電子限定おまけマンガ4P付
3冊完結シリーズの真ん中、2巻です。
1巻を読み返し始めたら、もう最終巻まで止まらなくなってしまった;
2巻はちょっと、荒れる展開。
二人の関係を引っ掻き回す攻めのイトコにちょっとイライラしつつ、ああ高校生なんだなあ、可愛いなあと眩しく思ったり。
意地悪いとこ君から伝え聞く情報に、大好きな人のことだから、なんでも知りたい・一番に知りたいのになぜ自分は後回しにされるの、とイライラしてしまう藤沢の気持ちの揺れ…イラつく藤沢くんには申し訳ないけど、あー!青春そのもの…!とグッと来ちゃいました。
キス以上に踏み込もうとしてくる綾瀬の手を咄嗟に振り払ってしまったりとか、そんな自分に落ち込み、次こそ振り払わないようにしようと決意する姿とか、いちいち胸きゅんしてしまい、心臓が忙しかったです;
自分の頭の中は絶対に見せられないな、と思う綾瀬だけど、「順番に いっこずつしような」って言えるところがね、かっこいいよ素敵だよ!
そして描き下ろしの最後のコマがね、もう良くて。
「しょうがないよ 俺ら男の子だからさー」
ポジティブな面もネガティブな気持ちの揺れも、全部ひっくるめて青春のキラキラの詰め合わせにしたような作品。読めて幸せです(*´˘`*)
不器用な2人が少しずつ恋人として成長していって。
今回も、読みながらにやけっぱなしでした。
怖々、探り合いながら進展していく2人を見ると、とにかく、幸せになる事を見守る気持ちでいっぱいに。
あぁ、いいお話だぁ
「キスも知らないくせに」の続編です。
前作のピュアさ、焦ったさ、初恋の甘酸っぱさにキュンキュンして神評価にしたので、本作も期待いっぱいで読みました。
転校生の綾瀬と恋をして、初キスをした藤沢くん。
夏休みに入ってしばらく会えず、久しぶりに会うのは家族が出払った彼氏の家…とくりゃ何も起こらないはずなくて。
3回目のキスからの〜?
って期待してましたが…藤沢くんピュア通り越して子供過ぎて綾瀬がちょっと可哀想でした。
拒否の仕方もだし、やっと会えたのに帰るって言い出して。まるでワガママお嬢様じゃないか。
追いかけて来てくれた後の言い草も中学生以下だよ〜。
デートも何故か4人でだし、綾瀬のいとこはイジワルだし、読んでるこちらもストレスが溜まったw
ジレモダは嫌いではないんだけど、綾瀬の歩み寄りとか頑張りを全部無駄にしちゃってる感じで藤沢の事が嫌いになっちゃいそうでした。
反面綾瀬は前巻よりカッコよかったです。
後半は2人でデートもイチャイチャもできたし、良かったんですが序盤はなんかイラっとしたなぁ。
次巻はもう少しストレスなく読めるといいなぁ(⌒-⌒; )
第一巻(キスも知らないくせに)でほのめかされていた綾瀬の従兄弟、やはり綾瀬のことが好きなようで、藤沢と綾瀬の仲をかきまわしてきます。
前作では、おたがい初めてのキス、ということでピュアな恋にキュンとしたのですが、なんとこの巻では、綾瀬は初めてのキスではなかった、ということに。
ちょっと、なーんだとなってしまいました。嫌われると思って嘘をついた、ということらしいのですが、お話を展開させるためではあるでしょうが、やっぱりなんとはなしに割り切れない感じが残ってしまいます。
1巻でのキュンを返してくれ、という気持ちに。。
まあ、従兄弟くんの邪魔はさほどでもなく、ただ藤沢に向かって投げつけられるひどい言葉にいらっとするばかりでした。
本当に嫌なやつとして描かれていますが、3巻でこの人はどうなるんでしょうか?
一方、綾瀬の従兄弟と対極の存在として、藤沢の幼なじみがいます。どこまでも友人として藤沢を心配し、頼りになる存在。ノンケのようですが、彼の恋路も気になるところです。
ちょっと、あざと可愛い感じのこのタイトルに、キュン♡ とします。
二人の恋は相変わらずゆっくり。
学校行事は、文化祭。ちょっと大人びた綾瀬は女子にもモテています。
あのイラつかせる従兄弟の有貴は、ゲイで、綾瀬を好きなので、蒼太にキツく当たって来る。
有貴に言われたこともあって。蒼太は、綾瀬のことを何も知らない、教えてくれない、ということに、きっと不安になって。
蒼太は『キスなんか、しなきゃよかった』なんて、思ってしまう。
でも、好きという気持ちは溢れてしまうので、綾瀬には触れたいし、一緒にいたい。
最初、「気持ち悪い」と言ってしまった、やらしいキス。「恥ずかしくて死ぬかと思った」こと。
友達とは決してしないようなことを、初めて経験する蒼太。
綾瀬は今は亡くなったという、祖父母と過ごした日本に住みたい、と思っている。
多分、今は蒼太がいるし。ところが、海外を拠点に働く母が帰国して、今度こそアメリカで一緒に暮らそうと言うのだ。自分のことは何も話さない綾瀬は、蒼太にちゃんと言えるのか。
二人はどうなっていくの⁈ という、ちょっとだけ不穏な空気を醸して、最終巻へと続く。
蒼太が可愛くて、たまらん‼︎ と、思っている綾瀬が…、エロいです。
彼は帰国子女だが、家庭が安定していなかったこともあって、年上の人とばかり付き合ってたとかで、諸々経験済みなんですよね。蒼太は全部が初めて。けど、綾瀬もきっと、こんなに胸が高まる恋は初めてで。そういうのが読み手側にはちゃんと分かってしまう。
類くんは、相変わらず、蒼太の良き理解者で、優しい。残念ながら、中盤からは、綾瀬と蒼太の二人だけの話になっていくので、出番が少ない。類には包み隠さず話している蒼太なので。ちゃんと気遣いを見せている。それでもまぁ、綾瀬は妬いているけどね。