電子限定おまけマンガ4P付
高校生同士の恋、3巻シリーズの最終巻、再読です。
もーーーー読みながらめちゃめちゃドキドキしたし、胸が締め付けられた。。
1・2巻は高校生の恋愛のきらめきが眩しかったけれど、最終巻は”切なさ”をより感じた巻でした。(もちろん最後はハッピー100%だったけど☺︎)
木下先生の作品に流れるこの切なさ、たまらなく好きです。。
キスの、その先。いっぱい想像はしちゃうのに、いざコトに及ぼう!とすると恐怖心が生まれてうまくできなくてー
それでまた不安と怖さが生まれていって…というループ。
それから…
クラスメイトに「好きな人の名前は?」って何気なく聞かれても、どうしても正直に言うことはできず、ぞれを悔しく思って涙したり。
高校生だからできることもあるけど、まだ高校生だからできないことだって、いっぱいあって、それがもどかしくて…という思い。
何回も失敗して、カッコ良くスマートに…とはいかなかったけれど、「キスのその先」に進んだ二人の姿に、読後もニコニコ(いや、にやにやかも、、)が止まらなかったです。素敵な最終巻でした✨
大学生になった二人、社会人になった二人も見てみたいなあ。
キスシリーズ完結編です。
前作はなんだかもだもだがうーんって感じだったんですけど、本作のもだもだは2人の気持ちが同じところに向かってのもだもだだったので、良い焦ったさでした。
高校生のお初はこのくらい障害があってもいいな、と思えました。
今回はダメでも次頑張る、付き合ってるから大丈夫って言ってくれる優しい攻めと受けはみんな付き合って欲しい。
大人になっても付き合ってる自分達を想像できるし、おっさんになった藤沢も可愛い…なんて最高の愛の言葉だと思いました。
綾瀬はいい彼氏だなぁと再確認しました。
大変な思いをしてたどり着いた初Hが素敵な思い出になりそうですごく安堵しました。
きっと大学生になっても、2人は大丈夫だよね!確信できるようなエンドで良かったです。
カップルの日常をこっそりのぞいている感じがキュンキュンする作品です。家族との大きな衝突やカミングアウトが起承転結になっていないからこその穏やかで優しい雰囲気がとてもいいです。
受けの藤沢くんはクラスに1人はいるような、特別かっこいいわけじゃないけど気遣いができて爽やかで普通にモテそうな子です。学生時代、クラスにこんな子がいたら...確実に惚れてます。笑
攻めの綾瀬くんはかっこよくてクールで、でも藤沢くんにはデレデレの子です。彼はそれでいい、それがいい。藤沢くんがエッチ中に怖くなってしまいごめん無理...ってなった時も大丈夫?びっくりした?いいよやめよと声をかけてあげられる子です。これってすごくないですか?愛ですねぇ。
綾瀬くんの兄弟の有貴くん、藤沢くんの親友の類くんや藤沢くんに片思いしている浅田ちゃんなど、サブキャラもみんな可愛いです。
主役の2人だけではなくサブキャラ達のちょっとした表情の変化や動き1つひとつも丁寧に描かれていて、まさにキャラクター達が作品の中を生きてるなぁと思ったのでした。
二人ともなんてかわいいの!
男子高校生尊い!
エッチしたいでも怖い相手はどう思ってる?また邪魔が入ったとか、あるあるですよね。
でも付き合ってるって確かな絆があって、好きな人の名前を言えなくてもいつか堂々と一緒にいられる日が来るとお互い信じて。
揺るがない二人が良かった!
有貴は相変わらずですが最後はアドバイスまで。結局何だったのかな?
綾瀬が藤沢可愛い!とか早くエッチしたいとか、藤沢も電車の中で想像しちゃったり無意識にスマホで検索しちゃったり、本当に見てるこっちが可愛い!と声に出ちゃいそうです。
進路も別れちゃいますが大学ではルームシェアとかで一緒に住めたらいいですね。
キスからその先へ。
その、一歩が踏み出せず強気になったり、臆病になったり。
もどしい程行ったり来たりを繰り返しながら育んできたふたり。
焦れすぎてどうしたいのかと、投げやりに思ったりもした作品ですが。
好きでいることの強さ。
それから伴ってくる煩わしい出来事やつい感じてしまう後ろめたさ。
今すぐには公に出来ない分別に、伝わってくる気持ちの揺れ動きが切なくて。
それでも好きになったことを後悔しない。
真摯に告げる姿に、それまでのもやもやした気持ちが吹き飛びました。
「初めて」をこれほど特別に扱いながらも、一度越えてしまうとすぐ日常になってしまう当たり前さ。
場所に苦労するふたりのいちゃいちゃが堪らなく愛しく感じられるラスト。
読み続けて良かったな。
幸せの余韻に浸りながらじわりと思うことができました。