がたくさんあって面白いと思います!
また、日並くんだけでなく漆原くんもかなりガチよりのオタク気質で2人して話が盛り上がっている様子にもニコニコして見ちゃいました。
好きな物を、男だから、女だから、陰キャだから陽キャだから……と区別せずに自分の好きを通せる所がすごくキラキラして見えました。
エロは一切無しのピュアなお話です。
よく作品名をおみかけしてたので読んでみました。
最初の2ページ目で終わった~!この後脅されたりして苦しむんでしょ?うわ〜と思ってたら!
なにこの展開?漆原が良い子で良かった〜!
高校入学して一月経ってる隣の席のクラスメイトなだけなのに!クラスのナチュラルボーン王者なのに!
そして日並が陰の者だけど根強い卑屈さがなく漆原と自然に付き合っていけるようになって、思ってたんと違う!良い意味で!
女装したりイベントに参加したり初めて友達とオタク活動したり。良かったね〜!友達っていいよね!からの…。
あの出来事はどうかな…と思うけど、なんか良い方へ転んだのでは?
漆原が日並にベタいちゃでアピールしてて。
この高校生男子の距離感も良いけど、このアピールでお触りとか日並の鈍さとか、なんだろう。読んでて楽しい!
クラスで一人ぼっちからクラス1イケメン陽キャに見出され惚れられ…ってどんなシンデレラ?
素直に楽しかったです。
【俺・・・もう日並のこと友達として見れねぇ(漆原)】
エロス度★
第1巻。
おやおや、女装趣味を一軍男子にバレて学校生活オワタと思ったら何故か距離が縮まっていく2人が微笑ましいですね。
イケメンの一軍男子・漆原と気弱な女装レイヤー・日並が紡ぐ恋物語で、身長差や女装した日並の可愛さなどがとても魅力的でした。
特に、日並が漆原によってさらに女装の完成度がアップしていく素晴らしさや日並の可愛さの虜になっていく漆原がたまらなく、日並に対して友達以上の感情が芽生えて独占欲が生じる漆原にニマニマしたり、彼の気持ちに戸惑うも向き合っていく日並の尊さが最高でした。